リニューアルの次はリサイクル
昨日の講談社現代新書の新装丁について、このBLOGをご覧になっている方からもメールを頂戴した。この方は、講談社のwebサイトで新装丁をご覧になっていたそうで、私の怒りようを読んで「そんなに憤慨するほどかな?」と思ったとのこと。
ただ、今日になって書店に実物を見に行き、「あれはひどい」と思われたそうだ。うーん、やはり本好きのデザイナーならば、あのデザインは生まれてこないはずだよなあ。ただ、デザイナーがどんなキテレツなモノを出してこようと、それを選ぶのは編集者のセンス。あのセンスを是とする編集者とは、やはり一緒に仕事はしたくないものだ。
不愉快な話題はさておき。
昨今はリニューアル…もとい、リサイクルがブームのよう。こちらのほうは、どんどん進んでいって欲しいものだ。もっとも、なかにはリサイクルをするための環境負荷のほうが、新品を作るよりも大きいものもあるようなのだが。
それにしたって、最初からリサイクルを前提とした商品開発をすれば済むことなのだよね。どんどん上流側からリサイクルしやすい商品を増やしていって欲しいものだ。もちろん、下流に位置する私たち消費者も、目先の利便にとらわれて環境負荷の高いものを選ぶなんてコトのないよう、意識を変えていかねばならないのだけど。
いっけん、何の変哲もない使い捨ての櫛なんだが、手元のところにこんなマークが入っている。
「紙?」
いやいや、見た目もさわり心地も、ちょっと質の悪い(笑)プラスチック。
ただ、言われてみれば表面の色つやが鈍いかなあ?というくらいの感じ。
信じられない私は、換気扇の下まで持っていって、ライターの火を近づけてみましたともさ。
紙のようにメラメラとは燃えないものの、ライターの火であぶっている間は火がついている感じ。火を離すとすぐ消えたので、素材自体の安全性は高いのだが、そんなことよりも周囲に漂う臭い、これはまさしく紙の燃えたときのもの。
どういう仕組みになっているのか知らないが、これ、やっぱり紙(というか、木質)のもので出来ているらしい。うーん、凄い。
これをたくさん集めてきて、古紙回収に出してみたらちゃんと引き取ってくれるのかなあ。うーん。
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