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QuarkXPress 6って

 ついにQuarkXPressのVer.6が発表された。QuarkXPressといえば、少し前までは業界標準のDTPソフトとして、不動の位置を誇っていたソフト。これが使えないと、DTP業界では半人前扱いされても仕方がない感もあった、いわば「共通言語」とも言うべきソフトだった。
 その牙城を崩したのが、アドビのInDesign。これは、QuarkXPressの長所・短所を徹底的に分析したうえ、実際にQuarkXPressを使っている人たちが抱いている不満を最大限、解消することを目指したソフトと言ってよく、発表後、DTP業界内ではセンセーションを巻き起こしたのだ。

 もちろん、InDesignにも欠点はある。皮肉なことに、InDesignがバージョンアップをするにつれ、発表当時のシンプルな組版ソフトとしての性格が失われていき、使いこなすのに日数を要するようになってきた気もする。
 QuarkXPressからInDesignに乗り換えたユーザ(私もその一人)は、恐竜的進化を遂げつつあるQuarkXPress(と、そのプラグイン)に嫌気がさし、アプリケーション本体だけで、きちんとした日本語組版の出来るInDesignに惹かれていったのだ。ソフトはというものは、得てして高機能化に走りがちなのだが、本当に求められているソフトは、シンプルで使いやすく、動作が安定している、というものだと思うのだが。

 InDesignの現況はともかく、新たに発表されたQuarkXPress 6は、ようやくMacOS Xにネイティブ対応を果たした。ただ、ニュースリリースを読んだ限りでは、それ以外に特筆した改良点は見受けられない。もっとはっきり言えば、今回の改良点だって、本来であればずっと前のバージョンで実現していてしかるべきものがほとんど。
 私としては、かつてInDesignがQuarkXPressのユーザを奪っていったように、今度はInDesignのユーザを奪えるような、画期的なバージョンアップを期待していたんだが、やはり難しいのだろうか。
 もっとも、あまりに斬新なバージョンアップをおこなって、過去のバージョンの書類が開けないようになってしまっても困るし、このあたりのさじ加減は微妙なんだろうな。

 私としては、とりあえず、今回のバージョンアップに関しては、しばらく様子見を続けるつもりである。

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コメント

私は長い間写植でご飯を食べて?おりましたが3年前にやめて…と言うよりは仕事が無くなったと言うのが正しいのです。それからコンピュータをお友達に InDesign等のアプリケーションをインストールして仕事に挑戦していますがなかなか広告どうりにいかないのが現状です。OSのアップデート、ソフトのバージョンアップ等がなぜか頻繁にあります。(少し慣れて来た頃なのに…)その度に本当に必要なの?新しくしないと駄目なのと悩んでしまいますね。使う側がしっかり確認して広告に踊らされることのないようにしたいですし、誰のためなのかよく考えたいですね。

投稿: slow Cafe | 2004年7月12日 11時00分

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