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パーティーに出席した

 昨日は集英社が主催する「コバルト文庫・スーパーダッシュ文庫謝恩パーティー」に出席した。
 これは、コバルト文庫などで執筆している作家さん、イラストレーターさんへの謝恩パーティーということなのだが、同時にロマン大賞・ノベル大賞・スーパーダッシュ新人賞を受賞された方のお披露目も兼ねている。

 今回は、ロマン大賞の佳作に中村幌氏の「クラウディア」、おなじく佳作に小林フユヒ氏の「ラベル」(『ラベル〜すべては月曜日にはじまった〜』に改題)が選ばれた。
 また、ノベル大賞は佳作に高川ひびき氏の「冬のねじ鳥」、おなじく佳作に桃井あん氏の「無限のマリオン」、読者大賞に足塚鰯氏の「蛇と水と梔子の花」。
 スーパーダッシュ新人賞の佳作には片山憲太郎氏の「電波日和」(『電波的な彼女』に改題)、おなじく佳作に福田政雄氏の「殿がくる!」が選ばれた。

 新しい才能の参加を歓迎するとともに、この世界の厳しい現状をふまえ、ますます面白い作品をどんどん書いて欲しいと一読者の立場から希望する次第。

 パーティーにご一緒した赤城毅氏が、受賞者プロフィールを見てつぶやいた。「みんな若いなあ」。
 たしかに、受賞者のうち3人が1983年生まれ。ということは、私が15歳のときに生まれた人たち。うーん、これは我が身の年齢を感じますなあ。
 頑張って欲しいものだ。

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風邪には注意しましょ

 先ほどまで、田中さんがS社の編集者T氏と打ち合わせをしていた。
 T氏は、「風邪を引いた」ということで大きなマスクをして来社。田中さんにうつしては申し訳ないので、玄関先で原稿の受け渡しをして失礼します、と言っていたのに、田中さんが「大丈夫だよ、ぼくも風邪ひいているから」と、わけのわからない理屈を言って引き留め、結局はいつもの通りの打ち合わせ風景と相成った。

 考えようによっては、うちの会社の応接スペースは風邪ウィルスで充満していたことになるのかも知れないが、ま、これくらいで風邪を引き込むような軟弱モノが、うちのスタッフにおるはずもなく。
 これからは、空気が乾燥して風邪などが流行りやすくなる季節。早め早めの対策で、元気に過ごしていきたいものだ。

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小説塾のスクーリングがあった

 今日はうちの会社で主宰している小説塾のスクーリング。C☆NOVELSのW編集長に講師として登壇いただいた。実際に現場で編集業務に当たっている人に話を聞くのは、作家志望者にとって大変参考になると思うので、無理をいっていろんなレーベルの編集者の方に講義してもらっているのだ。
 今日も、我々にとっても勉強になる話がたくさん。ありがたいことだ。

 問題は、こうやって勉強したことをどこまで身につけて、作品を執筆できるかどうかなのだが、これだけは私たちがどうするわけにもいかないものなあ。

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グレンミラー・オーケストラを聴きに行った

 ここのところ仕事がとっても忙しい。零細企業の経営者が「仕事が忙しい」というのは、良いことなんだけれど、うまく気分転換を図らないと精神的な疲れが溜まってしまう。
 たいていは子供と一日遊んでしまえば、なんとかなるのだけど。

 今日は、午後から知人と誘い合わせて渋谷・オーチャードホールまで、グレンミラー・オーケストラを聴きに行く。
 ビッグバンドの演奏を生で聴くのは、本当に久しぶり。ちょっと席が遠かったのだけど、それでも充分に楽しめた。
 ひとつ残念だったのは、観客の年齢層がとっても高く、若い人の姿をあまり見なかったこと。確かに、グレンミラーの楽曲には馴染む機会が少なくなっている感じだけど、良いモノは良いと伝わるはず。是非とも足を運んで欲しいと思う。

 あ、もうひとつ残念なことが。
 男性、女性、一人ずつ歌手が登場したのだが、どうにも男性の声が貧弱。季節がら「ホワイトクリスマス」のデュエットがあったのだが、どうにもアンバランスで聞きにくかった。うーん、残念。

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時代小説の愉しみ

 通勤時間にはたいてい文庫本を読んでいる。
 昨日、池波正太郎の『真田太平記』全12巻を読了した。この作品は学生時代にも読んだので、二度目の再読となる。
 十代の学生時代とは、同じ作品から違った印象を受けるのも再読の面白さだ。

 ことに『真田太平記』は、池波正太郎には珍しい大長編作品であり、登場人物の動かし方や場面展開などに、いつもの池波正太郎とは違った個性があって興味深かった。
 よく、短編がきちんと書ける人は長編もうまい、と言われる。これは確かに事実であるのだが、長編とひとくちで片づけても様々な表現技法がある。私が一方的に先輩だと慕うベテラン編集者によれば、時代小説の書き方のひとつに「絵巻物」というのがある、とのこと。
 ひとつひとつの小さな物語が、それぞれに絡み合いながら壮大なひとつの物語を形成していく手法だ。このような作品が書ける人は、過去も含めてあまりおらず、池波正太郎もその一人だという。

 池波正太郎が短編の名手であることは、あらためて言うまでもないことなのだが、その一方で「絵巻物」時代小説が書けたというのは、やはり素晴らしい才能だったのだろう。
 余談になるが、田中さんの『銀河英雄伝説』も、この「絵巻物」の手法を用いて描かれたSF小説だとのこと。だから『銀河英雄伝説』を愛読している人には、時代小説の大長編モノなどがけっこう合っているのかも知れない。時代小説の愛読者に『銀河英雄伝説』を薦める気はないけど(笑)。

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いよいよ増税か…

 いよいよ定率減税が廃止されるらしい。年収700万円、専業主婦の妻に子供二人というモデル家庭で年に8万円以上の負担増になるとのこと。景気が回復基調にあることに加え、税制度の抜本改正に目処が付いたことが、その根拠だということなのだが、さてさて、そんなに景気が回復しているのかな。
 たしかにGDPはプラスに転じているが、それだって個人消費の伸びがなんとか下支えしている気がする。ここで実質増税ということになれば、やはり財布のひもは締めざるを得ないだろう。

 もっとも、納めた税金が無駄なく使われているのであれば、こちらも我慢するだろう。ところが、周囲をみれば税金の無駄遣いだらけ。まさか政府は江戸時代と同様、国民と菜種は絞れば絞るほど取れる、なんてことは思っていないよなあ。
 日本人は元来、お上にはあまり逆らわない性質があるようだが、さてさて、あまり舐めた真似ばかりされたら、さすがに怒りますぜぃ。

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地鶏のスープ粥

 二日続けてメシの話。ま、いっか。
 昨日、天気が良かったので、女房と子供を連れて吉祥寺まで買い物に出かける。吉祥寺は数年前まで住んでいた街なので、それなりの土地勘はあるのだが、久しぶりに行くといろいろと変わっていた。紀ノ国屋の裏にあった草っ原は、ちゃんと整備されて公園になっていたし。

 昼食は、料理研究家の小林カツ代さんのお店「KATSUYOGREENS」で食べる。ここは、息子の1ヶ月検診の帰りに初めて親子3人で外食をした、思い出の店。全店禁煙のうえ、赤ん坊を連れて行ってもイヤな顔ひとつせず、歓迎してもらえたし、なんと言っても料理が美味しいので、吉祥寺に住んでいた頃は足繁く通ったものだった。
 お正月、まだ何処のお店もあいていないのに、ここは普段通り営業していて、初詣の帰りに温かいお粥で暖まったこともある。そのときは小林カツ代さんもお店に来ていて、うちの息子も可愛がってもらったものだ。

 この店のオススメは、なんと言ってもスープ粥。地鶏のものと、キノコを入れたモノの2種類があるのだが、私はいつも地鶏のスープ粥をオーダーする。
 外見はこんな感じ。
okayu.jpg

 久しぶりに食べてみて、若干、味付けが濃くなったように感じた。キッチンに入っていたのが若い男性二人だったからなのかも知れないし、私が年を取ったから、よけいにそう感じたのかも知れない。もちろん、美味しいのだけどね。
 自分でも料理をするので判るのだが、味付けはいちど濃いものに慣れてしまうと、なかなか薄味に戻ることができない。薄味の料理、というと病人食のように、単に味が薄いものを想像する向きもあると思うが、きちんとダシをとって、それなりの素材を使えば、ほとんど味など付けなくても美味しい料理を作ることが出来る。
 ダシを取ると言ったって、慣れればまったく苦にならないし、時間だってあまり掛かることはない。さらにいえば、きちんと取ったダシを冷凍保存する手だってあるわけだし。

 せっかくいろんな食材を楽しめる日本にいるのだから、旬のものを美味しく、素材そのものの味で頂きたいものだ。

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休日の朝の料理

 休日の朝メシはのんびりと私が作る。というか、平日も作るんだけど。
 平日の場合は、ベーコンかハムを焼いて、その横に目玉焼きでもくっつけて、あとはトーストにミルクティーという感じの、いたってシンプルなもの(本当は、野菜くらい添えたい)なのだけど、休日の朝はちょっとだけ時間と手間をかけた朝食になる。

 今日は、主食となるパンが残っていなかったので、主食をかねて食べられるものを作ろうと思い、スペイン風オムレツを作る。朝から作るもんじゃない、という意見もあったが、黙殺。
 ジャガイモを3つ、皮をむいてスライスしてフライパンに並べ、上からオリーブオイルを回し掛けて蓋をし、弱火に掛ける。これでよし。時々上下を返しながら、じっくりと火を通す。そのうち、ジャガイモのなかに含まれていた水分が抜け、そこの隙間にオリーブオイルが浸透し、カリカリの食感になっていく。まさに揚げ物と同じ感覚。
 そのあいだにボウルに卵を3つほどほぐし、塩こしょうで軽く味付け。
 ジャガイモに火が通ったら、なるべくオリーブオイルを入れないようにしてジャガイモをボウルに移し、卵と混ぜる。フライパンに残ったオリーブオイルを拭き取り、ジャガイモ入りの卵を入れ、今度は中火。
 しばらく見ていると、フライパンの縁にそって卵がぷくぷくとふくれてくる。ここ、いつ見ても美味しそうな感じ。
 上手な人なら、このままフライパンをあおって空中回転で卵を裏返すことが出来るのだろうけど、私には出来そうもないので(過去に何度か試みて失敗しているので)、フライパンの蓋を使って裏返す。
 で、こちらも少し焼いて完成。

 この状態までくると、台所とリビングはオリーブオイルの香りでいっぱい。思わず朝から飲みたくなる感じなんだが、あくまでも朝メシ。
 これだけモリモリ食べても、また昼前には空腹になるんだから、私はまだ食べ盛りなんだろうな、きっと。

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新型ザウルスを導入

 スケジュールの管理には手帳やノートを使っている私だが、住所録などの管理にはパソコンやPDAを使っている。いちど入力すれば何度でも使えるようなデータに関しては、手書きのものよりもデジタルデータにしたほうが使い勝手が良いからだ。
 最近は、メインの住所録データベースを会社のパソコンに入れておき、そのデータをPDAに持ち出して使うようになった。メインのパソコンのデータベースは、MacOS-Xに標準で添付されているアドレスブックに構築している。OS標準のくせに、使い勝手がいまひとつという問題点はあるにせよ、安定していることは確かだし、ほかのソフトとの連携もけっこううまく出来るようになってきた。問題はPDAだ。

 いままではSL-C760というリナックスOSを搭載したザウルスを使っていたのだが、しばらく前から電源系統にトラブルが起きるようになった。スイッチを入れても起動しないのだ。メモリカードを外したり、バッテリーを一度外してまた付けなおしてみたり、いろいろとやっているうちに「ふと」電源が入るのだ。こんなことを繰り返していては、とても仕事にならない。
 悩んだあげく、最新機種が発売されたのを契機に、新型ザウルスに乗り換えた。

 同一システムの後継機だけあって、データの移送は赤外線ポートを向かい合わせておくだけ完了。これは便利だ。
 また、機械自体のインターフェイスなどは、いままでとほとんど変わらないわけで、新たに習熟する時間を掛けなくても済んだ。

 問題は、4GBのハードディスクを搭載した筐体が、やけに大きく、また重く感じること。
 こういうPDAは、取り回しの容易さがすべてということもあり、慣れるまではしばらく時間が掛かりそうだ。
 もっとも、大容量ストレージを手に入れたことで、メールなどのデータを蓄積していても大丈夫になったのは心強い。無線LANカードと、PHSカードは前のザウルスで使っていたものが当然そのまま使えるので、うまくすると、このblogなども更新はザウルスで行うようになるかもしれない。
 どんどんパソコンとPDAの垣根がなくなってきたなあ、と感じる、今日この頃。

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ちょいと無防備すぎじゃない?

 義母がパソコンをはじめた、というので、大宮にある女房の実家まで行ってきた。なんでも、住んでいる団地全体で光ファイバを導入することになり、よい契機だから、と、かねてより興味があったパソコンを購入したらしい。
「詳しいでしょ?教えてよ」と頼まれても、私のメインマシンはMacintosh。もちろん、windowsも使ってはいるが、さて、どうなることやら。

 などと考えつつ、車を走らせていた。首都高速5号線からS5線に入り、「新都心」で降りる。そうすれば、線路の東側にすぐに出られるはず……あれれ〜?
 前に来たときには、「新都心西」が終点だったのだけれど、どうやら道路が延びている様子。お、いいぞ、いいぞ。このまま線路の先まで行ければ最高だ〜。
 などと思ったのだが、さすがにそこまで世間は甘くなかった。延びた道路はぐぐぅーっと右に曲がり、さいたまスーパーアリーナの前に出てしまった。目的地は、かえって遠くなったんだな。

 仕方がないので、ちょっと遠回りではありながら、いつもの走り慣れた道に戻り、無事に目的地に到着したのだが、ちょっと面白かった。

 とりあえず、義母さんのパソコンの設定を確認したところ、案の定(笑)、ウィルス対策ソフトがインストールされていなかった(アプリケーションソフトのCDは添付されていたのだが)ので、それをインストールしたり、無線LANの設定を変更してセキュリティを確保したりしてきた。
 基本的な使い方はあるていど習熟されていたので、あとは慣れるまで使うだけ。
 身内とはいえ、お年寄りでもどんどん新しいことに挑戦してみようという姿には、本当に頭が下がる。人間、いつまでも勉強なんだよなあ。

 それにしても、無線LANの設定の際にアクセスポイントを検索してみたら、そのまま接続できるアクセスポイントが3つも見つかったのにはビックリ。おそらく、団地のほかの世帯の人のものなのだろうけど、あまりにも無防備。うーん、それでいいのか?

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マクドナルドの災難…

 今日は女房が買い物に出かけてしまったので、息子と二人でお留守番。とはいえ、天気もいいし、家の中でぼーっとしていても仕方がないので、近所まで散歩に出かけた。
 てきとうに歩き回って、いいかげんお腹もすいたので、息子のリクエストに従い、恵比寿ガーデンプレイス内のマクドナルドへ。子供の食事としては、こういうものはあまり感心しないのだけど、ま、たまにはいいかと店内に入った。

 ところが、なんとなく店の雰囲気が変。なんと言ってよいか、やたらザワついているのだ。よくよく見ると、カウンターの中のほうがざわざわしている。
 なんだろうなあ、と不審に思いつつも、カウンターで注文をすると、店員のお姉さんが注文内容を手元のメモ用紙に書き付けている
 いつもなら、注文を繰り返しながらレジのキーを叩いている場面。
 さらには、注文金額の合計を普通の電卓を叩いて算出し、こちらの出したお金から差し引いたお釣りを、カウンター下に置いたカゴ(のようなもの)から取り出した

 いつもより若干時間が掛かったにはせよ、きちんと注文したものは揃ったので問題はなかったのだが、品物を受け取りながら、つい「レジ、壊れちゃったの?」と聞いてしまった。
 お姉さんが「はい〜、ほんと、困っちゃうんです〜」と言いつつ浮かべた苦笑は、さすがにいつもの「スマイル」とは違ったものでありました。

 ただ、ファストフードにおける基本インフラともいえる、レジ故障(店内すべてのレジが機能していなかったので、おそらくシステム系の問題だろう)というアクシデントにもかかわらず、いつものクオリティを確保するために奮闘している店内の様子は、なかなかに壮観なものがあった。
 このようなチェーン店は、マニュアル至上主義だと思っていたので、こういう緊急事態に対する即応能力は乏しいのか、と思っていたのだが、なかなかどうして、たいしたものがありました。
 なかでも、カウンターのなかと店内を往復して目を配りつつ、店員やお客に声を掛けてトラブルを未然に防いでいた女性店員(おそらく、バイトではなく社員だろう)の方、お疲れ様でした。(って、そういうことが判るまで観察していた私も、けっこういい性格だな)

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判りやすい奴

 またしても輪ゴム銃の話。
 といっても、今日は「作った」という話ではない。

 先日おこなわれたコンタクト・ジャパンに、輪ゴム銃(総檜作りの方)を持っていった。「なんでそんなものを?」と聞かれると困るんだけど、ほら「備えよつねに」というやつで。

 輪ゴム銃については、ここのところ新聞やテレビで取り上げられることも多く、参加した友人のなかにも「あ、これ、テレビで見た」という人がいた。で、そのとき彼が言ったひとこと。
「こういうのを見て「あー、こんなのヒロ(私のこと)が好きそうだなあ」と思うと、たいていの場合、もうやっていたりするんだよな」と。
 そうですか、そこまで判りやすいですか、私。まぁ、判りやすいだろうなあ(笑)。

 ちなみに、会場のなかを飛んでいたハエを、持っていった輪ゴム銃でなにげなく狙って撃ったら、どんな偶然か、見事に撃墜。ちょいといい気分になったりして。でも、そのあと別のハエを何度狙っても当たらなかったのは内緒。

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新しい手帳を用意する時期になった

 そろそろ来年使う手帳の準備をする時期になった。私は、前にも書いたとおり、ノートに自分で日付を書いて手帳代わりに使っているのだが、それとは別に、普通の手帳も持ち歩いている。
 これはあくまでもバックアップで、万一、ノートを忘れた時などに使用する。また、ノートのほうは、打ち合わせで思いついたことを書き殴るように使っているのだが、手帳のほうは週末のあいた時間に、内容を整理して記入しておくのだ。これによって、少しでも頭の中身を整理しようと考えているわけ。

 その「手帳」だが、以前は「能率手帳」を使っていた。ビジネスマンの父親が愛用していたのを子供の頃から見ていたし、やはりよく考えられて作られているから。
 ただ、自分なりに手帳の使い方がわかってくると、どうもかえって使いにくいことも増えてきた。
 それで、昨年から高橋書店の手帳に乗り換えた。

 これは、紙色・紙質も申し分ないうえ、普及版の能率手帳より、若干幅広のものを選んだため、書ける面積も多い。11ヶ月使ってみたのだが、かなり使いやすかった。
 そのため、来年もこの手帳を使おう、と新しいモノを買いに行って驚いた。

 高橋書店の同じ手帳のシリーズなのだが、月表示のインデックスの部分にだけビニールのコーティングが施されている。これ、今年の版にはないもの。
 ここの部分は、手帳をめくるときに指がかならず触れるところだけに、かなり汚れる場所。おそらく、去年の版を出した後で、使用者から何らかの意見が寄せられたのだろう。

 こういう、ちょっとした気配りが出来る会社には、やはり好感が持てるなあ。

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パンダかゆ?

 今日、家に帰ると息子が得意げに「今日、動物園にいってパンダのごはんを食べた」という。
 「?」と思ってよく聞いてみると、どうやら女房が上野動物園に連れて行った、とのこと。で、園内のレストランのメニューにあった「パンダかゆセット」を食べたらしい。

 女房が持ち帰ったパンフレットによれば、実際にパンダが上野動物園で食べている「パンダかゆ」を、人間用にちょっとアレンジしたものらしい。
 さて、ここで問題。
 「いま、上野動物園で飼われているパンダ2頭の名前を答えて下さい。」

 正直に白状すると、私はわからなかった。ランラン、カンカンでないことだけは確かなんだが。
 正解は「リンリン」と「シュアンシュアン」。知ってた?
 
 それはさておき、パンダかゆ。
 パンフレットには、リンリン用のおかゆと、シュアンシュアン用のおかゆ、それぞれのレシピが載っている。馬肉や鶏肉でスープをとって、それを米や麦を炊いた物に混ぜて作るような感じで、私としてはあまり美味しいとは思えない。
 もっとも、女房の感想によれば、レストランで出されているものは、やはり人間向けにアレンジしてあるだけあって、意外と美味しかったそうだが。

 それにしても、最初「パンダの食べているおかゆを食べた」と聞かされたときには、奈良公園で鹿煎餅を食べてきた、と言われたような感じがしたのだが、詳しく聞いてみればこういう話。身近に動物を感じることが出来るという意味では、非常に面白い試みなのではないだろうか。
 もし上野動物園にお出かけの際には、ぜひ「パンダかゆ」をお試し頂きたい。

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リニューアルの次はリサイクル

 昨日の講談社現代新書の新装丁について、このBLOGをご覧になっている方からもメールを頂戴した。この方は、講談社のwebサイトで新装丁をご覧になっていたそうで、私の怒りようを読んで「そんなに憤慨するほどかな?」と思ったとのこと。
 ただ、今日になって書店に実物を見に行き、「あれはひどい」と思われたそうだ。うーん、やはり本好きのデザイナーならば、あのデザインは生まれてこないはずだよなあ。ただ、デザイナーがどんなキテレツなモノを出してこようと、それを選ぶのは編集者のセンス。あのセンスを是とする編集者とは、やはり一緒に仕事はしたくないものだ。

 不愉快な話題はさておき。
 昨今はリニューアル…もとい、リサイクルがブームのよう。こちらのほうは、どんどん進んでいって欲しいものだ。もっとも、なかにはリサイクルをするための環境負荷のほうが、新品を作るよりも大きいものもあるようなのだが。
 それにしたって、最初からリサイクルを前提とした商品開発をすれば済むことなのだよね。どんどん上流側からリサイクルしやすい商品を増やしていって欲しいものだ。もちろん、下流に位置する私たち消費者も、目先の利便にとらわれて環境負荷の高いものを選ぶなんてコトのないよう、意識を変えていかねばならないのだけど。

 で、このあいだ泊まったホテルに置いてあった櫛がコレ。
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 いっけん、何の変哲もない使い捨ての櫛なんだが、手元のところにこんなマークが入っている。

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 「紙?」
 いやいや、見た目もさわり心地も、ちょっと質の悪い(笑)プラスチック。
 ただ、言われてみれば表面の色つやが鈍いかなあ?というくらいの感じ。

 信じられない私は、換気扇の下まで持っていって、ライターの火を近づけてみましたともさ。
 紙のようにメラメラとは燃えないものの、ライターの火であぶっている間は火がついている感じ。火を離すとすぐ消えたので、素材自体の安全性は高いのだが、そんなことよりも周囲に漂う臭い、これはまさしく紙の燃えたときのもの。

 どういう仕組みになっているのか知らないが、これ、やっぱり紙(というか、木質)のもので出来ているらしい。うーん、凄い。
 これをたくさん集めてきて、古紙回収に出してみたらちゃんと引き取ってくれるのかなあ。うーん。

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さらば、講談社現代新書

 最近、ノベルズや新書の装丁を新しくすることが流行のようだ。(東京の一部の地域においてのみ流行っているのかも知れないが)
 よく、雑誌では売上が落ちてくると表紙のデザインや版型を変えてイメージチェンジを図ることがある。そのほとんどが、旧来の読者にも見放され、当然、新規の読者などを獲得することなど出来るわけもなく、休刊(笑)することになるのだけれど。

 ただ、本の場合は雑誌よりも長い時間、本棚に置く性質のものだ。作者はもちろん、編集者だってそう思って本作りをしていると思う。もちろん、読者だってそのつもりで本を買っていると思う。
 そんななかで、シリーズの途中で新しい装丁を試みるというのは、なかなか度胸のいることなのは間違いない。

 ただ、新しいデザインを考えるにしても、奇をてらうだけのようなデザインにしてしまうのは如何なものか、と思う。もう具体名を出してしまうが、講談社現代新書の新デザインに関しては、呆れるを通り越して怒りすら覚えてしまう。
 デザイナーの弁によれば、「読者の本棚を想像してみても、新書というのは出版社に関係なく、たいてい集まって並んでいると思います。その中にポン、ポンと色が入っていたら、きっときれいで楽しいし、もしかしたら、色のストライプで集めたくなるかもしれない。」ということだが、この人は、読書家の気持ちというモノがまったく理解できていないと思う。
 もちろん、このデザインにOKを出した講談社の担当者も、自分たちの読者がまったく理解できていないのだろう。

 もちろん、いままでの杉浦康平氏のデザインがすべてにおいて正しいか、というと、そういうことではないだろう。ただ、こんな本読みの気持ちすら理解できない人に、本のデザインをして欲しくはない。
 さらには「現代新書でも千冊に一冊、カバーをむくと裏が意味もなく真っ赤に刷られているとか、そんなイタズラもしてみたいですね。 」などと平気で書いてしまう人だったら、なおさら。

 少なくとも、私に限って言えば、この装丁である限りは講談社現代新書を二度と買おうとは思わない。ここまで本読みの気持ちをバカにした編集部には、もう付き合いたくないと思うから。

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コンタクト・ジャパン6、終了

 二泊三日で行われた「コンタクト・ジャパン」も、無事に終了。さきほど自宅に戻ってきた。
 今回のイベントでは、参加者が6つのチームにわかれた。それぞれのチームには、チームが創造することになる知的生命体が進化した惑星のデータと、その知的生命体の「属性」が条件として与えられ、各チームは、その条件を満たす知的生命体の外見を含めた生物学的特徴や社会的性質を考察する(でっちあげる)ことが求められた。
 また、それぞれの惑星に、別の星から知的生命体が来訪する、という設定でファースト・コンタクトを疑似体験してみた。

 まえにも書いたが、このイベントは本当に「実際に参加してみないと面白さがわからない」もの。
 ひとつの知的生命体を創造するためには、それらの生命体が発生・進化してきた惑星の環境を考えなければならず、そのためには物理学や天文学の知識が必要とされる。また、設定された惑星の自然環境下(たいていの場合、スタッフが用意するのは大人しい地球型惑星などではない)で進化する生物を考察するためには、生物学の知識やセンスが求められる。さらに、これらの生命体が文明を獲得する過程を考えるためには社会科学全般の知識。その知的生命体が恒星間飛行を実現したとするならば、それらの宇宙船を考えるための科学・技術に関する知識などなど。
 まさに総合的な知識やセンスを求められるイベントだと言えるだろう。実際に今回の参加者・スタッフのなかには、現役の技術者や物理学者、さらにはSF作家も参加している。
 とはいえ、これらの専門知識がなければ楽しめないものかというと、それも大間違い。
 自分たち地球人以外の生命体に「なりきって」行動を決めるという体験は、なかなか他では得られないものだ。これは楽しい。

 また、私たち地球人、さらには日本人のなかでも、きちんとしたコミュニケーションをとることはなかなか難しい。大きな声では言えないが、ファースト・コンタクト・シミュレーションの参加者のなかでも、つき合いにくい人というか、あまりおつき合いしたくない人はいる。でも、そういう人とも共同で作業をしていかねば世界設定作業が進まない現実を考えれば、「なんとかうまく付き合う」方法を考えていく必要がある。
 こういったことも、このイベントの副次的作用なのかなあ、などと考えつつ、会場から自宅までの道のりを帰ってきたのだった。

 いやぁ、楽しかった。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

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出会い系(笑)イベントに参加

 今日は朝から「コンタクト・ジャパン6」に参加。
 これは、20年ほど前、アメリカの大学で文化人類学を教えていた先生が、学生に異文化コミュニケーションを教える手段のひとつとして、疑似体験(シミュレーション)を行うことを考えたことを端緒としている。さらに、究極の異文化として、異星生物の文明を設定し、彼らとのコンタクトをシミュレーションしたものが、この「ファースト・コンタクト・シミュレーション」。
 日本では1990年に第1回が行われ、以後、2年に1度の割合で行われている。

 今回のイベントは本来明日から行われるものなのだが、いわゆるプレ・イベントとして、今日から簡単な異星人の設定作業などを行ったのだ。

 私にとっても久しぶりの異星人設定作業だったのだが、本当に楽しい。この楽しさは実際にやってみないと判らないと思う。
 宿泊を伴う大がかりなファースト・コンタクト・シミュレーションは、また数年後になると思うが、このイベントの主催団体「コンタクト・ジャパン」では、日帰りでファースト・コンタクト・シミュレーションが楽しめる「ディ・コンタクト」などのイベントを日本各地で開催していくとのこと。
 機会があったら、ぜひ参加してみて欲しい。

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宿題がいっぱい

 午前中、講談社文庫編集部のK氏が来社。田中さんの『窓辺には夜の歌』文庫版ができあがったので、刷り見本を持ってきてくれたのだ。ふくやまさんの可愛いイラストに飾られ、なんとも素晴らしいできばえ。
 この『夏の魔術』シリーズは、一応の完結はみたものの、続編を望む声の多い作品。この『窓辺には夜の歌』に解説を寄せて下さった加賀美さんも、続編を期待されるひとりのようだ。
 もちろん私もその一人なのだが、田中さんには『夏の魔術』シリーズの続編を書く前に片づけて欲しいシリーズがほかにもたくさんあるわけで、なかなか大きな声を上げにくい状況だったりして。
 難しいところだね。

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ガツンとくる甘さ、ふたたび

 先日、このBLOGで紹介した米国産激甘食品「ポップタルト」。
 あまりの甘さにしばらく「見てるだけ」の状態が続いていたのだが、今日のおやつ時、私の会社のスタッフが好奇心と食欲に負けて、ふたたび禁断の扉を開いてしまった。
tart.jpg

 今回、開けてみたのはワイルドベリー味。
 前回よりもさらに凶悪なツラ構え。

 味の方も、前回に比べて遜色なく(笑)、このまま夕ご飯を抜いてもまったく差し支えないくらい満腹感を与えてくれた。

 ちなみに、このお菓子を送ってくれた知人から追加のコメントが届いた。
「あれは、オーブントースターなどで温めると甘さが倍増。拷問に使えるほどです」とのこと。うーん、たしかに甘いモノが苦手な人には天敵とも思える味だよなあ。

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『ハウルの動く城』

 今秋の話題作、『ハウルの動く城』。
 月曜日に行われた試写会で、田中さんは一足早く見てきたとのこと。いろんな試写会に誘われることが多い人なのだが、ふだんはあまり出席しない。珍しいこともあるもんだ。

 感想を聞いたところ、
「舞台挨拶で、三輪明宏さんと倍賞千恵子さんが並んだんだけど、三輪さんは倍賞さんの倍くらい大きく見えた」とのこと。いや、映画の感想を聞きたかったんですけど。

 映画自体は、「なかなか良かったよ。ぼくとしては、前二作よりは好みだったな」とのころだった。
「時間があったら、観に行くといいよ」とまで言うのは、田中さんにしてみればかなり気に入ったんだろう。
 最近、ろくろく映画も観ていない。時間がないというのもあるのだけれど、やはり、面白そうな映画が少ない気がするのだなあ。ちょっと寂しい。

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またしても輪ゴム銃の話

 またしても輪ゴム銃の話。
 先日のゴム銃製作の際、どうにも不器用でうまいこと木が切れないことに頭を抱えた。私は元来が技術屋なので、そういうときには文明の利器に頼る癖がある。
 で、女房に許可を得られたのを幸い、小型の糸のこ盤を購入した。プロクソン印の電動工具シリーズのひとつ。なんだかおもちゃみたいな構造なんだけど、ま、私の用途にはちょうど良いレベル。

 使い勝手を試すために、先日作ったモデルをもういちど作ってみた。
 今度は総檜作りだ(笑)。
20041108.jpg

 こんな写真ではよくわからないと思うが、細工の出来具合は大きく向上している。(念のため書くと、上が今回作ったもの)
 直線がきちんと切れる、曲線がスムースに切れる、というだけでずいぶん違うものだ。
 ちなみに、内部構造も少し改良している。前回はホールドフックとトリガーにテンションを掛けるために、輪ゴムを使っていたのだが、今回は東急ハンズで購入したスプリングを使用している。どちらが良いということはないのだが、まったく同じ物を作るのも芸がないと思ったもので。

 さて、次はいよいよ連発銃にチャレンジ。
 うまく作れるかどうか、自分でも楽しみだ。

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ようやく新札を入手

 さきほど買い物に出かけたのだが、もらったお釣りのなかに新1000円札があった。
 家に帰って、よくよく見てみた。どうにも野口英世が悪人面に見えるのは私の気のせいなんだろうか(笑)。

 うちでバイトしていたスタッフ(現在はメガバンクのシステム部門で活躍中)が言うには、野口英世や樋口一葉を使ったのは、「こんなに苦労した人もおったんじゃ。年金がもらえないくらいで騒ぐんじゃない」という政府から国民へのメッセージだとのこと。
 なんとなく「そうかな」と思ってしまうあたりが恐ろしい。

 ちなみに、田中さんにこの話をしたら「国が次のお札の顔に石川啄木や正岡子規を持ってきたら、その説に信憑性が増すなあ」とのこと。うーん、景気が悪い顔にもほどがあるとは思うのだが、日本政府はホント、何するかわからないもんなあ。

 我が家では、最近の日本で元気なのは、アニメ・特撮分野なんだから、いっそお札に「ドラえもん」や「鉄腕アトム」、「ウルトラマン」あたりを使えばいいんじゃないか、という説が有力。ついでだから貨幣単位も「円」から「ドラ」に変えちゃえば完璧。
 海外のコレクターが死蔵してくれるだろうからお得じゃない?なんて考えるんだけど、駄目かな。

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馴染みの店がテレビで紹介された

 週替わりでタレントが首都圏の鉄道沿線の美味しい店や面白い店を紹介する番組「ぶらり途中下車の旅」
 今日の放送は、東西線沿線を目黒祐樹さんが旅するというものだった。
 旅の最初は中野駅。
 東西線に乗る前に、ちょっと中野界隈をぶらつこうということで、入ったお店が「英国風カレー シーサー」。実はこのお店、私たち事務所スタッフはもちろん、田中芳樹氏もご愛用のカレーハウス。
 フランス料理出身のオーナー若松さんと、若松さんのフランス料理店時代からの同僚、山城さんのふたりで切り盛りしている小さな店なのだが、フレンチを基本にしつつ、様々なスパイスを加えて作ったカレーはとても美味しい。

 番組では目黒さんがビーフ・ホンドボー・カレーを堪能していたが、私はハヤシ・ビーフ・カレーがお気に入り。もうひとつ、真っ黒なソースのコクが素晴らしいチキン・ブラック・カレーも美味しい。というか、この店のカレーは全部美味しいんだけどさ。

 自分のお気に入りの店がテレビで紹介される、というのは、嬉しい反面、あまりお客さんが多くなってしまうと、入れなくなって困るなあ。なんて考えたりして。

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インフルエンザの予防接種を受けた

 先日から、4歳になる息子が風邪を引いている。
 今日も医者に行くというので、私が連れて行った。
 このお医者さん、私が子供の頃にも通っていたところ。おじいちゃん先生と若先生がいるのだが、おもにおじいちゃん先生が小児科を担当してくれる。子供が病気になると、私のような経験不足の親はすぐにうろたえてしまうのだが、そういうとき、経験豊富なお医者さんのアドバイスを受けられるというのは本当にありがたい。

 とはいえ、うちの息子はこのあいだ、この医院で受けた予防接種の記憶が、まだ抜けないらしい。医院の入り口で「今日は注射しない?注射しない?」と繰り返し聞く。「しないよ」と答えても、すぐに「注射しない?」と聞くのだから、よほど親に信用をおいていないと見える。よい傾向だ(笑)。

 待合室で待っていると、壁に「インフルエンザの予防接種できます」と書いてあるのに気付く。
 去年は私も予防接種を受けたのだが、毎年のようにインフルエンザで寝込んでいたはずの私が、なんとか無事に流行期を乗り切ることが出来た。それを思い出して、ついでなので注射を受けてきた。
 息子は、注射の用意が自分用でないことを理解すると、とたんに元気になった。さらには注射を受けた私に「ねぇ、痛い?痛い?」と嬉しそうに聞く。クラスに一人は居たよなあ。こういう奴。

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ふくやま先生との打ち合わせ

 今日は田中さんにくっついて所沢までお出かけ。
 漫画家のふくやまけいこ先生との打ち合わせがあったのだ。

 中野の事務所からタクシーを使って、西武池袋線の練馬駅まで行ったのだが、久しぶりにみた練馬駅が、とてもきれいに変わっていたのでびっくり。十数年前のことになるが、私の女房(当時は、まだ彼女)のアパートの最寄り駅が練馬駅だったせいでちょくちょく遊びに来たものなのだが、その当時は駅前には大きな駐輪場が広がっているだけだったんだけどなあ。

 ふくやまさんとの打ち合わせは、所沢の駅からちょっと歩いたところにある、雰囲気の良い喫茶店で行われた。最近、美味しい珈琲を飲ませてくれて、店の雰囲気もよくて、BGMのセンスもいい、という喫茶店が少なくなった。中野近辺では、ほぼ壊滅状態といってよい。採算を考えると、なかなか難しいんだろうけど、ちょっと残念。

 なんの打ち合わせだったかについては、まだお話しする段階ではないのだけれど、近日中に私の会社のwebなどでお伝えできると思う。
 どうぞお楽しみに。

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アメリカ大統領選挙が終わった

 太平洋の向こうでは、ブッシュ大統領が再選を果たしたということ。
 ヨソの国のことなのだけど、その大統領の信奉者(に見える)が首相を務めている国の国民からすると無関心ではいられない。
 本当をいうとケリー氏に大統領になって欲しかったんだけど、こればっかりは仕方ないね。

 我が国の首相はアメリカべったりだ、という批判をよく耳にするが、これは別に珍しいことではない。世界情勢を考えて、アメリカにすり寄るほうが国益によい、と判断するのであれば、それはそれで構わないと思う。
 ただ、現在の首相はアメリカべったりではなく、ブッシュ大統領にべったりなんだな。

 これは怖い。
 もちろん、今回の選挙でケリー氏が当選したらどうなったのか、という直裁的な疑問もあるが、それ以上に、アメリカでも世論を二分している政策運営なのに、その片方にひとつの国の首相が肩入れしてどうするんだ、と思う。

 識者のなかには、ブッシュ大統領再選により、4年後のヒラリー・クリントン大統領の可能性がより高まったという人もいるが、果たして4年後の世界はどんな世界になっちゃっているんだろう。
 かなり怖い世界が目に浮かぶのは、私だけなんだろうか。

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休日は休もうよ

 今日は文化の日。
 数年前から休日が月曜日に動く、いわゆるハッピーマンデー法が施行されたせいで、なんとなく週の半ばに休日があるのが変に感じてしまう。慣れたというか、毒されたというか。
 そもそも、ちゃんとした根拠に基づいてその日に決められたはずの休日が、年によって動く方がおかしいはずなんだけど。

 一応、いまの法律によれば「成人の日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」の4つが月曜日に移動することになっているらしい。成人の日が1月15日でなくなるなんて、考えもしなかったなあ。

 私が子供の頃は学校が週休二日制なんて夢のような話だったし、毎日の宿題も多かった。でも、それなりに子供はうまく時間をつかって、遊んだり勉強したりしていたと思う。私の両親は、子供に夜更かしをさせない方針だったせいで、夜に使える時間も短かったはず。今にして考えてみれば、どうやってやりくりをしていたんだろう、と不思議に思う。
 おそらく、勉強の時間を削っていたんだろうとは思うのだが。

 いまでは、深夜のコンビニエンスストアで、塾帰りとおぼしき子供たちの姿を見ることは珍しいことではなくなってしまった。
 休日は増えたにせよ、やらなければいけないことは、私が子供のころに比べて格段に増えているのではないかなあ、と思う。
 まだまだ身体も完成していないうちから、あんまり頑張らないほうがいいと思うよ、と思うのだが、彼らは彼らで考えて行動しているのだと思うし。
 うーん、ほんと、今の子供は大変だ。
 休日くらい、休んだら?と思うんだけどね。

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不器用は悲しいねえ

 先日の日記にも書いた、輪ゴム銃。新作の連発銃の設計ができあがったので、いよいよ製作に取りかかった。先輩のおんちゃん氏には「ボール紙で試作を」と薦められていたのだが、どうにもせっかちなもので、いきなり木を切り出しはじめてしまった。
 だが、やはり生来の不器用が災いし、設計図通りにいかないのだ。
 きちんと部品が切り出せれば、ちゃんと動作すると思うのだが、このままでは……。

 ま、続けていれば少しずつでも上達するであろう、と信じているんだけどね(笑)。

 それまで、息子が輪ゴム銃に飽きなければいいんだけどなあ。

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新紙幣、発行

 今日は新紙幣の発行日だった。皆さんはすでに手にされただろうか。
 私の記憶で、一番最初に手にした紙幣は、岩倉具視の五百円札。当時はお年玉やたまに遊びに来る祖母が小遣いとしてくれたものだ。当時は、けっこう使い勝手があって嬉しかった。
 当然、千円札は伊藤博文。4つ上の姉が、紙幣の肖像がのところを折って「ほら、伊藤博文が笑ってるよぉ」とか、禿頭とあご髭をくっつけて「ほら、クラゲ」などと遊んでいたのを覚えている。
 五千円札と一万円札は聖徳太子だったはずなんだが、あまり縁がなかったのか、いまひとつ記憶が薄い。ただ、なんとなく他のお札にはない威厳があったことは確かだ。

 その後、社会人になって給料を手にするようになり、福沢諭吉の一万円札なども見るようになったのだが、やはり聖徳太子のほうがふさわしい気がする。そういう人は多いのではないかな。
 五千円札の新渡戸稲造に至っては、なんでこの人が選ばれたのかがわからないほど。

 今回の新紙幣も、どうもピンと来ない人選に感じる。確かに、野口英世も樋口一葉も偉人には違いないのだけれど。

 そういえば、田中さんが言っていた。
 「5000円あれば樋口一葉は結核で死なずに済んだだろうし、1000円あっても野口英世は一晩で使い果たしただろうなあ」
 うーん、確かにそうかも。

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