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ドイツ点描(3)

◆ワイン&ケルシュビールの味
 ドイツでの食事の話をする場合、避けて通れない(いや、避ける気もないのだけれど)のが、ビールやワインなどのお酒の話。

 今回、取材旅行で訪れたライン川流域は、もともとワインの名産地ということで、非常に美味しいワインがあるようだ。あるようだ、と書いてしまうのは、私が体質的にワインを受け付けないから。聞くところによれば、以前のドイツでは食事のときに飲む酒はもっぱらビールで、ワインは食後酒として楽しまれていたそうだ。そのため、甘口のワインの需要が多かったらしい。

 だが、ドイツの気候は甘口のワインを作るのには不向きで、ワイン醸造家はワインの糖度をあげるために、大変な手間を掛けていたとのこと。手っ取り早く糖度を上げようと、ブドウ果汁に糖分を混ぜたこともあったというから、その必死さがわかる。
 ところが、食生活の変化にともない、食事といっしょにワインを楽しむ人たちも増え、徐々に辛口の白ワインが求められるようになってきた。もともと、ドイツの気候は辛口の白を作るのには適した気候。口当たりもよく、渋みも少ない非常に良質な白ワインが続々と作られるようになってきたとのことだ。

 いっぽうのビールに関しても、この地域には名物がある。
 大麦に、若干の小麦をまぜて上面発酵させたケルシュビールがそれだ。
 細めの円筒形をした小ぶりのグラス(200ccが一般的なようだ)に注ぎ、なんどもおかわりをして楽しむというスタイルは、あまり酒に強くない私にもありがたかった。なによりも美味しかったし。色は薄めなのだが、苦みもかるく、とても飲みやすかった。

 取材旅行中には、昼間からケルシュを楽しみ、ジャガイモと豚肉を喰らっていた。たいそう楽しかったのは確かなのだが、日本に帰ってから、まだ体重計に乗る勇気が出ないのである。

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