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ドイツ点描(2)

◆ジャガイモの味
 「ドイツの食事といえばジャガイモ」というイメージがある。少なくとも、私はそう思っていた。ところが、ジャガイモというのは新大陸原産の食べ物なんですな。以前、田中芳樹氏が『バルト海の復讐』という作品を執筆しているとき、ハンザ同盟当時のドイツはジャガイモ伝来前で、食事もずいぶん現在のイメージと異なることを知った。

 もちろん、現在のドイツ飯に、ジャガイモが大きなウェイトを占めることは確かである。たいていの場合は、ゆでたジャガイモか、それを揚げたり焼いたりしたものが付け合わせとなっている。
 ドイツ留学歴があり、今回のドイツ取材旅行でも通訳兼ガイドとして活躍された赤城毅氏によれば、付け合わせの焼きジャガイモは、前夜に作ったゆでたジャガイモが残ってしまった場合、翌朝焼き直して食べる、というものらしい。いわば、冷やご飯で作った焼き飯みたいなものか。

 また、ジャガイモで作ったメインの料理もある。ライン川流域の郷土料理らしいのだが、小ぶりのジャガイモパンケーキを、焼くのではなく揚げてある。
 外側はカリカリとして、中はねっとり。付け合わせにはリンゴのソースなどが添えられていた。
 ジャガイモ自体の味が、日本のそれとは違うからか、どんな食べ方をしてもとても美味しく感じた。また、食べ方についても年季が入っているぶん、日本よりさまざまなバリエーションがあり、楽しむことができたと思う。

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