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アメリカ旅行(その1)

 先日訪れたワシントンD.C.の写真を、まだどこにもアップしていないことに気が付いた。
 ま、たいした写真でもないのだが、少しずつ上げていこうと思う。

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 まずは、アーリントン墓地のなかにある、J.F.Kのお墓。アメリカ人は墓参りの習慣がないということだが、このお墓だけは別格。小学校の遠足でも訪れるという。そもそもアーリントン墓地というのは、アメリカ軍に所属し、戦争へ行ったことがある人だけが埋葬される資格のある墓地だそうだ。「行ったことがある」わけなので、戦死はもちろん、無事に帰還してきて、何十年か後、老衰で天寿を全うして死んだ、という人にも資格があるとのこと。もともとは、南北戦争当時、戦場に赴く兵隊さんに「アメリカのために戦ってくれる君たちのために、国家として、墓はきちんと用意する」と約束したのが最初だそうで。
 ただ、このアーリントン墓地。墓地になる前は南軍のリー将軍の邸宅があったところだそうだ。南北戦争が勃発し、北軍はまっさきにこの丘を占領。万一、再度南軍に奪還されてもリー将軍が戻ってくることのないよう、墓地を築いたという話。なんともエゲツナイ話だね。

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 で、アーリントン墓地からちょっと離れたところにあるのが、リンカーン記念堂。白亜、という形容がぴったりの大きな建物。

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 当然のことながら、なかにはリンカーンの像があるわけ。

 アメリカ人に言わせると、歴代大統領のなかで一番あたまが良かったのはジェファーソンだそう。でも、風格があると思われるのはリンカーンなんだそうだ。男も中年を過ぎたら、リンカーンのような顔になりたい、と願うらしいが、ちょっと日本人には理解しかねるセンスだと思われる。あの彫りの深い顔は、日本人はいくら願ったって無理だもんねぇ。

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誤解だって。

 先日、田中さんが事務所に来るなり、「ヤケドしちゃってさぁ」と言った。
 驚いて何があったのか聞いてみたら、朝、お茶を入れようとして手を滑らせ、ヤカンのお湯を足に掛けてしまった、とのこと。
 幸いにして、厚手の靴下を履いていたので、たいしたことにはならずに済んだらしい。

「あー、それは大変でしたねえ」と言ったら、田中さんが不満顔。
「安達くんは、ヤケドしたのが足だと聞いたとたん、顔がほころんだ」と、言いがかりをつけてきた。

 そりゃあ、私も一瞬、まさか手をヤケドしたのか、と青くなったのは認めますよ。でも、足だと知ってホッとした、なんて、ねぇ(笑)。
そんな人でなしのようなことをするハズがないでしょう。ねぇ。
 足だったら原稿を遅らせる言い訳にはならないなあ、くらいは思いましたけど。ねぇ。

 なにはともあれ、たいしたことなくて良かったです。はい。

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またシャチ。

 先週の日曜日は鴨川シーワールドに行った。で、今日は伊豆の三津シーパラダイスに行ってきた。
 雨男の私が遠出をしようとすると、たいてい雨が降るのだが、今日はとても良い天気。真っ青な空を背景に雪帽子をかぶった富士山が美しく映えていた。

 日曜日の東名高速、ということで渋滞を心配していたのだが、意外なほど道がすいていて、お昼前には三津シーパラダイスに到着。
 さっそくシャチとご対面。ここには以前、雄のシャチもいたのだが、現在は雌のシャチの「アスカ」だけ。寂しくなったなあ、と思っていたのだが、本人(人じゃないけど)は、同じプールに入れられたイルカを相手に楽しく遊んでいるように見えた。

 鴨川シーワールドと違い、ここのシャチはショーはしない。あくまでも研究用のシャチなわけ。ただ、そうは言っても試料を取るときなどのために、一応のコミュニケーションは取れるようになっているようだ。うちの女房は、あらかじめ申し込んでおいたおかげで、シャチのプールに浮かべられたイカダまで降りて、いっしょに写真を撮ってもらったりしていた。

 帰り道も渋滞が怖かったので、午後の早い時間に引き上げる。
 途中、干物を買ったり、イチゴを買ったりしながらのんびりとドライブしてきた。
 けっこう疲れたのだが、楽しい休日を過ごすことが出来た。

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なかなか刺激的

 今日は、編集者なかまと昼食を一緒に食べた。
 自分たちが身を置いている業界についての話をいろいろとしていたのだが、話は書籍業界にとどまらず、アニメや映画、その他の業界の動向も交えて、いろんな分野に広がっていった。
 考えてみれば、今日あつまった私を含めて3人のメンツは、みんな中途からこの業界に入ってきた奴ら。だから視野が広い、とまでは言わないが、純粋培養の編集者さんよりはいろんな考え方が出来る。

 こういう仲間たちとうまく話を盛り上げて、大きな仕事をこなしてみたいなあ、などと夢想したのだが、30代も後半になってこんなコトを考えられるのは、すごく幸せなことなんだろうなあ。

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NHK、続き

 NHKの海老沢元会長が顧問を辞任したとのこと。一部報道では「就任を辞退」とあるが、3日とはいえ顧問職にあったことは事実なのだから、やはりここは「辞任」が正しいだろう。
 NHKの新執行部は、今度の体制は以前の体制とは違うのだ、とアピールできる絶好の機会を自ら潰したことになる。本当ならば「通例として、旧会長には顧問就任を委嘱しておりましたが、事情が事情ですので断りました」と言うべきだった。
 このどたばた劇で、ほんのわずかでも残っていた「NHKの自浄作用に対する期待」は、儚くも消えたと言って良い。
 雪印乳業や三菱自動車など、トップの対応が悪くて事態をより悪化させた事例は、枚挙にいとまがない。NHKは、それらのニュースを報道した立場で、なにも考えていなかったんだろうか。

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NHKねぇ

 NHKの受信料不払いが急増しているという。さもありなん。
 あれほど批判を集めた会長が、ようやく辞任をしたかと思ったら、翌日には顧問に就任しているというのだから、自浄能力などカケラもないことをNHKは白日の下に公言してしまったわけだ。情けない限り。

 受信料の不払いについては、報道を読むと地上波デジタル放送が決め手になる、とのこと。詳しいことはよく判らないのだが、登録したカードを機器に差し込まないと、放送が見られないので不払いはなくなる、とのことだ。
 なんとも汚い手を使う、と思ったのだが、ひとつ疑問が。

 このカードを差し込まないと、民放局も見ることが出来ないのだろうか。
 とりあえずNHKだけ見られない、というのならば、より一層不払い(というよりは正当な要求だな。NHKは見ないってんだから。)が増える気がする。

 ……ってことは、きっとカードを差し込まないと民放局も見られないんだな。こういう悪知恵だけは回る連中だし。
 「現場の人たちは良い番組を作っている」っていう人もいるけど、組織全体が腐臭を放っているのに、それには目を向けずに自分たちの仕事だけをやっているのならば、それはそれで同罪だと思うんだけどね。

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頼むよ。

 映画化ということで、ふたたび人気が高まっている『終戦のローレライ』。
 新刊のときに読みそびれていたので、文庫化をよい機会と思い、読み始めた。ドイツ語での会話が、ドイツ語と日本語が併記してあるのがいささか読みにくいうえ、最初の場面が凝りすぎている感じで取り付きにくい。ま、読み進めていくうちに印象も変わってくるとは思うが。

 本題は別にあるのだ。

 私の読書タイムは通勤の電車の中と、夕食後。それに就寝前の数時間。子供の相手をしなくて済む場合には、会社から帰ってから、ずっと本を読んでいることもあるくらい。
 今日も、帰りの電車のなかで文庫判『終戦のローレライ』上巻を開いた。数ページ読んで、ふと目を上げると、反対側の座席でも文庫本を読んでいる人がいる。見れば、同じ『終戦のローレライ』上巻。
 (面白い偶然もあるものだ)と思ったのだが、彼の本は妙にテカテカしてる。
 よくよく見てみれば、カバーにはラミネートフィルムが張られ、裏表紙の一隅にはバーコードシールが。
 うーん、本を読んでもらうだけで最近はありがたいようなものなのだけど、やっぱり文庫本くらいは図書館で借りずに自分で買いましょうよ。頼むよ。

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あざらしのカモちゃん

 今日は小雪の舞うなか、鴨川シーワールドまで行ってきた。目的はシャチ。うちの夫婦の数少ない共通の趣味が、シャチを見ることなのだ。つきあわされる息子こそ、いい迷惑なのかも知れん(笑)。
 いつもは仕事の合間をぬって、平日に出かけることが多い鴨川シーワールドなのだが、たまには休日に行くのもいい。もちろん、けっこうな混み具合で水族館の部分はゆっくりと見ることも出来ないのだけれど、平日は逆に人が少なすぎて寂しい。やっぱり水族館や動物園は、それなりに人がいないとしっくりこないのだ。

 久しぶりに会うシャチの姿を堪能して、シアターの外に出てみると、海に面したフェンスのところに人だかりが出来ている。何だろう、と見に行ってみたら、例のアザラシ「カモちゃん」がいた。
 サーフィンを楽しむ人のすぐ横を、波に見え隠れしながら泳いでいた。
 みんなカメラを向けたり声をかけたりしていたが、考えてみたらアザラシなんてのはシーワールドのなかに仰山いるわけでして(笑)。

 ふと思いついたのだが、小学校のころ、校庭に入り込んで来た犬が、いきなり「特別な存在」になった記憶はないだろうか。ただの犬なのに、授業中の校庭に迷い込んできただけで、みんなが大騒ぎするのだ。立場こそ逆だが、なんとなくアレににている気がしたのだった。うーん、日本は平和だわ。

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美味しいモノを出す店だったのに

 ちょっと買い出しに吉祥寺へ。
 いま住んでいる恵比寿は生活物資の価格がとても高い。ま、食べなければ死んでしまうので、適当なところで折り合いをつけているのだが、たまに古巣の吉祥寺まで車を走らせ、雑多なものを買い込んでくるのだ。

 吉祥寺まで行かなくても良かろうに、という人もいるのだが、やはりここでしか買えないもの、食べられないものもあるわけで。

 その一つが、料理研究家の小林カツ代氏がやっている、おかゆ屋さん。
 上質なダシで素材の味を生かした鶏粥は、疲れがたまってくると食べたくなる。今日も買い物は後回しにして、まず、お店に向かったのだが……。
 閉店していた(泣)。

 貼り紙によれば、シェフの独立準備ということで、12月をもって閉店したとのこと。うーん、シェフの独立は喜ぶべきことなのかもしれないけど、やっぱり悲しい。考えてみれば、うちの息子の1ヶ月検診の帰り、久しぶりに外出した女房と初めて入ったのがここだった。赤ん坊連れでも歓迎してくれるし、なんといっても美味しいので足繁く通ったのだった。うちの息子も、私が作る離乳食は食べなかったくせに、ここのおかゆはどんどん食べたし。
 うーん、また美味しいモノを出す店が、ひとつ消えたことになるのだなあ。

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サイン色紙は大変だ

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 田中さんが新作『夜光曲』のプロモーション用に使うサイン色紙を前に呻吟していた。どうやら、いつものサインだけでなく、なにかひとこと添えてください、とお願いされたということで、「はて、なにを書いてよいやら」と悩んでいたのだ。

 このサイン色紙を頼みにこられた出版社の方に、ほかの作家さんはどんなことを書かれているのでしょう、と聞いてみたところ、皆さん、とてもかっこいい味のある短文を書かれているらしい。うーん、そういうモノを書くのが似合う人と、そうでない人がいるんだよなあ。田中さんが似合うかどうかということではないよ、うん。

 結局のところ、まずは宛名とサインを書いておいて、短文についてはゆっくり考えて書くので、色紙の受け渡しは後日ということになったようす。
 たかがサイン、されどサインなのだ。

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大きな飛行機

 いよいよ超大型旅客機の時代が来るようだ。
 エアバス社が、このほど発表し、受注を開始したA380型機は全長73メートル、全幅79.8メートルと、大きさでボーイング社の747型機(通称・ジャンボ)を上回る大きさ。世界で初めて総二階建てのキャビンを採用し、最大座席数は840人というから凄まじい。

 この大きなスペースを利用して、イギリスのお調子者ヴァージン・アトランティック航空は、はやくも「機内にスポーツジムやカジノを設ける」なんて構想をぶち上げたりしているようだが、私としては「畳敷きの寝部屋」を作って欲しい。離着陸のときは「なんとか踏ん張る」ことにして、あとはごろごろ、だらだら寝て過ごす。
 ニューヨーク〜東京間の13時間だって、あっという間だと思うんだけどなあ。
 どんなもんでしょ(笑)。

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また、この日がやってきた

 1月17日。
 私にとって、かなり特別な日である。10年前のこの日、阪神淡路大震災が起こったのだ。もちろん、東京から外に出たことのない私は直接被災したわけではなく、あくまでも傍観者としての立場でしかないのだけど。
 当時、私が勤務していた会社は粉体関係のプラントメーカーで、私も1月17日の震災で被災した製粉工場の復旧工事に駆り出されたわけだ。正直いって、最初は「まぁ、たいしたこともないだろう」と多寡をくくっていた。ところが、現地に近づくにつれ、想像を絶する破壊力が働いたということが、実感として迫ってきた。
 さらには、工場の従業員の人からタクシーの運転手さんに至るまで、地震の瞬間の生々しい証言を聞かせてもらったたことで、大きな地震の前には人間は無力な存在でしかない、ということがよく判った。
 以後、復旧が完了するまで6ヶ月近く現地と東京を往復する生活をしていたが、復旧の槌音の響くなかでも、被災された方の苦しい状況はよくわかった。おそらく、10年経った現在でも、完全に生活が旧に復した人はそれほど多くはないのでは、と思う。
 
 「備えあれば憂いなし」とは言い古された言葉だが、たとえ備えがしてあったとしても、無傷では済まない災害もある、ということだ。
 とはいえ、備えをしておくことで被害の度合いを小さくすることはできるはず。10年前の出来事を忘れることなく、日々の備えを万全にしておくこと。これこそが阪神淡路大震災で犠牲になった尊い生命に対する、生き残った者の義務ではないかと思うのだ。

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お年玉付き年賀はがき

 お年玉付き年賀はがきの当選番号が発表になった。会社に届いたものは明日、出社してから確認することとして、とりあえず自宅に送っていただいたものを調べてみた。

 結果。
 谷甲州先生より届いたものが、切手シートに当たってました。この場を借りて御礼申し上げます。

 ほかにも友人・知人から届いたもので、3通ほど切手シートが当選。

 皆さんのところは如何だったでしょ。

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社会保険事務所に行った

 新しく入った社員の健康保険&厚生年金の手続きをおこなうため、社会保険事務所へ行く。最近、なにかと風当たりの強い役所(だよな)だけに「何か変わったかな」と思いながら、入り口のドアをくぐって驚いた。
 ドアの正面に「ご案内」と大きく書かれたブースが設けられ、女性職員が「こんにちは、どのようなご用件でしょう」と声を掛けてきた。
 うーん、ここまで露骨だとかえって鼻白んでしまう人も多いと思うが、ま、これだけを見れば悪いことではない。
 目的の手続きも、問題なく終了。やはり役所関係にはついつい遠慮してしまいがちな小市民だけに、ちょっとホッとした。

 ただ、こういう目先の(と言ってしまうが)改革だけでは、とてもとても私たちの不信感をぬぐい去るわけにはいかないだろう。うまい汁をすすっているのは一部の上層部の連中だけなのかも知れないが、そう言われてもねえ。今後も頑張って改革に励んでもらいたいものである。

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静電気嫌い

 そろそろイヤな季節になってきた。
 もともと私は暑さよりも寒さの方が苦手で、この一点においては田中さんと相容れないのだが、さらに最近はもうひとつ、冬が嫌いな点が増えた。

 それは、「静電気」。
 体質なのかも知れないし、日ごろ好んで着ている服装のせいなのかも知れないのだが、なにしろよく帯電する。ちょっと油断していると、バチっと放電されるのだ。かなり痛い。
 ずいぶん前に、社員から「静電気防止ブレスレット」なるシロモノもらったこともあるのだが、あまり効果は実感できなかった。

 仕方がないので、事務所に加湿器を取り付けたり、ドアの横に静電気放出用のプレートを貼ったりしているのだが、やはり面倒くさい。

 子供の頃、ガソリンを積んだタンクローリーが、じゃらじゃらと鎖を引きずって走っていたのを覚えているのだが、あんな感じで私も何かを引きずって歩くしかないのかも知れない。などと思っていたのだが、昨日、ガソリンスタンドから出てきたタンクローリーを見たところ、あの鎖がなかった。
 タンクローリーですら克服した静電気問題を、私はいまだに抱えているかと思うと、自らの進歩のなさにちょっと考え込んでしまうのであった。

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ラジオ体操第1!

 時差ボケというわけではないのだろうが、ニューヨークから帰ってきてから早寝&早起きの習慣がついている。良いことだとは思うのだが、午後10時には眠くなり、午前5時には起きてしまうというのは、あまりに健康的ではないのかな。
 5時に起きたあとは、珈琲を入れてメールチェックなどをしつつ、軽く仕事をしているのだが、意外とはかどるので嬉しい。

 そのあと、午前6時30分から教育テレビで放映される「テレビ体操」を見る。いままで30年以上(になるだろう)、ラジオ体操第1をやってきたと思うのだが、あらためて見ると、意外な発見があったりする。「あ、ここでは踵を上げてはいけないんだ」とか(笑)。
 思い切り身体を動かすと、たかがラジオ体操といえど汗が出てくる。
 うーん、ラジオ体操、侮りがたし。

 以前、知人から聞いた話では、海外に設立された日本企業の工場でも、朝にラジオ体操をやるところが多いのだそう。それで、現地の人は、日本人は出身も所属を問わず、この「チャンチャラチャカチャカ…」というラジオ体操のイントロが流れたとたん、なんとな〜く互いの間隔をはかりはじめ、その後、一糸乱れぬ体操を行うので、非常に不思議に思っているとのこと。ま、そうかもねえ(笑)。

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新人が来たぞ!

 2005年になってから、初めての出社。
 今年は新人をひとり採用したのだが、彼の初出社も私に合わせて今日にしてもらった。
 新人とはいうものの、彼はもともと学生時代にうちの会社でアルバイトしていた経歴があり、会社の鍵だって持っているのだ。なんという新鮮味のない新入社員だろう(笑)。

 そうは言っても、うちの会社のようなナノ企業に、安定した大企業から転身してくれたのだから、その意気には応えねばなるまい。こちらとしても気合いを新たに頑張らねば。

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写真は嘘を付かない

 ニューヨークから帰国して、まずは撮ってきた写真の整理と思い、デジカメのメディアを取り出してパソコンに流し込む。いやはや、けっこう撮ってきた。少しずつ、このblogでも紹介していこう。

 などと思いつつ、何枚か私の姿が写っている写真をみて、愕然。
 「おれ、こんなに太ってるんだ」

 デブだ、デブだとは思っていたが、正直、ここまで太っていたとは気付かなかった。いやぁ、参ったなあ。
 今年の目標が早々に決まってしまったようだ(笑)。

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ただいま

 とりあえず、アメリカから帰国しました。いやはや、やっぱり疲れました。
 明日一日、体調を整えて、明後日から仕事に復帰です。

 詳しい旅行記は、また改めて書き込みます。

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ニューヨーク三日目

 今日は、朝食を食べてから、甥っ子と一緒に地下鉄に乗り、メトロポリタン美術館に行く。入場料を払ったところで別れ、あとはそれぞれのペースで鑑賞することに。ちなみに、この後も別行動をとることになっている。私としては、一人歩きをすれば、ちょっとは自分で考えて行動するかな、と思ったもので。

 メトロポリタン美術館には、結局5時間半滞在した。そのなかの30分は、一枚の絵の前で動けなかったのだけれど。やっぱり名画と呼ばれるものが持つパワーはすばらしいものがある。5時間半では全然時間が足りないのだが、あとの予定を考えると限界。絶対にまた来るぞ、と誓って外に出る。

 美術館の外で、客待ちをしていたタクシーに乗り、次の目的地、イントレピッド博物館に向かう。バングラディッシュ人のタクシー運転手は、英語もあまり上手じゃないし、地理を不案内のようす。ま、私も人のことがいえた義理ではない。二人で地図を見ながら、なんとかたどりつく。

 イントレピッド博物館は、アメリカ海軍の空母イントレピッドを、そのまま博物館にしているのこと。入場料を払うと、腕に紙テープを巻いてくれ、これが入場証。風が強いので、普通のチケットだと飛ばされてしまうからだそうだ。ホントかねえ。
 まずはとりあえず、飛行甲板に上がる。上がってびっくり。なんじゃ、これは。海軍機もいるけど、陸軍機も展示されてる。挙句の果てにはA12なんていうイロモノまで。うーん、ブラックバードが空母の甲板にあるという図は、想像の範囲を軽く越えてます。
 この博物館、正式名称を「イントレピッド航空宇宙博物館」と称するだけあって、内部にはなぜかスペースシャトルやロケットの展示もある。
 なんじゃ、こりゃあ。と思いつつ艦内の展示を見ていくと、大きく「KAMIKAZE」の文字が。あー、そういうえばイントレピッドは一番最初に神風攻撃を受けた空母だったっけ。うーむ。ちょっと居心地の悪い空気を感じつつ、一回りして外に出る。

 すると、さらに想像を超える光景。ハシケの上にコンコルドが載ってる(笑)。
 気前の良いことに、イントレピッド博物館の入場証で、内部を見ることが出来る、とのこと。せっかくなので上がってみたのだが、コンコルドの機内って、非常に狭いのね。通路をはさんで両側にシートが左右それぞれに2席ずつ。シート幅も、エコノミークラスとほぼ同じほど。以前、コンコルドは全席がファーストクラスなんだ、と聞いたことがあるが、それにしては椅子幅が狭かったなあ。

 イントレピッド博物館から、ぶらぶらと歩いてブロードウェイまで出て、ここを散策。次回来るときは、ミュージカルの1本くらい見たいものだ。

 ホテルに戻ると、案の定、すでに甥っ子は帰ってきていた。一応、5番街のおもちゃ屋さんには行ったらしい。ふむ。

 夕方になって、夕食をどうするかと聞いたところ、またしても「食べるよりも寝ていたい」という。こちらとしては、ニューヨーク最後の夜だし、美味しいものでも食べようかと思っていたのだが、一人ではレストランに行くのも気が引ける。
 どうしようか、と考えていたところ、ふとひらめいたのが、ホテルから10分ほど歩いたところにある「吉野家」の存在。
 BSE問題で日本ではずいぶんご無沙汰になってしまった牛丼が、ここでならば食べられるではないか。と、さっさか歩いて吉野家へ。
 久しぶりの牛丼だったのだが、日本の味付けに比べると、かなり甘めのたれではないかな、と思った。
 なにはともあれ、ひとまずは満腹・満足し、ホテルに帰って寝てしまう。
 明日は、朝おきて一番でチェックアウトだ。いよいよ日本に帰るのだね。

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ニューヨーク二日目(午後篇)

 えーと、どこまで書いたんだっけ。

 サウス・ストリート・シーポートで昼食を食べた後、バスに戻って観光再開。国連本部ビルに立ち寄り、その後はカーネギーホール、ダコタハウス、リンカーンセンター、グッゲンハイム美術館を見て回る。リンカーン・センターでは、世界的な音楽学校である、ジュリアード音楽学院があるのだが、ちょうどそのとき、髪の長い女の子の二人連れが、降りしきる雪のなか、音楽学校の校舎に走って入っていった。彼女たちの未来に幸多からんことを。

 一通りの観光を終えてバスを降りたら、午後4時前。例によって甥っ子は「眠い、眠い」と言っているので、彼だけホテルに帰ることとし、私はかねてより行きたかったMoMAへ。
 いやはや、これほどまでの内容とは思わなかったっす。絵画の部では、巨匠といわれる人たちの作品を間近に見ることが出来るし、彫刻や造型の部でも、日本とはまったく違うコンセプトで展示をしている。うーん、完敗。
 あとの予定がなければ、もうすこしじっくり見たのだけれどなあ。

 MoMAのミュージアム・ショップで買ったお土産をホテルの部屋に置き、一息いれたら再び外へ、今度は食事に出ることに。
 ガイドさんに予約していたお店に連れて行ってもらい、この時期がいちばん美味しいとされるロブスターを貪り食う。

 その後、夜景のきれいに見えるスポットをふたつ案内してもらったのだが、いかんせん寒い、寒すぎる(笑)。最後は小雪が舞い落ちてきたので、引き上げることに。

 けっこうハードな一日だったのだが、それなりに楽しく過ごすことが出来たと思う。

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ニューヨーク二日目(午前篇)

 ニューヨーク二日目。とりあえず、ガイド付きの観光ツアーを申し込んだ。ツアー旅行にはあまりよいイメージがなかったのだが、今回利用してみて、慣れない街を効率よく観光するためには、意外と有効な手段だということがわかる。入場料なども、いちいち個人で支払うよりは割安だし。

 ということで、まずはエンパイア・ステート・ビルに登る。セキュリティ・チェックが厳しく長蛇の列になっている、と聞いていたのだが、あにはからんや、誰もおらず。聞けば、観光ツアー会社が特別に契約しているとのことで、一般客が上れる時間よりも早く入場したとのこと。うーん、こういうところもツアーの利点か。意気揚々とエレベータに乗り込んでみたのはよいが、残念ながら展望台からの視程はゼロ。真っ白な雲に覆われている。まさに「金返せ」状態。ま、これもまた一興というべきか。見れば、ツアーで一緒になった人たちは、お土産を買ったりして、それなりに楽しんでいる様子。ふむ。私は居場所がないので、ツアーのガイドさんと壁にもたれながら雑談していたら、彼は9.11の際、エンパイア・ステート・ビルにいたそうだ。観光バス3台のツアーを案内していて、最初の50名と展望台にあがったところで1機めが突っ込んだとのこと。そのときは、「飛行機がWTCに接触した」というアナウンスがあったそうで、ふーん、とみんなで見物していたら、2機めが突っ込んだそうだ。もうこの時点で展望台は閉鎖され、1階で足止めを食らっていた残りのバス2台の人たちとともに避難したらしい。生の声を聞けたのは、正直、収穫であった。

 その後、自由の女神があるリバティ島に渡るフェリーに乗る。ここでもセキュリティ・チェック。ポケットの中のものはすべて出すよう言われるし、ベルトも取るように指示される。
 往路のフェリーは10分ほどでリバティ島に到着。べらぼうに寒い。おりから降り始めた小雪にくわえ、海風も強いので、凍えるばかり。適当に写真を撮ったあとは、お土産屋さんに逃げ込む。あまりの寒さに、思わず毛糸の帽子を買ってしまう。
 復路は、現在は移民博物館になっているエリス島に立ち寄るので、40分くらいかかる。往路ではデッキに出て写真を撮っていた私だが、復路では暖かい船室から一歩も出ず。

 フェリーを降りた後、グラウンド・ゼロに向かう。なんというか、荒漠たる光景。ちょっとコメントできない。なんというか、すごいショックを受けた。

 その後、サウス・シー・ポートに移動して、ここで昼食タイムとなる。フード・コートがあったので、チキン・クリスピィ・サンドというのを頼む。要は、鶏の胸肉を揚げたものをはさんだハンバーガーみたいなもの。けっこう美味しい。でも、すごいカロリー。

(午後篇につづく)

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ニューヨークは寒いっ!

 ニューヨーク初日。ホテルに入ったら、とくに予定もないので適当に周辺を散策する。タイムズ・スクウェアの前で、ひっくり返したバケツ(おそらく、床にひくワックスなどが入っていたもの)を並べて、それを叩いてパフォーマンスをやっている黒人の芸を堪能。バケツが少しずつ小さいものになっているので、ちゃんと音階になってる。うむむ。

 ホテルに帰って、甥っ子は例によって昼寝。せっかくニューヨークまでつれてきたというのに、張り合いのないやつ。ま、体力的にキツイのだったら、無理をされても困るわけで、休めるときに休んでもらったほうがいい。
 すっかりベッドに馴染んでしまった甥っ子に、夕食の希望を聞くと「飯を食べるよりも寝ていたい」とのこと。こりゃ重症だ。ただ、べつに熱があるわけでもないので、ここはゆっくり休ませることにする。

 私は一人で、さきほどの散策の際にめぼしをつけておいたラーメン屋に行く。ニューヨークではラーメンが人気フードのようす。あまり期待せずに入ったのだが、しっかりした味噌ラーメンを食べさせてくれた。実はその前に餃子とビールを頼んだのだか、これも美味しい。ふむ。

 満腹になって、ロックフェラー・センターの前まで足を延ばし、クリスマス・ツリーを眺める。電飾がとってもきれい。なんでこれを男一人で眺めてるんだろうねえ。

 このまま帰っても良かったのだが、さすがに甥っ子に飯抜きというのも可哀想かと思い、ピザ屋に入ってテイクアウトで1ピース買う。とてもでっかい1ピースだ。

 ピザ屋から出ると、けっこう激しい勢いで雪が降っていた。震えながらホテルに戻り、バスタブに湯を張り、ゆっくり入ることにする。
 明日は一日ニューヨーク観光だ。エンパイア・ステート・ビルにも入れるらしいが、聞けばセキュリティ・チェックで延々と待たされるらしい。どうなることやら。

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明日はニューヨーク

 現在、1月4日午後10時半。
 楽しかったワシントンD.C.滞在も、終わり。明日の早朝にはホテルをチェックアウトしてニューヨークに向かうことになる。

 さきほど、ようやく目が覚めた甥っ子と夕食を食べつつ、明日以降の見学場所について話し合う。もっとも、彼にはとくに希望がないようなので、リバティ島とグラウンド・ゼロくらい見せておいて、あとは適当に私の趣味に走ることにしよう。

 前回、ニューヨークに来たときは、帰りのJFK空港で「コンコルドはこっち」という矢印をみて、ついふらふらと行きそうになった自分がいた。あのとき、帰りの航空券を無駄にしたとしても乗っておくべきだったなあ。あれからすぐに事故を起こして、コンコルドは世界の空から消えてしまったのだ。惜しいことをしたものだ。

 さて、明日はどんな旅が待っているのでしょうねえ。

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ワシントン二日目

 ワシントンD.C.二日目。
 時差ぼけにはなりにくい私なのだが、エコノミーの座席ではあまり眠れなかった。それが響いていたのか、少々時差ぼけが残ってしまったようで、午前5時くらいに目が覚めた。のどの渇きを覚えたので、隣のベッドで寝ている甥っ子を起こさないように、気をつけて床に足をつけたら、すでにおきていた甥っ子に声をかけられた。どうやらかなり前から起きていたらしい。
 時差ぼけになりやすい体質と、そうでない体質があるんだなあ。

 仕方ないので、私はネットにつながったパソコンをいじり倒したり、持ってきた文庫本を読んだりして時間をつぶす。
 6時を回ったあたりで、少々音を出してもかまわないだろうと判断してシャワーを浴びる。例によってお湯の温度が安定しないシャワーで、ストレスがたまる。

 ゆっくり身支度を済ませ、ホテルのレストランに朝食を食べに行く。すでに一番込んでいた時間は過ぎていたようで、客の姿もまばら。おかげでのんびりと食事をすることができた。

 食事のあと一度部屋に戻り、準備を整えて外に出る。今回のホテルは、地下鉄の駅から徒歩1分なので非常に便利。地下鉄の入り口にあるエスカレーターに乗ろうとして、思わず声を上げてしまう。べらぼうに地下深くに作られた駅。まるで地の底のような駅にむけて、一直線に伸びているエスカレーターは、なんとなく非現実的な光景に見えた。

 チャイナタウンまで地下鉄に乗り、国際スパイ博物館へ。入場料、大人14ドル。
 中に入ると、まずエレベータで階上まで連れて行かれる。(ちなみに、エレベータのなかでは「このエレベータ内は保安処置をされていないので、機密事項を話してはいけない」とのアナウンスが流れた)
 そして、スパイについてまとめた5分程度のムービーを見ることを「強制」される。なにせ、これを見ない限りは展示場に行けないのだ。
とはいえ、ムービー自体のできはよく、ナレーションの英語もわりとゆっくりめだったので、なんとか私にも内容がつかめた。横の甥っ子をみた限りでは、ぽかんとしていた感じだったが。

 展示品は、摘発されたスパイが実際に所持していたスパイ道具の数々、いわゆるスパイカメラや小型の発信器、通信装置、武器などなどが整理されて並んでいる。私には大変興味深かったのだが、どうも甥っ子の反応が鈍い。ひょっとして、博物館の選定をミスしたかと心配になるが、ま、ここは私の趣味だし。と開き直ることにする。
 ただ、甥っ子と展示品を話しながら進んでいて、彼の物知らずに愕然とする。ベルリンの壁がどういうものであったか、冷戦構造というものがどのようなものであったか、などがまるで頭にないらしい。展示品の説明文に「axis」という単語があったので、枢軸国について話をしてみれば、三国同盟も知らない感じ。ウィンストン・チャーチルの写真を示して、これは誰かと聞いてみても「知らない」、チャーチルだと教えてみても「その人は知らない」と。
 確かにできのよい甥っ子ではないと思っていたが、自分の中学二年生時代を振り返ってみると、ここまで物知らずではなかった自信はある。観察していると、彼が読んでいる本は漫画ばかり。これが悪いとはいわないが、彼の「圧倒的までの知識不足」を目の当たりにして、やっぱりこれはまずいのではないのかなぁ、と心配してしまう。

 スパイ博物館を出たところでお昼。昼食をどうするか、と考えたが、朝食が遅かったこともあって腹が減っていないので、このままスミソニアンの自然史博物館まで歩くことにする。
 ワシントンD.C.は寒い、と聞いていたのだが、全然。せっかく買った新しいダウンジャケットも、小脇に抱えたままである。みれば、タンクトップ姿でジョギングをする女性もいる。うむむ。
 ジョギングといえば、アメリカの国会議員が大統領選に出馬を考えると、一番最初に始めるのが毎朝のジョギングなんだそうだ。次に、いままで行ったことすらなかった教会に、日曜日ごと奥さんを連れて通いだすらしい。最後が、公認会計士と首っ引きで、自分がいままで納めた税金に納付漏れがないかどうかを、それこそ高校生時代のアルバイト代から詳しく調べ、万一納付漏れが見つかった場合には、きちんと納付をするとのことだ。じゃあ、ここで走っている男女のうちにも議員がいるのだろうか、と思ったのだが、よく判らなかった(笑)。

 スミソニアンの自然史博物館に着き、まずは一番上の階へ。さまざまな展示を見て、最後にホープ・ダイヤモンドを見る。やはり世界最大のダイヤは輝きが違う。以前に来たときは、時間も限られていてゆっくりとは見られなかったので、今回は説明文の一つ一つを丹念に見ていく。
 残念ながら、ここでも甥っ子の知識不足が露呈し、ついつい苛立つ自分に、また苛立つ。ただ、少しだけ判ってきたのは、彼の場合、関心のないことには、いっさい知的好奇心が働かないらしい。恐竜がいつ滅んだとしても、それが何か自分に関係ある?という感じ。私の場合、頭のなかの87.5パーセントは知らなくていてもいい知識が詰まっているので、さまざまな分野に首を突っ込んでいるのだけど。興味のない分野と言っても、世の中のすべてのことは意外なところでリンクしているので、通り一遍の知識だとしても持っていたほうが何かと役に立つんだけどな。さらにいえば、高い頂上をもつ山は、それだけ裾野も広いんだけどね。

 とはいえ、どうやら甥っ子が時差ぼけにより、急速に体力を奪われているようす。口を開くと「眠い」という。このままでは私のほうもイラついてきそうになるので、ちょっと早いがホテルに帰って休息をとることにする。正直いうと、私もちょっと疲れてきたし。

 午後3時前にホテルに戻り、甥っ子はすぐに寝息を立て始める。おーい、こんな時間に眠ったら、また夜に眠れなくなるぞぉ。
 ま、そう言っても仕方ないか。私も海外に行き始めたころは、時差ぼけのうまい解消法が見つからず、苦しんだ覚えがあるし。

 すやすやと眠る甥っ子を見つつ改めて思うのだけど、中学生の学力レベルが落ちているという報道などを聞いていたのだが、これは事実であった。少なくとも、彼のような子供は珍しくないと思う。学校の勉強さえちゃんとやっていれば、その後の社会生活を送る上で問題ない知識と学力が身につく、なんて言っていられたのは過去の話だというし、もうちょっと自分の意思で物事を知る努力をしてほしいなあ、と切に願う。頭が柔らかいうちでなければ、身につかないものも多いし。
 もっと怖いのは、彼が自分の知識不足を恥ずかしいと思っていないように見受けられること。そんなの知らなかったって……という思いが表情から伺えるのだ。それじゃあ、つまらないだろうよぉ。と、思う私は古い人間なんだろうかねえ。

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時差ぼけ

 ただいまアメリカ東部時間1月4日午前6時です。ちょっとまえに目が覚めてしまいました。なんつーか、時差ぼけです。いつもボケてるようなので、まず問題はないと思うのですが。
 今日は地下鉄にのって、スミソニアン博物館群の散策しようか、と思っています。
 ちょっと気になっているのが、国際スパイ博物館(これはスミソニアン協会の博物館ではないけど)でして。ここを見るか、それともダラス国際空港近くにある、スミソニアン航空宇宙博物館の新館を見るか、悩むところです。

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ワシントンにて

 12時間以上の長旅に耐え、ようやくワシントンに到着。一昨年に来たときと比べ、入国審査が格段に厳しくなっているのに驚く。飛行機が地上に降りてから、出口ゲートを抜けたのは1時間近くたってからだった。
 今回の旅は、甥っ子の勉強が主眼なので、ガイドさんをお願いしていた。
 中年の紳士で、たいへんな博識。運転しながらも、アメリカの現状に関して非常に判り易いレクチャーをしてもらえた。もっとも、一番これを聞いていてほしい甥っ子は、時差ぼけで朦朧としていたようだが。

 こちらの希望で、まずアーリントン墓地に行ってもらい、JFKの墓を見る。ついで、リンカーン記念堂。ホワイトハウスに国会議事堂、とモールにある重要な施設を見たあとで、スミソニアン航空宇宙博物館に行く。ここは私は以前、来たことがあるのだが、海外旅行初体験の甥っ子は、当然初めて。実物の零戦に目を奪われていた。

 とはいえ、そろそろ体力が限界に近づいているようなので、いちどホテルに入ることにする。
 マリオット・ウォードマン・パークホテルは、ワシントンD.C.で一番大きなホテルとのこと。
 幸いにしてクラシックな旧館の部屋が押さえられたので、戦前に作られた重厚な部屋を楽しむことができる。設備に関しては、あるていど近代化を行っているらしく、ベッドサイドのデスクには、高速インターネットの端子口が。
 ただ、シャワーの湯の温度が一定しないのには閉口した。やはり建物が古くなると、水周りに影響が出るね。

 ちょっと休んで、甥っ子の体力も(ほんの少し)回復したようなので、そろそろ食事に出ようかと思っている。
 明日から、けっこうハードな毎日なので、栄養をつけねば。

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成田にて

 成田空港で、出国手続きを終わらせたあと、ずいぶん時間があいてしまったので(どうしたもんかいな)と思っていたところ、ロビーの隅にYAHOO!が無料のネットカフェを開設しているのを発見。
 さっそく利用を申し込む。なんせ無料だし。
 個人情報をあれこれ聞かれるといやだな、と思ったのだが、名前を書いてパスポートを見せるだけ。ふむ。

 数十台置いてあるノートパソコンは、すべてDELL社のINSPIRON8200なのだが、キートップが磨り減ってしまい、文字の読めない場所があるのもご愛嬌。なんせ、無料だし。

 おそらくこれが日本での最後のアクセスになると思いますが、留守中、ご迷惑をおかけする関係者の皆様にはこの場を借りてお詫び申し上げます。

 ではでは。

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福袋、買ってないなあ

 「明日は早く起きなければならないのだから、早く寝よう」なんて、早めに床に就いたのだが、そういうときに限って、こんな時間に目が覚めてしまうものである。

 正月早々、留守にするとわかっていたので、ついつい年越しの準備もおろそかになってしまった。女房からは「蛍光灯を新しいのに換えておいて、って言ったのに」と文句を言われてしまった。だって忘れてたんだもん。(←見苦しい開き直り)

 ふと気付けば、毎年どこかしらの店で買っては後悔していた「福袋」を、今年はひとつも買わなかった。うーん、たいてい後悔するだけなんだけど、やっぱり新年の運試しというか、何が入っているのか判らないワクワク感を楽しみたい、というか。
 だから、私はあまり高額な福袋には手を出さないし、中身が判る福袋なんてのはもってのほか(笑)。

 考えてみたら、私のいる業界では、福袋を作るような業者さんはいません。あけてみないとどの作家のどの本が入っているか判らない「本屋の福袋」とか、あけてみないと誰の原稿がはいっているか判らない「出版社向け、作家事務所の福袋」とか、面白いと思うんだけどな。駄目?

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今年は何冊読めるかな。

 明日からアメリカ。
 行き帰りの飛行機のなかで読む本を買いに本屋に行ったのだが、ついつい買いすぎてしまう。
 考えてみれば、12〜13時間も椅子に座ったまま、というのは本を読むのには最高の環境なわけでして。騒音対策にはBOSE社のノイズ・キャンセラ・ヘッドホンを用意したし、あとはひたすら読むだけ。

 昨年、読んだ本はぎりぎりで100冊を越えたくらいだったので、今年はもうちょっと読みたいなあ。前の職場は電車に乗っている時間だけで1時間近くあったので、ちょうど良い読書タイムだったのだが、いまの仕事になってから、本を読む時間を確保するのが難しくなっている。仕事の内容からすれば皮肉な感じがする。
 ゲラ刷りを読むのは読書とは考えたくないのだけど、考えようによっては発売前の小説を読むことが出来るのだから、これはこれで幸せなのかも知れない。もっとも、読んだあとには仕事が待っているわけだから、ただ楽しんで読むわけにいかないのが難点か。

 なにはともあれ、明日は7時前には出ないとならない。ちゃんと起きられるかな。

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年始早々の難問

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。

 さてさて。今日は女房の実家に年始回り。
 義姉のところが3人の子供を連れて帰省しており、すでに義母・義父は子供たちのパワーに振り回されて疲労困憊している感じ。そのうえ、うちの息子も加わったため、もはや収拾のつかない騒ぎとなった。

 そんななか、中学二年生になる姪っ子が、学校から出た冬休みの宿題を手伝って欲しい、と寄ってくる。なんでも「仕事をしている人に話を聞く」という宿題だとのこと。インタビューをすることはよくあるが、受けることは珍しい。
 で、最初の質問。「職業の名前はなんですか?」
……うーん、難問だ。
 素人の中学二年生を相手に細かい話をしても仕方がないので、とりあえず「作家のマネージメント業」と答える。
 次の質問。「どのようなところで働いていますか」
 ま、これは特別な場所で働いている人には意味のある質問なんだろうなあ。ありのままに答えるとすれば「オフィスビルの3階なんですけどねぇ」。おいおい、そのまま書いてるけど、それで先生に叱られないか?
 で、次の質問。「その仕事に資格や免許は必要ですか」
 「いりません」。社員には普通運転免許から教員免許、1トン未満玉掛け資格者まで、いろんな免許を持っている奴らが揃っているが、まったく仕事には役立っていない。

 そんなこんなで10問近くの質問をこなして、なんとか「インタビュー」終了。
 すると、その模様を横で見ていた妹(小学校4年生)がひとこと。
 「なんだかよく判らない仕事だねえ」

 はい。自分でもそうだと思います(笑)。

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