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問題が問題

 今年の2月に、千葉県の公立校で行われた入学試験のなかで、「地図を見ながら、公民館までおじいさんを道案内する作文を書く」というのがあったそうだ。問題は、設問の前段に「おじいさんがどのような状態かを仮定しなさい」とし、「急いでいるようだ」「体力がなさそう」「とても元気そう」「時間の余裕がありそう」の4つを選択したうえで、その選択肢にあった道案内を考えるというもの。地図には、急な登り坂のあるコースや、平坦なのだが回り道になるコースなどが示され、さきに選んだ選択肢と、自ら作文した道案内の文章が矛盾のないようにする必要がある。
 私などには、国語のそもそもの目的である「自らの考えた内容を、相手に的確に伝える」ことを考えた、とてもよい設問に思えたのだが、なんとこの問題での正答率が14%。しかも、受験生の半数近くにあたる46%が0点と、まったく得点できなかったのだという。
 千葉県の教育委員会は、原因究明に乗り出すというが、これはいったいどうしたことだろう。

 この問題は、いくつかの要素を含んでいる。まず、設問の前段に選択肢がある、というところ。もちろん、この選択肢はいずれを選んでも間違いではない。問題の要諦は、その選択肢にあった道案内が出来るかどうか、ということなのだから。だが、受験生の大半は、この部分で躓いたという。
 ひょっとすると、選択肢のある問題というのは、そのなかに正解が含まれているものとしてしか考えられないのかもしれない。
 もっとも、私もこの問題を直接見たわけではないので、問題文がとても判りにくかったという可能性も否定できない。まぁ当面は、教育委員会にも、進学塾関係者にも、来年の受験問題作成までには悩んでもらうことにしよう。

 ただ、正答できなかった受験生諸氏は、もっと本を読んで理解力を培ったほうがいいのは確かだと思う。

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コメント

うーむ。
 正解の文章をいくつか読んで、辺りの地図を書けと云う問題なら、かなりの自信あるんだけど……。ダメすか?

投稿: 神北恵太 | 2004年5月21日 13時17分

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» 少なくとも [blog de omoi○]
 ボクは空白にはしないと思う、多分。  今年の2月に、千葉県の公立校で行われた入 [続きを読む]

受信: 2004年5月22日 13時43分

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