お通夜に参列した
その地域の特色を知るのならば、葬式に出てみればよい、と言ったのは誰だったか。
そんなことを思いつつ、名古屋発のぞみ号に揺られていた。
友人の祖母様が95歳の生涯を閉じられた、と聞いたのは30日の朝。すでに父親を亡くしている友人が喪主を務めるということもあり、四日市近在の友人の実家まで足をのばすことにした。
先日も書いたが、新幹線を使えば名古屋くらいまではあっという間。ことに、東海道新幹線は本数も多く、ふらりと行って乗ることが出来るので助かる。
結局のところ、中野の事務所を午後2時に出たのに、午後7時からはじまるお通夜に余裕で間に合うことが出来た。
お通夜は、近所の方が中心になって執り行われるものらしく、なんとも家庭的な雰囲気のうちに終了した。私の住む東京では、お通夜といえど僧侶が呼ばれるものなのだが、ここでは近所の方がお経を唱えるのだった。
地域全体の信心深さを感じさせる光景だった。
こういう仕事をしていると、さまざまな場所のお葬式に出ることがある。それぞれに風習が違うので、戸惑うこともままあるのだが、故人をしのぶという目的はおなじ。
出来るかぎりは私も参列して、故人の冥福を祈るのはもとより、遺族の方を励ますことが出来ればと思っている。もちろん、こういうことはないほうがいいのだけれど。
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