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目が疲れた

 昨日は息子と一日、一緒に過ごした。4歳児のパワーに付き合うのって、けっこう大変。
 厚着をさせて外に散歩に出て、少しでも体力を奪う作戦に出るのだが、敵の回復力は想像を絶するものがあり、逆にこちらがダウンしかかる。
 仕方がないので正月まで取っておこうかと思っていた新兵器、電車のペーパークラフトブックを取り出す。これはJRの電車のペーパークラフトを本にしたもので、隠れたブームになっている(何処で?)もの。なんといっても、データのCD-ROMが付属しているので、コレを使ってプリントアウトをしてしまえば、何度失敗しても問題がない、という優れものなのだ。

 私とペーパークラフトは、子どもの頃に親に買ってもらっていた『子供の科学』の巻末についていた飛行機や船を作ってからの縁。まさに勝手知ったる、という感じでセメダインCにハサミ、カッター、爪楊枝などを準備して作業に掛かると、つい先ほどまでぶーぶー言っていた息子も、身を乗り出して私の手先を見つめている。

 1時間ほどかけて、3両の車輌が完成。いやはや、JR九州の誇る最新鋭新幹線「かもめ」には苦労しました。先っぽがなかなかうまく付かないんだもん。

 なにはともあれ、ひとまずは息子も気が済んだようで、次に作る車輌を選んでいる。
 私としても、ひさしぶりに手先を使ったので、なんとなく楽しかった。問題は、細かいものを見過ぎたせいで、目がしょぼしょぼしていることだな。やっぱり老眼には辛い作業かも知れないなあ。

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たいへんな忘れ物

 実は来年早々、アメリカまで行くことになった。いつもと違って、あくまでも私用。中学2年生になる甥っ子を連れての観光旅行だ。
 寒がりの私としては暖かいところに行きたかったのだが、彼の希望がスミソニアン博物館だったので仕方がない。極寒のワシントンに行くことになった。

 で、今日になってようやく準備を始めたところ……。
 なにかが足りない。

 パスポートを会社の引き出しにいれたまま、忘れてきていた(笑)。

 仕方がないので息子を連れて会社に行ったところ、わずか滞在1時間のあいだに電話が4件も。なんというか、皆さん、私が会社にいることをデフォルトだと思われているようで。
 こちらとしては、いろんな用事を一気に済ませることが出来てありがたかったんだけどね。

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寒いの苦手

 昨日、ちょいと飲み過ぎたらしく、朝方、のどが渇いて目が覚める。
 空を見れば、どんよりと鉛色。冷たい雨も降っている。
 こんなときは、また布団に入って寝直してしまうのが一番なのだが、年末の忙しい時期にそうも言ってられず、震えながら部屋が暖まるのを待つ。

zippo

 ふと気が付いて、ジャンパーのポケットを探すと、ZIPPO社製のハンドウォーマーが出てきた。これはいわゆる「白金懐炉」で、ジッポーのライターオイルを燃料に、触媒の反応熱で暖を取るもの。ずいぶん前に買っていたのだが、ここのところの暖冬で出番がなく、昨日、はじめて使ってみたのだ。
 取扱説明書によれば、燃料を満タンにすると充分24時間はもつ、ということだったのだが、その言葉に嘘はなかった。まだ充分に暖かい。

 ライターオイルを入れる手間などは掛かるが、使い捨てカイロと違ってゴミも出ない。まだ冬本番とは言えない状況で、このようなモノを頼りにする自分に、少しばかり情けなさを感じることもあるが、だからといって風邪をひいてもつまらない。
 せっかく買ったものだから、せいぜい活用することにしよう。

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ミレナリオを見た

 今日は会社を4時過ぎに抜け出して、有明のビッグサイトへ。うちの会社が後援しているイベント「ライトノベル・フェスティバル」が、宣伝のチラシをめぼしいサークルに事前配布するというので手伝いに行ったのだ。このイベントも、気が付けば第4回。その前に第0回があるので、都合5回目の開催となる。当初は参加者も少なく、どうなることかと思っていたのだが、なんとかファンのあいだにも定着しつつあるようす。もちろん、これは快くゲスト出演を受けて下さる作家さん、イラストレーターさん、編集さんのおかげであることは言うまでもない。ただ、こういうイベントを根気強く開催しているスタッフたちの努力も、決して小さなことではないと思うのだ。
 私などは、せいぜい打ち合わせの際のお茶代を負担するくらいしか手伝えないのだが、こういうスタッフと一緒にイベントを仕切っていくというのは本当に楽しい。
 今後とも、ずっと続けて欲しいものだ。

 チラシの配布が終わったところで、今度は東京駅に移動して仕事仲間と打ち合わせ。本当はもっと前に会いたかったのだが、お互いの時間がどうしても合わなかったのだ。仕方がないので、こんな押し迫った日に会うことになった。
 で、せっかくここまで来たのだから、と男二人で「ミレナリオ」を見に行く。
mire


 去年、うちのスタッフが見に来たときにはめちゃくちゃ混んでいて、夕方の、しかも早い時間に着かなければ、電飾の通り抜けに至るまでにタイムオーバーとなってしまう、と言われていたのだが、今日はさほどの混雑でもなかった様子。お客さんも、もちろんカップルが多いのは確かなのだが、家族連れや中年の夫婦など、かなり幅広い層が来ている感じだった。

 すっかり堪能して帰ってきたのはいいのだが、仕事を残して抜け出してきてしまったので、明日も出社になってしまった。ま、田中さんも事務所に遊びに来るみたいだし、それはそれで構わないのだけどね。

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ウランガラスの輝き

 ウランガラス、というのをご存じだろうか。
 ガラスに微量のウランを混ぜたガラスで、ウランの蛍光作用により淡い黄緑色に輝く、とても美しいガラスである。19世紀半ばから20世紀初頭のヨーロッパでは、このウランガラスを用いたガラス器が多く製造され、たいへんな人気を博したという。
 ウラン、といっても微量なため、健康を害するレベルの放射線は発していない。現在でも復刻品がマニア相手に作られていることからみても、安全性は保証されていると言えよう。

 うちの女房、ふだんはチェコガラスなどを使ってアクセサリー細工などを楽しんでいるのだが、先日、ふとした機会に、このウランガラスを使ったビー玉を入手したらしい。
 そのままでも、きれいな淡黄色の輝きを堪能することが出来たのだが、はたしてこれが本当のウランガラスかどうかを知りたい、と思ったようす。

 で、今日、遊びに行った東急ハンズでキーホルダーに付いたブラックライトを見つけて迷わず購入。さっそく帰ってウランガラスに照射をしてみた。

glass01

 これが照射前。淡い黄緑色がおわかりだろうか。

glass02

 で、これが照射後。写真ではあまりきれいに写っていないが、じっさいには本当にきれいなエメラルド色に光り輝いている。

 アンティークのウランガラス器はとても高価で、おいそれと手が出る値段ではないのだが、復刻品はそれなりの値段で出回っている。プレゼントに使うのも、ちょっと面白いかな、などと思ってしまった。

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旨い豆腐を食べた

 田中さん宛に届いたお歳暮のなかに、「京都・南禅寺の湯豆腐セット」というのがあった。中身が豆腐だけに、すぐに食べなければいけないモノだったのだが、あいにく田中さんは外出の予定が。
 無駄にしてしまうのも申し訳ないので、事務所内で協議の結果、味わった結果をきちんと報告することを条件に、家族の多い私が代表で持ち帰ることになった。

 で、さっそく食べてみた。
 セットの中には、大ぶりの豆腐3丁とおぼろ豆腐1丁、それに京野菜(菊菜、壬生菜、九条ねぎ)と、薬味用の刻みねぎ、さらにはダシ用の昆布と、特製のタレ(と言ってよいのか?)が1瓶入っていた。要するに、あと用意するのは水と土鍋だけという至れり尽くせりのセットだったわけだ。

 豆腐は味が落ちるのがとても早い食材ゆえ、いくら美味しい豆腐であっても、こんなふうに運ばれてきたものは、それなりの味しかしないのだろうな、と予想して箸を付けたのだが。だが。

 生まれてこの方、豆腐は数え切れないほど食べてきたと思うが、こんな美味しい豆腐を食べたことはついぞない、と断言できるくらいの味。京都の人はこんな旨い豆腐を食っているのかあ!と、心底うらやましく感じたのだが、まさかそんなことはないよね。
 豆腐の味は水で決まる、と聞いたことがあるが、そういうレベルではない気がした。

 うーん、やっぱり関東人の舌は京都人には遠く及ばないのかぁ。
 なんというか、美味しさに打ちのめされた夜だった。いやぁ、旨かった。いつか機会があったら、このお店まで出向いて、その場で豆腐を食べてみたいなあ。きっと、もっと旨いのだろうなあ。うーん。

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考えどころだねえ

 クリスマス・イブということだが、耶蘇教には帰依していない私としては単なる金曜日。そう思っていたら、もっと大事なことを忘れていた。今日24日は給料日ではないか。
 いつもは20日前後に銀行に振り込み依頼を出しておくのだが、今月に限ってすっかり忘れていた。
 朝飯も取らずに出社して、銀行にオンラインで振り込み処理。なんとか9時前には振り込み処理が完了した。
 こういうコトがあると、自分の能力に疑問を抱いてしまう……。

 さらには社員から「いつもふざけたことを言っているから、クライアントから信頼されない」との手厳しい指摘。確かにこういう仕事にいちばん必要なのは、誠実さなんだよな。うむむ。

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大掃除第1弾

 世間はクリスマス前で、どこもかしこも浮かれた空気が漂っておりますなあ。自宅の近くにある恵比寿ガーデンプレイスも、どうやら世に言うデートスポットのひとつのようで、肩を寄せ合った男女がそぞろ歩きをしておりました。まぁ、少しでも地元経済に金を落としてくれるのならば有り難いことであります。

 なにをそんなに斜に構えているのかというと、今日はずっと大掃除の手伝いをさせられていたからなのです。ま、自分の家を自分たちできれいにするのは当然なので、何も文句を言う気はないのですが、日がな一日、油汚れを片づけているとさすがに気が滅入ります。
 なんつーか、シンデレラの気分がちと判る、そんな感じ。

 とはいえ、掃除が終わった台所は、とても気持の良い場所になりました。あとは、なるべくこの状態を維持するように気を付けることにしましょう。うーん、しばらくは揚げ物は出来ませんなあ。

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田中さんとアダルトサイト

 昨日の朝、仕事場に行く途中、田中さんが会社に立ち寄った。
 いつものとおり仕事の進み具合などについての打ち合わせを済ませたあと、ふと思い出したように取り出したのが、いわゆる「架空請求詐欺」ハガキ。

hagaki

 田中さんといえば、徹底したアナログ人間。今の時期はまだ良いのだが、夏、軽井沢に仕事場を移すと、とたんに連絡が取りにくくなるので、「携帯電話を持って下さい」と何度も言っているのに、そのつど、面妖な理屈を付けて逃げているくらいの人。もちろん、パソコンなどはいっさい興味がない。
 そんな人のところに「有料情報サイト」の料金もないもんだ(笑)。

 私が「いやぁ、田中さんが隠れてこんなところにアクセスしていたとは知りませんでしたよ」と言ったら、「うん、僕も知らなかった」と言っていた。

 それにしても、このハガキを1000通だしたとして、引っかかるのは何人くらいいるのだろう。費用対効果からすると、もうちょっとマシな稼ぎ方があると思うのだが、こういうハガキをいまだに出している連中には、そんなことを考える頭もないんだろうなあ。

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素敵なプレゼント

 今日、会社に素敵なプレゼントが届いた。
 この日記にもたびたびコメントを寄せてくださっている、おんちゃんさんお手製の輪ゴム銃。しかも8連発。

gun

 息子に約束をしていた連発ゴム銃だが、年末が近づくにつれバタバタと忙しくなり、パーツを切り出したところで作業が止まっていたのだが、まるでそれを見越していたかのように「息子さんへのクリスマスプレゼントにお使いください」とのメッセージ付き。なんともはや、ありがたい限り。

 さらにいえば、この輪ゴム銃、サイドプレートが透明なアクリル板で作られており、内部のギミックの動きも楽しむことが出来る。

 息子ともども、最高のプレゼントを頂いてしまった気分。
 おんちゃんさん、本当にありがとうございます。

 わーい。(息子へのプレゼントにオマエが喜んでどうする)

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新たな道が開かれた

 一昨日の金曜日、自宅に持ち帰らなければならない荷物が多かったので、久しぶりにタクシーに乗った。中野から自宅のある恵比寿までのルートとしては、中野通りを南下して、杉山公園交差点を左折して青梅街道に入り、中野坂上を右折して山手通りに乗る方法と、そのまま中野通りを南下して、甲州街道を突き抜け、東北沢の駅の横を通って、山手通りに乗る方法の二つがある。

 金曜日に乗ったタクシーの運転手さんは「中野通りをずっと南下する派」だったらしい。
 金曜の夜だったが、それなりに車も流れていて、私はのんびり後部座席に身体を沈めていたのだが。

 甲州街道を抜けたあたりで、思わず身体を起こしてしまった。
 道がまっすぐつながってる!

 話が見えない人のために、簡単な解説をすると、この道は、ちょっと前までは甲州街道を過ぎてすぐ、突き当たりになっていたのだ。ここを抜ける車はみな、ここからは細道を縫うようにして東北沢まで出るしかなかったのだ。ちなみに、先日私が車の事故を起こしたのもココ。

 運転手さんに聞いたところ、ほんの数週間前に開通した道だという。うーん、この道が出来ていれば、私は事故を起こさなくても済んだんだよなあ(笑)。

 普段はタクシーなど、あまり乗らないのだけど、たまにはプロの運転に乗ってみるのもいいものだなぁ。

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苦手なもの…

 苦手な生き物というのは、人によってずいぶん違うようだ。
 先日ようやく一段落した、田中さんの『薬師寺涼子の怪奇事件簿』シリーズの最新作に、この手の話題が出てくることもあり、事務所のなかでそんな話題が。

 今回の薬師寺を刊行することになる、祥伝社の担当編集さんは「節足動物系全般が苦手」とのこと。釣り餌のゴカイやイソメも駄目だそうだ。ふむ。
 田中さんは、「小さくて足のない奴」が苦手らしい。今度、目黒にある寄生虫館でも一緒に、と言ったらマジ顔で睨まれた(笑)。

 かくいう私は、田圃の中などにいる変態する両生類、全般が苦手。というか、敵。口に出すのも、ここに書くのもイヤ。あー、想像してしまった。

 以前、人は「足がないのが苦手なタイプ」と「足が多すぎるのが苦手なタイプ」に分かれるというのを聞いたことがあるが、どうやらそんな単純なものではないようだ。

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美味しいけれど食べ物じゃないモノ

 一日、日記をさぼってしまった。というか、とくに特筆する出来事がない日というのもあるわけで。ただ、意外な人から「日記を楽しみにしています」などと言われることがあるので、なんとなく毎日更新してしまう。

 で、今日のネタ(笑)。
CIMG0788

 ちょっと見たところ、絵の具のような感じ。小ぶりのラミネートチューブに書かれた文字は、以下の通り。
  2…トロピカルパイン
  4…フレッシュヨーグルト
  5…一番摘み緑茶
  9…キウイフルーツ
 14…印度カリー
 16…カリフォルニアオレンジ
 19…紀州梅
 21…ダージリンティ
 24…レモンティ
 27…キャラメル
 31…コーラ

 さて、なんだかおわかりだろうか。

 正解は、歯磨きペースト。

 さきほど、印度カリーを使って歯を磨いてみたのだが、ミントのフレーバーのなかにスパイシーな印度カリーの風味が見え隠れして、なんとも言えない(言いたくもない)感じ。
 口をすすいだあとも、ほのかに残る印度カリーの香り。うーん。

 この歯磨きペーストセットをプレゼントしてくれたのは、京都在住の現役の歯科医さん。なんつーか、歯医者さんが奨めるものではないような気がするんだけど(笑)。

 ちなみに、この歯医者さんは以前にもこのブログで紹介した、アメリカ製激甘スナックをプレゼントしてくれた人だったりもする。まだ残っているんだよなあ、アレ。

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飯能からの帰り道……

 今日は仕事の打ち合わせで飯能まで出向く。池袋から西武池袋線に乗り、45分程度で到着。
 駅に降りてみて驚いた。なんともまあ、きれいで立派な駅になっているではないか。
 考えてみれば、私がこの前に飯能に来たのは、谷甲州ファンクラブでおこなったバーベキュー大会だから、15年近く前の話。そりゃあ風景も変わるわな。

 帰り道、途中駅の稲荷山公園で乗ってきた若い女性の二人連れが、小ぶりのスケッチブックを開いて絵を見せ合っていた。漏れ聞こえる会話によれば、どうやら漫画家志望らしい。お互いに、けっこう厳しい批評を与えつつも、マンガを描くのが楽しくて仕方ない感じ。
 こういう友達がいるというのは幸せだなあ、と思いつつ、池袋までの時間をのんびり過ごしたのだった。

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4歳児の知能チェック

 今日、息子は女房と一緒に上野動物園に遊びに行ったとのこと。
 いろんな動物を見たらしく、夕食の席で身振り手振りを交えて報告してくれた。どうやら、息子が一番気に入ったのは、オランウータンのモリーさんだそうだ。クレヨンで絵を描く年寄りオランウータンとのこと。

 ふと、息子に「カッパいた?」と聞いてみたら、変な顔しながら「いなかった」という。
 「ツチノコいた?」と聞いてみても、首を横に振る。
 「ネッシーいた?」と聞いても、「ううん」という。

 最近、いろんな場面で4歳児の知能を推し量るのが楽しみな私なのだが、今日の動物園に関しては、わりとマトモな認識をしているようだ。ふむ。

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プレゼントの季節

 前にも書いたことがあるが、我が家は1階に私の両親、3階に私ら夫婦という二世帯住宅。でもって、4歳になる我が息子はずっと親世帯に入り浸り。まさに三文安いお祖母ちゃん子に育ちつつある。
 入り浸るなら居候らしく、せめて大人しくしていれば良いものを、4歳児の破壊力はそんなことを意に介するはずもなく。先日もミニカーをビデオデッキに突っ込んで、テープのローディング部分を破壊してしまった。

 仕方ない、これは新しいのを買って返そう。と思っていたら、親父がすすすっと近寄ってきた。
「最近、ビデオとDVDレコーダーが一体になったやつがあるよね。あれがあると、ビデオのコレクションがDVDに焼けて、ずいぶんとスペースが助かるんだよなあ」
 ……たしかに、親父のビデオ・コレクションはすごい量がある。だいたい、500本以上はあるのではないか。これがぜんぶDVD化されるのならば、かなりのスペースが空くのは事実。
 定年退職してヒマをもてあましていることもあり、そういうことで時間がつぶせるのならば、と思い、VHSとHDD、それにDVDレコーダーが一体になった機種をプレゼントした。

 そこまではよい。
 久しぶりに一緒に酒を飲んでいたら、また。
「買ってもらったアレなんだけど、デジタル端子がないテレビだと、せっかくの性能が生かせないよねえ」
 ……なに考えてやがる。

 と思ったら、横にいた母親が一喝。
「なんでも欲しがるんじゃありません。今度のお誕生日まで待ちなさい!」
 えーと、お母様、それはどういう意味なんでしょうか。

 複雑な親子関係に悩みは尽きない。

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切れ味、絶妙。

「ライトノベル☆めった斬り!」という本。
 発売日に自宅近くの書店で購入してはいたのだけれど、なかなか読む時間が取れずにいた。今日は朝からしとしと雨が降っていたので、足で子どもの相手をしながら読む。
 まだPart.3の途中までしか読んでいないので、なんとも言えないのだけれど、ライトノベルという本のジャンルにふさわしく、この本も同時代性が強く出ている本だと感じた。いわば、私くらいの年代の読者が、「あー、あった、あった」と言いながら楽しむコトの出来る本。

 もちろん、ノスタルジィに囚われているわけではなく、後から振り返るがゆえに冷静な分析が出来る好例とも言うべき良書である。そもそも、大森望氏と三村美衣氏が対談を行う過程で、そのような安直な本造りがなされるはずもなく。
 現在、隆盛を誇っているライトノベル業界。その黎明期からこの業界に注目し、さらには現在もそれらのジャンルをウォッチしている両氏だからこそ、語れることが多くあるわけだ。

 この業界には、私も仕事がら、一通りはチェックしているのだけれど、やはり出来る人は見る視点が違うんだなあ。

 いまは田中芳樹氏の秘書として、『アルスラーン戦記』執筆開始当時の話などを聞くことが出来る立場になったのだが、やはり当時の流れは和製ファンタジーというものには懐疑的だったようだ。さらには「カタカナのタイトルはやめて下さい」と強く言われ、仕方なく「〜アルスラーン戦記〜 王都炎上」に落ち着いたそうで。昨今のライトノベルのタイトルを見ると、ずいぶん時代が違ってきているのだなあ、と思ってしまう。

 さて、もう少し、続きを読むことにしよう。

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「船の科学館」に行ってきた

 我が家の女房が、年末の用意で忙しいということなので、息子を連れて外に出ることに。

 最近、図鑑などで船に興味を持ち始めた彼のリクエストで、久しぶりに「船の科学館」に行くことした。
 お台場の現地に着いたのが、昼近くになってしまったので、駐車場に入ることが出来るかと心配したのだが、すすっと入ることが出来た。というか、駐車場はガラガラ。
 入場券を買って展示室に入っても、館内はほんとうに空いている。ゆっくりと展示を見ることができた。
 私が子どもの頃に連れてきてもらったときは、かなり混雑していたと思ったんだが。
 コレ幸いとばかりに、展示を端から端までずーっと見る。息子もけっこう面白かったみたいだ。

 一息いれてから屋外展示を見る。
 以前、神戸で見た超伝導推進実験船「ヤマト1」の推進装置が、さりげなく展示してあったのには驚いた。これ、雨ざらしにしていいものかなあ。
 驚いたと言えば、以前、すぐ横に展示してあった二式大艇がない。こちらの記憶違いかと思って、きょろきょろしたけれども見あたらない。
 仕方がないので、清掃員の方に聞いてみたところ、なんと数年前に鹿児島県鹿屋にある展示館に移動している、とのこと。うーん、残念。ぜひ息子に見せたかったんだけど。

 この「船の科学館」、母体となっている日本財団(旧日本船舶振興会)のイメージ、というよりは、笹川会長のイメージが強かったのだけど、久しぶりに行ってみたら、笹川色はかなり薄まっていた。以前、笹川コレクションを展示していた部屋も、ふつうの展示室になっていたし。
 海事関係の資料を展示・閲覧できる資料室なども充実していたし、海に関係したモノを書いている人にはけっこう役に立つ施設になっているのではないだろうか。
 お時間があったら、ぜひ。

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消毒薬を飲む私

 ここのところの忙しさがたたったのか、ちょっと体調が悪くなってきた。このままだと風邪をひきこむような予感。
 仕方がないので、事務所の冷蔵庫のなかに常備しているプロポリスの原液を飲む。
 これ、のどにひりつくような味がして、とっても不味いのだけど、それだけに「効いた気がする」のだ。

 ただ、飲んだ後は周囲に独特の臭いが漂うので、社員にはあまり評判がよろしくない。(会社のなかで、これを飲むのは私ひとりだけ)
 スタッフの一人が言うには、
「蜂蜜やロイヤルゼリーは、蜂が食べ物として作るものです。でも、プロポリスは蜂ですら食べないんですよ」

 確かに、プロポリスというのは、蜂が巣の入り口ちかくに塗りつけて、雑菌などの侵入をふせぐために作るもの。いわば、消毒剤だ。
 そんなものを飲む人間というのは、蜂にとってかなりの悪食に見えているのかも知れない。
 うーん。

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携帯でピッと

 ずいぶん前に携帯電話を買い換えた。DoCoMoのSH506iCという機種。いわゆる「おさいふケータイ」だ。
 クレジットカードから「おさいふ」に入金が出来るので、買い換えた直後、とりあえず数千円分の入金をしておいたのだが、家の近所にam/pmがないこともあり、しばらくは使わずに放っておいた。

 先日、行きつけの書店でレジを見ると、Edyの表示が。
 ついつい携帯電話を取り出して、「支払いはコレで」と言ってしまった。
 店員の「はい、どーぞ」の声を聞いてから決済機に携帯電話をかざすと、シャラーンというか、チャラーン(これじゃあ、こん平だ)というような音がして、はい、支払い完了。

 この機能、考えてみたら「誰が」「いつ」「どこで」「何を買ったか」までが含まれた個人情報を電波に乗せてやりとりするわけで、けっこう怖い話でもある。個人情報の漏洩の危険性と、利便性。どちらを重視するかは、その人それぞれの考えだ。
 私としては、その人が決定できるのであれば、それでいいと思っている。問題は、その人の意思に関係ない状況下で行われる情報漏洩なのだ。
 このご時世、自らの個人情報をいっさい出さずに生活することは現実的に不可能。であれば、その行き先くらいは知っていたいと思うのだ。

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美味しい夕食

 うちの会社でマネージメントをしている作家、横山信義氏と会う。
 一次会は、横浜駅前のホテルのラウンジで、今回の作品『虎口の海』についての反省会。また、次回の作品についてのプロット検討を行う。同席した編集さんと私とで、横山さんが考えてきたプロットに対して突っ込みを入れる。最終的にはけっこう面白い話が出来たと思う。あとは、横山さんがこの話をどうやってまとめてくれるのか。非常に楽しみ。

 その後、中華街にある横山氏おすすめの北京料理の店に移動。横山氏の奥様も、ここで合流。横山氏が快調に執筆を続けていられるのは、ひとえに奥様の心遣いあってのこと。こちらとしても感謝の気持ちを表す機会を欲していたので、この日にお招きすることになった。

 横山氏が通うだけあって、非常に美味しい北京料理。中華街に来ることはあっても、なかなか美味しい店を見つけるのは難しい。なんといっても店の数が多いし、子ども連れでは人混みをかき分けて歩くのも一苦労。結局のところ、さっと入れそうな店に入って後悔することも。
 今回教えてもらった店は、家族経営の店のようで雰囲気も良い。常連さんも多いようだが、一見さんにも暖かく声を掛けていたし。プライベートでも、また来たいと思う店だった。

 石川町の駅で横山夫妻と別れた後、横浜で湘南新宿ライナーに乗り換え。この湘南新宿ライナーは、以前は夕方で運転が終わっていたのだが、最近はずいぶん遅くまであるので助かる。横浜から私の自宅がある恵比寿まで25分前後というのは嬉しい。ことに飲み過ぎてしまった夜には大助かり。
 今年の仕事のお礼と、来年の仕事の仕込みが出来たということで、ちょっと気分良く酔えた夜だった。

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記憶だけを頼りに…

 今日、会社で仕事をしていると、どういう話の流れか「日本地図がきちんと描けるか」という話になった。
 こういうときには手早い仕事。さっそく日本列島のかたちだけを描いた白地図をプリントアウトして、それぞれの記憶を頼りに都道府県を描き込んでみた。

 結果。
 富山、石川が新潟に吸収合併され、山梨が長野に吸収合併された日本地図を描いた者が一人。
 海岸線から描いていき、わからない内陸部はすべて長野と岐阜に編入させたため、やたらと巨大な長野県、岐阜県を描いた者が一人。
 富山と福井の位置、徳島の位置を間違えて描いた者。私。

 どういう評価基準か知らないが、どうやら私が最低点になったようだ。

 けっこう悔しい。今度はアフリカ大陸で勝負だ。

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ラーメンを食べる

 私が代表を務める会社がある中野という街は、とても飲食店の数が多い。ことに、ラーメン屋さんと焼き肉屋さんは「なんで?」と思うほどの数。
 とはいえ、そのなかで気に入った味のものを出してくれる店は、あまり多くないのも、また事実。さらには美味しいからといって、昼間から行列に並ぶのもイヤなので、結局のところ店の選択肢はあまり多くない。

 今日は、久しぶりにラーメンでも食べようということになり、ぶらぶらと歩く。
 ちょっと誤算だったのは、とりあえず及第点のラーメンを出してくれる店「菜華」が定休日だったこと。
 仕方ないので、その近くに新しくオープンしたラーメン屋を試してみた。

 鶏ガラと豚骨をベースにしたうえに、さば節などを加えたと言うことなんだが、それ以上に加わっていたのが「脂」。
 たまには脂ぎった物を食べるのもいいけど、昼飯で食べるにはちょいとヘビー過ぎた感じ。店を出た後、濃い緑茶が欲しくなるラーメンだった。
 10年前の私だったら、もっと美味しく感じたのかも知れないけどね。

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箱根で忘年会

 昨日から1泊で谷甲州ファンクラブ「青年人外協力隊」の忘年会に出向いた。
 今回は箱根湯本の「ペンションおかだ」にて開催。例年は20名近いメンツが揃うところ、関西方面のメンバーが「日頃お世話になっているダイビングショップの忘年会に行かねばならない」ということで大量に欠席。そうなのだ。谷甲州ファンクラブでは、数年前からダイビングが大流行しているのだ。水中呼吸の出来ない人間が、補助具を背負ってまで水の中にいるというのがどうにも不自然に思えてしまう私なのだが、一度やるとやめられないくらい面白いそうなので、遠くで見ているだけにしている。

 ということで、都合8名(うち父娘連れの家族が1組)が集った。これはこれでこぢんまりしていい感じ。
 会場となった「ペンションおかだ」は、宿のなかに大浴場がない替わりに、隣接する日帰り入浴施設をタダで使えるというもの。これは意外にポイントが高かった。とりあえず、露天風呂からサウナ、寝湯、打たせ湯、バイブラ風呂(要はジェットバス)などが揃い、一通り回るだけで疲れるほど。ま、お湯は温泉といっても循環+塩素消毒付きというものだったのだけど、これは仕方がない。

 「箱根湯本駅から徒歩20分」という幹事の言葉を素直に信じてしまった私は、途中、菓子舗ちもとで「湯もち」を買ったりして、のんびり川沿いの道をてくてく。途中から、やけに道が急勾配になっていく。最後は仰ぎ見るくらいの急坂。聞いてないぞ、こんな難関があるなんて!
 すっかり汗だくになってしまった私は、部屋に荷物を置くのももどかしく、件の入浴施設に飛び込んだわけ。

 露天風呂で、さきに到着していたメンバーと会い、久闊を叙しつつ汗を流す。先ほどからぽつぽつと降り始めた雨が、だんだん勢いを増していき、露天風呂からはどんどん人がいなくなる。おぉ、貸し切り。などとつぶやいて浴槽に浸かるものの、やっぱり冷たい雨に打たれながらの入浴は落ち着かない。さっさと屋根のある風呂に戻ることに。

 さっぱりしたあとは、宴会前の軽い宴会。いわゆる宴会の練習。一応は作家のファンクラブらしく、話題は昨今の小説事情。ひとり、冒険小説についての思い入れが激しいメンバーがおり、熱弁をふるうのだが、そもそも風呂あがりで茹だった状態では、何を言われてもふぅん、ふぅん、という感じ。いや、悪気はないのよ。

 そうこうしているうちに宴会の時間となり、地下の食堂に移動。風呂と同様、ここも実はペンションとは別施設。こういう施設展開で、経費を安く抑えているのだろう。
 なにはともあれ、酒、酒、酒。ビールと酒とウィスキーが、またたくまに消費される。飲み放題オプションを設定しておいた幹事に神の加護があらんことを。とはいえ、青年人外協力隊が発足した当時の消費量から考えれば、比べモノにならないくらい大人しくなったのも事実。やっぱりみんなトシをとったんだよ。

 宴会が終わって、部屋に引き上げてまた酒を飲む。話題は本ばかりではなく、さまざまな方に波及していく。さきほど熱弁をふるっていた彼は、今度は酒の好みの話で、またも熱弁。相手になる人も同じような魂をもっているようで、二人だけの世界で激論が交わされている。ほかのメンツは、コレ幸いとばかりに部屋の隅に置いてあった応接セットに移動して、おとなしく、かつ楽しい会話。
 途中、熱弁をふるっていた彼が乱入しようとしたとき、こちら側から「あんたの言いたいことはわかった、すごい。尊敬してやるから少し黙れ」とのセリフ。なんともはや(笑)。

 とはいえ、やはり日頃の仕事で疲れが溜まっているメンツ。日付が変わる頃には少しずつ沈没する人が出始め、午前3時過ぎには、私をふくめて3人が残るだけ。そのときの話題が、CMOSセンサとCCDセンサを例に考察する日米産業構造の変化と展望、だったりするのは何でだったっけなあ(笑)。

 4時に眠って8時に起き、まずは風呂に。昨夜、屋根を叩く音がうるさいほどだった雨は嘘のように上がっている。ただ、風は強い。そんななか、またもや露天風呂めぐりをする我々。
 風呂から上がったら、すぐに朝食となったのだが、あれだけ飲んでおきながら、全員がばくばく飯を食うのも考えてみたらすごいことだ。

 食後、一息ついてチェックアウト。
 箱根湯本の駅まで歩く。帰りはまさにあっという間。下りは早いね。
 私は用事があって先に帰ることにしていたのだが、残りのメンバーは箱根の大沸谷を見て帰るはずだった。ところが、強風のためにロープウェーは運休。そればかりか、東京に戻る私が乗るつもりだったロマンスカーも運休とのこと。
 仕方がないので、私は小田原まで出て、そこから新幹線。箱根観光組は、彫刻の森美術館を見る、ということになる。
 最後がちょっと残念だったけれど、それなりに楽しい週末を過ごすことが出来た。
 幹事に感謝しつつ、通勤電車なみに乗客がすし詰めになった箱根登山鉄道に揺られていた私だった。

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楽しい忘年会!

 今日は楽しい忘年会!
 というか、うちの会社の小説塾出身で、デビューが決まりそうな人と出版社の打ち合わせが夕方にありまして、ならばほかのメンバーも誘って飯でも食おうということになったわけ。
 どんどんメンバーが増えて、最終的には7人の宴会となった。

 すでに知られている通り、うちの会社はいままで3人で会社を回していた。仕事の量からいって、それくらいが適正規模だったのだが、昨今はどんどん仕事が増える。これは良いことなのだが、そろそろ限界。仕事の取りこぼしも増えたし、なによりいつもの業務をやっているのが精一杯で、新しい仕事を考える余裕がなくなってきた。
 というわけで、社員増員を考えた私が真っ先に白羽の矢を立てた男がおり、昨日はその彼も同席してくれた。さんざん考えたすえに、いまの会社での安定したポジションを捨て、うちの会社に来てくれることになったのだ。
 いやはや、なんともありがたい。
 これで来年は私が営業に回ることも出来よう。

 まったくもって良い気分で飲み、ついつい飲み過ぎた。明日は谷甲州ファンクラブの忘年会で、朝から箱根に行かねばならない。ま、今回は電車で行く予定だし、なんといっても最高に良い気分で飲めたのだからヨシとしよう。

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気分転換

 週末からずーっとばたばたして、体調のほうもなんだかすっきりしないので、仕事の谷間になった今日は早く帰らせてもらうことにした。
 最寄り駅の駅ビルに入っている本屋をずずっと見て、夕ご飯の材料を買い込んで、家に着いたらエプロン掛けて食事の支度をして、その後は4歳になる息子と一緒に風呂にはいって……。と、ごくごく当たり前の日常生活を堪能致しました。
 こんなことで気分転換できるのだから、けっこう安上がりに出来ている私。

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打ち上げ宴会に同席した

 先日刊行されたカッパ・ノベルスの新刊『時の剣ー隻眼の狼王』と『バルト海の復讐』の打ち上げを、カッパ・ノベルス編集部が設けて下さったので、田中さんと連れだって六本木まで出かける。

 田中さんも私も、いまひとつ体調がすっきりしないので、これは無理せずに中野からタクシーに乗ってしまえ、と、事務所前でタクシーを拾ったのだが、この運転手さんが道を知らないことおびただしい。中野から六本木に行くのに、なんでこの道を通るかなあ、という道を選ぼうとする。途中から私が道案内をして誘導。本当は飯倉の裏手まで車を付けて欲しかったのだけど、らちが明かないと思ったので、近場で車を降りて徒歩で会場に行った。
 それでも15分の遅刻。ちゃんと1時間前には出たんだけどねえ。

 会場となったドイツ料理屋は、赤城さんのオススメだけあって、味・雰囲気ともに素晴らしい店。きっと、勘定書も素晴らしいものになっていたと思うのだが、ここはカッパ・ノベルス編集部に感謝するばかり。
 ドイツ料理というと、自らの経験から言っても、美味しいモノをたらふく(この「たらふく」に傍点を入れたいところ)という感じなのだが、このお店の料理もそんな感じ。田中さんなどは、最初のオードブルの段階で「おなかが半分以上埋まった」と言っていたくらい。

 ワインリストも充実していたらしい。らしい…というのは、私は体質的に醸造酒系のお酒に弱いので、ワイン・日本酒などについてはあまり興味がないのだ。とはいえ、食通で知られる赤城さんがドイツ人の店員さんとドイツ語でコミュニケーションを図って、よいワインを選んだのだから美味しいはず。と、少しだけ注いでもらう。大当たり。
 私としては、日本では珍しいフランケン地方のワインが4種類置いてあったのに驚いた。以前、ドイツに赴任していた友人が帰国した際、おみやげに持ってきてくれたフランケンワインが絶品で、女房とことあるごとに探しているのだけど見つからない。今度、個人的にきて相談してみよう。

 すっかりご馳走になって、いい気分になって帰宅。
 充分に田中さん、赤城さんも鋭気を養ったはずなので、きっといい仕事をしてくれるだろう。そのはずだ。

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