プレゼントの季節
前にも書いたことがあるが、我が家は1階に私の両親、3階に私ら夫婦という二世帯住宅。でもって、4歳になる我が息子はずっと親世帯に入り浸り。まさに三文安いお祖母ちゃん子に育ちつつある。
入り浸るなら居候らしく、せめて大人しくしていれば良いものを、4歳児の破壊力はそんなことを意に介するはずもなく。先日もミニカーをビデオデッキに突っ込んで、テープのローディング部分を破壊してしまった。
仕方ない、これは新しいのを買って返そう。と思っていたら、親父がすすすっと近寄ってきた。
「最近、ビデオとDVDレコーダーが一体になったやつがあるよね。あれがあると、ビデオのコレクションがDVDに焼けて、ずいぶんとスペースが助かるんだよなあ」
……たしかに、親父のビデオ・コレクションはすごい量がある。だいたい、500本以上はあるのではないか。これがぜんぶDVD化されるのならば、かなりのスペースが空くのは事実。
定年退職してヒマをもてあましていることもあり、そういうことで時間がつぶせるのならば、と思い、VHSとHDD、それにDVDレコーダーが一体になった機種をプレゼントした。
そこまではよい。
久しぶりに一緒に酒を飲んでいたら、また。
「買ってもらったアレなんだけど、デジタル端子がないテレビだと、せっかくの性能が生かせないよねえ」
……なに考えてやがる。
と思ったら、横にいた母親が一喝。
「なんでも欲しがるんじゃありません。今度のお誕生日まで待ちなさい!」
えーと、お母様、それはどういう意味なんでしょうか。
複雑な親子関係に悩みは尽きない。
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