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ドイツ点描(4)

◆ジャガイモの話、続報
 4月9日付の書き込みを読んだ友人から、「ジャガイモの原産国は、新大陸といっても南米だよ」という指摘を受けた。彼は、以前、会社の仕事で南米チリに赴任していたことがあり、このあたりについては詳しいのだ。
 「ジャガイモの出自については、ペルー説とチリのチロエ説がある」そうだ。ちなみに、チロエというのは、プエルトモン(ここに彼が赴任していた)から1時間半くらいでいける、四国くらいの大きさの島だとのこと。このチロエ産のジャガイモは、メークインに近い感じの甘くて美味しいものだそうで。
(貴重な情報、感謝であります。>小野塚兄者)

 ドイツ料理のジャガイモもそうだが、その国ならではの料理だと思っていると意外に外来食材が使われていることに気付いて「?」となることも多い。
 先日、田中さんと話題になったのは、イタリア料理のトマト。トマトもジャガイモ同様、南米原産の植物。もともと、同じ仲間の植物だしね。
 と、いうことはトマト伝来前のイタリア料理っていうのは、果たしてどんな感じだったのだろう。
 私などには、どうしてもイタリア料理というと、トマトの鮮烈な赤というイメージしか浮かばないのだが。
 一説によれば、韓国に唐辛子を持ち込んだのも日本だそうだから、食材の伝播だけをテーマに研究をしてみても、かなり面白いのではなかろうか。

 以前、鹿児島出身の人から聞いたことがあるのだが、土地の古老は、美味しいモノを食べたとき、「琉球がちこう(近い)ごわす」と表現するそうだ。
 これは、琉球(沖縄)特産で、当時は高価なものだった砂糖をふんだんに使用した、甘いモノ=贅沢なモノ、高級なモノという連想からの表現だったらしい。
 なんとも心にすとんとくる表現ではないか。

 日本の食材が海外でもてはやされている、ということも多い。一時期は、日本と言えば味の素、というふうに考えられていたこともあるそうで、これもひとつの味の輸出と言えなくもない。化学調味料の輸出、ということで、ちょいと考えさせることではあるが。

 最近では、アメリカなどのバーベキューを楽しむ習慣のある国に、焼き肉のタレが人気のようだ。考えてみれば、あれが1本あるだけで、たいていの肉は美味しく食べられてしまうわけで、重宝するだろうなあ。

 自分自身が食いしん坊だということもあり、はるばる海を越えて美味しいモノを探しに行った先人たちの努力には、本当に頭が下がる思いだ。
 まだまだ世界には私の知らない美味しいモノがあると思うので、今後もいろんなところに出かけていって、積極的に食べ試しをしてみたいと思うのである。

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