SF大会に参加しました
週末、岐阜で行われた「第43回日本SF大会」に参加してきた。SF大会とは、年に1回開かれる、SFファンのお祭り。あくまでもファンが主催する非営利のイベントで、今年は岐阜、来年は横浜、再来年は宮城、というように会場が転々とする。これは、それぞれの地域のSFファンが、「次は私たちが主催します」と名乗りを上げて開催するから。
ということは、毎回、SF大会をやったことのない人たちがスタッフの中核をしめることになる。もちろん、開催地がどこであっても手伝いに参上する奇特なSFファンは少なくないのだが、それでも大部分のスタッフは初心者。当然のことながら不手際もおこる。
でも、一部のファンをのぞいて、SFファンはそんな状況を寛容に受け入れている。参加するファンにしてみれば、みな同じSFファンという連帯意識があるのだろう。
もちろん、主催する側がそれに甘えてはいけないのだが、こういう雰囲気が私は嫌いではない。
実は今年のSF大会も、ずいぶんと開催前は不手際・準備不足が指摘されていた。ことに近年はネットが普及したため、悪い評判(というか、不安の声)はまたたく間に増幅される。
正直、私も「大丈夫かなあ」と思いながら新幹線に乗ったクチだ。
でも、会場に行ってみると、そこはやっぱり「いつものSF大会」。
今回の会場は利用者の使い勝手をまったく考えていない設計だったんで、うろつくだけでストレスが溜まったりしたのだが、それはそれでご愛敬。
とにもかくにも楽しい二日間を過ごすことが出来た。
準備にあたった岐阜・名古屋の実行委員会スタッフに、心から「お疲れ様、楽しかったです。ありがとう」と伝えたい次第。
来年は横浜での開催が決まっている。
今度はどんなSF大会になるのだろうか。いまから楽しみだ。
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