地鶏のスープ粥
二日続けてメシの話。ま、いっか。
昨日、天気が良かったので、女房と子供を連れて吉祥寺まで買い物に出かける。吉祥寺は数年前まで住んでいた街なので、それなりの土地勘はあるのだが、久しぶりに行くといろいろと変わっていた。紀ノ国屋の裏にあった草っ原は、ちゃんと整備されて公園になっていたし。
昼食は、料理研究家の小林カツ代さんのお店「KATSUYOGREENS」で食べる。ここは、息子の1ヶ月検診の帰りに初めて親子3人で外食をした、思い出の店。全店禁煙のうえ、赤ん坊を連れて行ってもイヤな顔ひとつせず、歓迎してもらえたし、なんと言っても料理が美味しいので、吉祥寺に住んでいた頃は足繁く通ったものだった。
お正月、まだ何処のお店もあいていないのに、ここは普段通り営業していて、初詣の帰りに温かいお粥で暖まったこともある。そのときは小林カツ代さんもお店に来ていて、うちの息子も可愛がってもらったものだ。
この店のオススメは、なんと言ってもスープ粥。地鶏のものと、キノコを入れたモノの2種類があるのだが、私はいつも地鶏のスープ粥をオーダーする。
外見はこんな感じ。
久しぶりに食べてみて、若干、味付けが濃くなったように感じた。キッチンに入っていたのが若い男性二人だったからなのかも知れないし、私が年を取ったから、よけいにそう感じたのかも知れない。もちろん、美味しいのだけどね。
自分でも料理をするので判るのだが、味付けはいちど濃いものに慣れてしまうと、なかなか薄味に戻ることができない。薄味の料理、というと病人食のように、単に味が薄いものを想像する向きもあると思うが、きちんとダシをとって、それなりの素材を使えば、ほとんど味など付けなくても美味しい料理を作ることが出来る。
ダシを取ると言ったって、慣れればまったく苦にならないし、時間だってあまり掛かることはない。さらにいえば、きちんと取ったダシを冷凍保存する手だってあるわけだし。
せっかくいろんな食材を楽しめる日本にいるのだから、旬のものを美味しく、素材そのものの味で頂きたいものだ。
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