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ウランガラスの輝き

 ウランガラス、というのをご存じだろうか。
 ガラスに微量のウランを混ぜたガラスで、ウランの蛍光作用により淡い黄緑色に輝く、とても美しいガラスである。19世紀半ばから20世紀初頭のヨーロッパでは、このウランガラスを用いたガラス器が多く製造され、たいへんな人気を博したという。
 ウラン、といっても微量なため、健康を害するレベルの放射線は発していない。現在でも復刻品がマニア相手に作られていることからみても、安全性は保証されていると言えよう。

 うちの女房、ふだんはチェコガラスなどを使ってアクセサリー細工などを楽しんでいるのだが、先日、ふとした機会に、このウランガラスを使ったビー玉を入手したらしい。
 そのままでも、きれいな淡黄色の輝きを堪能することが出来たのだが、はたしてこれが本当のウランガラスかどうかを知りたい、と思ったようす。

 で、今日、遊びに行った東急ハンズでキーホルダーに付いたブラックライトを見つけて迷わず購入。さっそく帰ってウランガラスに照射をしてみた。

glass01

 これが照射前。淡い黄緑色がおわかりだろうか。

glass02

 で、これが照射後。写真ではあまりきれいに写っていないが、じっさいには本当にきれいなエメラルド色に光り輝いている。

 アンティークのウランガラス器はとても高価で、おいそれと手が出る値段ではないのだが、復刻品はそれなりの値段で出回っている。プレゼントに使うのも、ちょっと面白いかな、などと思ってしまった。

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