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「東京」って、何処?

 東京は猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。などとほざいたとて、このブログにたいして読者がいるわけでもなし。(あ、某ゲーム関連企業にお勤めのH.Mさん、メールありがとうございます。「軍事選書堂」は、実はすでに愛用している本屋さんだったりします。あそこの品揃えは、私にも異常に思えるほどで重宝です。ただ、注文した本といっしょに、こまごました文房具が入っているのは、オマケと考えて良いのでしょうか。もちろん、それなりに重宝しておりますのでありがたいんですけど。あと、メールでもけっこうですが、このブログにはコメント機能もありますので、そちらをご利用いただいてもけっこうですよ)←以上、私信おわり

 先日、軽井沢に行ったおり、駅の改札を出ておもわず笑ってしまった。改札口の正面に、「現在の気温」を電光掲示板に表示してあるのだ。ちなみに、そのときは27°Cだった。なんとなく、「ほら、こんなにココは涼しいのよ。ゆっくりしていってね」という軽井沢町の下心あふれる頬笑みが見える感じ。
 確かに、その日の東京は最高気温35°Cだったけどね。

 ここで疑問。
 この場合の「東京」とは、いったい何処を指すのだろうか。
 東京都としての平均気温ではあるまい。ならば、高尾山の山頂も、小笠原諸島の浜辺も、すべて勘定に入れないとイケナイ。では、都庁だろうか。新宿の高層ビル街にある都庁で、気温や風速などを測ってよいとも思えない。

 で、調べてみた。
 東京の場合は、「東京管区気象台」というのがあって、そこで「東京」の気象を観測しているらしい。さらにいえば、東京管区気象台は、島嶼部の測候所に加えて富士山測候所も管轄しているとのこと。また、水戸・宇都宮・前橋・熊谷・調子・横浜・新潟・富山・金沢・福井・甲府・長野・岐阜・静岡・名古屋・津の各地方気象台も東京管区気象台の管轄だとは恐れ入谷の鬼子母神。東京で津の気象台を管轄しているってのは、予想を超えていた。
 東京管区気象台ってのは、大手町にある気象庁のなかにあるようなので、「「東京」の気温は、大手町の気温のこと」だと考えちゃって構わないようだ。
 うーん、大手町かあ。ヒートアイランドの中心部だとはいえ、お堀のすぐ近くにあるわけだし、けっこう涼しいのかも知れないなあ。そうなると、これからは天気予報で予想された最高気温に、1〜2°C、ゲタを履かせて考えたほうがいいのかも。

 ということで、ひとつ賢くなった私でありました。

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コメント

はじめまして 風花のruruです
いつも楽しみに拝見しています
私もひとつ賢くなりました
さっそく子どもに知ったかぶりで話してやろうと思います

投稿: ruru | 2004年7月21日 12時41分

私信拝見しました。今後はこちらにコメントします。

投稿: H.M | 2004年7月23日 19時48分

ruruさん、こんにちは。
本当に暑いですね。

 ちなみに、熊本出身の田中芳樹氏にこの話をしたところ、「熊本の気象台は、お城の裏の高台という、市内でいちばん涼しいところにあるんで、気象台が発表する気温を信用する市民はいないのだ」と言っておりました。
 こういう話はいろいろとあるのかも知れませんね。

投稿: 安達裕章 | 2004年7月24日 18時51分

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