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Virtual PC for Macを使ってみた

 私はずっとMacintoshユーザーなのだが、最近はどうしてもWindowsも使わないといけない状況が増えつつある。なんといっても取引銀行のオンライン決裁サイトは、Windowsしか対応していないときたもんだ。(ちょっとは考えて欲しいなあ、某MTFGさん)
 仕方ないので、メインマシンとして使っているMacintoshG5の横に、旧式のWindowsマシンを置いて、ほぼ銀行との取引専用機のように使っているのだが、この2台が1台にまとめられれば大変に便利なわけだ。
 私のほかにもこんなことを考える人は多いと見えて、以前からMacintoshのOSのうえで、Windowsを動かす、いわゆるエミュレーションソフトというのが作られていた。大きな流れはふたつあったのだが、そのうちの一つ「Virtual PC」が、数年前にマイクロソフトに買収されたのだ。

 このたび、最新バージョンの「Microsoft Virtual PC for Mac」が手に入ったので、さっそくインストールしてみた。
 インストール作業自体は、インストーラーの指示に従って行えばよいのでけっこうカンタン。ただ、Windowsのセットアップにさしかかると、Windows独自の用語なども出てくるので、戸惑うことも。幸い、添付のマニュアルがよく出来ているので、とくに大きな問題もなくインストール作業を終了することが出来た。

 実際に起動させてみると、Macintoshの画面のなかにWindowsの画面が出てくるわけで、なんとも不思議な感覚。キーボードやマウス、インターネットに接続するLAN環境などは、そのまま使用することが出来るし、プリンタやスキャナなどの周辺機器も、設定さえしてあげれば共有することが可能。
 残念ながら、取引銀行とのオンライン決裁サイトからは、認証の問題ではじかれてしまったのだが、これは半ば予想の範囲内。融通が利かないとも思えるくらいのほうが、セキュリティに関しては安心できる。

 だが。
 遅いのである。なんとも遅いのである。
 エミュレーションソフトなので、あるていどの遅さは覚悟していたのだが、この同じソフトの以前のバージョンのほうが早かった気がする。当時はOS9で、CPUはせいぜいPowerMacG3。現在のG5からすれば二世代は前のCPUだ。
 これはいったい、どういうことなんだろう。
 私のMacintoshの師匠によれば、「ひょっとするとマイクロソフトはウィルス対策などを重視するあまり、よけいな処理を多くしているのかも」ということだったのだが、期待していたぶん、ちょっと悲しい。
 しかも、このソフト。本当ならばとっくの昔にリリースされていたものなのだ。開発に不具合が生じたとのことで、数ヶ月(半年近く?)待ったうえでのこのできばえ。
 もうちょっとなんとかならないもんかねえ。

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コメント

まったく逆に、こんなアプローチもあるということで。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/13/news026.html">http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/13/news026.html

え? 意味が無い? これじゃ駄目?

投稿: しおぺー | 2004年10月13日 20時45分

いやいや、このアプローチに関しても興味はあります。以前にも、この手のソフトは出たことがあるんですが、やはり処理速度の遅さで実用には耐えないというレビュー記事を読み、導入は断念した覚えがあります。実際、もしWindowsマシンで問題なくMacOSが走るのならば、軽くて小さいwindowsノートに使い慣れているMacのソフトを入れて、快適に使うのですけどね。
夢なんでしょうか。

投稿: 安達裕章 | 2004年10月13日 21時35分

 ま、餅は餅屋。WindowsはIntelっつーことで。
 それにしても、450MHzクラスのMacintosh OS9で動いていた、2世代前のVertual PCの方が、よほど快適にサクサク動いた気がする。Windowsの新しいウィンドウを開くまでのモタモタ感が、とにかく嫌……。ウィンドウだけ開いてくれればまだ気分も落ち着くのだが、ワクだけ描画して素通しのガクブチ状態で待たされると、落ちたのかと思っちゃう。
 この身の重さは、なんと云うか、Vertual PCというよりは、SP2のまだ練られてない重さなのかなぁ……。

投稿: 神北恵太 | 2004年10月13日 23時59分

あー、やっぱりOS9環境の奴のほうが早かった気がします?原因はいずこにあるのか分かりませんが、そもそもWindowsXP自体がまだ完成していないようですね。そいつをエミュレーションしようというのですから、ある意味、遅いかったり不安定だったりするのは仕方ないのかも知れません。
うむむ。

投稿: 安達裕章 | 2004年10月14日 10時14分

昔はPowerPCで動くWindowsNTなんてのもあったのですがねぇ。戦力集中でx86アーキテクチャ以外の石はどんどん切られてしまいました。Virtual PC買収もMacネイティブなOffice開発をやめるための布石なのかなぁ、と思っている次第。
さて、Windowsが遅い件、Virtual PCのエミュレートしているビデオチップがS3 trioなんていう10年前の代物、というのも問題のひとつかもしれません。そんな古い石で視覚効果の多いWindows Xpを動かすのは少々厳しいです。そこで視覚効果を減らしてみるのはいかがでしょうか。
画面のプロパティの効果にあるメニュー等のアニメーション効果を切る、スタートメニューとタスクバーをWindows2000以前のスタイルにする、エクスプローラでWebコンテンツを扱わない、といったことです。
他にもユーザによるWindows FAQなところにWindows Xpの速度向上設定なんてのが出ているようです。参考にしてください。

投稿: 竹内一詔 | 2004年10月14日 12時47分

竹内さん、ども。とても参考になるアドバイスをありがとうございます。そうか、ビデオチップの問題も大きそうですね。考えてみれば、windowsのユーザーの皆さんのなかにも、Xpは重いなあ、と思っている人がいるのでしょうし、そのあたりのTipsは参考になりますなあ。
気になるのは、MicrosoftがVirtual PCを買収したのは、MacintoshネイティブなOffice開発をやめる布石ではないか、ということ。これは私も感じてました。ジャストシステムも、Mac版一太郎は早々に諦めましたしねえ。(でも、Mac版のATOKだけはバージョンアップしているんだよなあ)
結局のところ、私なんかの商売では、adobeがいつまでMacに付き合ってくれるか、それだけなんですけどね。

投稿: 安達裕章 | 2004年10月15日 06時28分

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