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カプサイシン友の会

 うちの会社では、ときおり、田中さんや赤城さんの担当編集者を中心に食事会をしている。といっても、ただの食事会ではなく、「みんなで辛い物を食べる」というもの。

 そもそもの発端は、田中さんが仕事場を引っ越したときのこと。大量の蔵書がある仕事場の引っ越しということで、各社の担当編集者さんがお手伝いに来てくださった。引っ越しが一段落した後、普通ならば寿司でもとって、となるのだろうが、初夏ということもあり「駅前にあるインド料理屋が美味しそうで気になっているので、みんなで行ってみよう」ということになった。

 そこのカレーは、辛さが5段階に分かれていて、たしか「1が一番辛口で5が甘口」だったと思う。普通、そういう場合は3が中辛になる。私たちもそう思って、「じゃあ辛口がいいから2」とか言っていたわけだ。
 ところが出てきてびっくり。3でもけっこう辛い。一般的なカレーハウスでは、辛口(ひょっとすると大辛)レベル。いわんや、調子に乗って頼んだ1は、まさに激辛。
 カレーの味自体は大変に美味しかったので、ぜひ完食したかったのだが、不意打ちだったこともあって泣く泣く残す羽目になった。

 これが悔しかった私たちは、後日、同じ店にリターンマッチを挑み、めでたく「1」を完食。汗だくになりながら、互いの健闘を讃えあったのである。

 これがいつしか恒例行事となり、その名も「カプサイシン友の会」として現在に至る、というわけ。
 いろいろと雑事に追われ、しばらくご無沙汰していたのだが、久しぶりに集まることとなったのだ。

 今回の会場は、ラディソン都ホテルにある中華料理 四川。ここの名物料理、水煮牛肉に挑戦すべく、19名の勇者が集った。
 どなたも田中さん、赤城さんとの仕事を通して弊社とお付き合いのある方たち。ただ、それぞれ活躍場所が違うので、この宴会は異業種懇親会としての意味合いも大きい(はず)。

 一通りの料理を楽しんだあとに、いよいよ出てきたのが本日のメイン料理「水煮牛肉」。これ、名前はおとなしいが、下の写真を見てもらえれば分かるとおり、中国直送の黒山椒をふんだんに、というか、山椒で煮込んである感じ。
PICT0008.jpg

 一口食べると、鮮烈な辛さと、山椒の痺れで唇が震える感じがする逸品。まさに「麻辣」である。
 参加者全員、ほぼ悶絶状態、と書きたかったのだが、さすがに鍛えられた皆さん。意外と「美味しい、美味しい」と食べていた。もちろん、なかには滝のように汗を流していた人もいたが。

 特筆すべきは某レコード会社の広報に勤務する女性。まさに平然と食べていた。それだけでなく、別に取り寄せた豆板醤と中国山椒の粉末を振りかけて食べる物凄さ。やはり辛さへの耐性は人によって違うものなのだなあ、と実感した。

 今回のお店では、事前にお願いすればいろいろとリクエストにも応じてくださるそうなので、ぜひまた食べに行きたいと思うのであった。

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