昔、こんなゲームがあってねえ……
会社に、先日ひょんなことでお知り合いになったゲーム・デザイナーの方がたずねてきてくれた。ゲームというと、昨今はパソコンやゲーム機を使ったものが当たり前になっているが、この方は(もちろん、パソコンゲームなどにも詳しいが)、ボール紙で作った盤やコマ、カードなどを使って遊ぶアナログゲームの専門家。
実は、私も中学時代から高専時代に掛けて、この手のゲームにハマった過去がある。六角形の図形が描かれた盤面を友人と囲みながら、時間の経つのも忘れて延々と遊んだものだ。
いまの若い人には信じられないかも知れないが、この手のゲーム(シミュレーション・ゲームというが)のなかには、飛行機のスロットル操作から操縦桿の操作まで、いまのフライトシミュレータで行うことを、すべてを盤とコマで再現したゲームもあったのだ。(もっとも、これはある意味、恐竜的進化を遂げたもので、当時ですらこんなゲームで楽しく遊べるなどと考えていたわけではないけれど)
この手のゲーム。いまから20年ほど前の一時期、いきなり盛り上がって、すぐに絶滅してしまったのだ。いくつか理由は考えられるのだが、一番の理由は「友達同士で集まって遊ぶ」というスタイルがなくなったからだと思う。
シミュレーション・ゲームなどと言っても、相手が目の前にいなければ出来ないことは昔の双六と一緒。私などは、この生身の人間同士の駆け引きが楽しかったのだが、なにごとにも忙しい今の子供たちは、こういうのんびりした遊びには興味を示さないのだろう。
とはいうものの、たまにはまた、この手のゲームで遊んでみたい!という欲求が盛り上がることがある。いまは仲間もいないので、ひとり身もだえするだけなのだけど。うーん、残念。
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コメント
じゃ、地道にパンツァーリーダーとスコードリーダーをやる会でも作ろうよ。
投稿: 神北恵太 | 2004年10月26日 05時43分
神北さん、ども。
いつものメンツでやるんだったら、フンタとかディプロマシーあたりが面白いかも(笑)。
投稿: 安達裕章 | 2004年10月26日 06時41分