美味しいモノを出す店だったのに
ちょっと買い出しに吉祥寺へ。
いま住んでいる恵比寿は生活物資の価格がとても高い。ま、食べなければ死んでしまうので、適当なところで折り合いをつけているのだが、たまに古巣の吉祥寺まで車を走らせ、雑多なものを買い込んでくるのだ。
吉祥寺まで行かなくても良かろうに、という人もいるのだが、やはりここでしか買えないもの、食べられないものもあるわけで。
その一つが、料理研究家の小林カツ代氏がやっている、おかゆ屋さん。
上質なダシで素材の味を生かした鶏粥は、疲れがたまってくると食べたくなる。今日も買い物は後回しにして、まず、お店に向かったのだが……。
閉店していた(泣)。
貼り紙によれば、シェフの独立準備ということで、12月をもって閉店したとのこと。うーん、シェフの独立は喜ぶべきことなのかもしれないけど、やっぱり悲しい。考えてみれば、うちの息子の1ヶ月検診の帰り、久しぶりに外出した女房と初めて入ったのがここだった。赤ん坊連れでも歓迎してくれるし、なんといっても美味しいので足繁く通ったのだった。うちの息子も、私が作る離乳食は食べなかったくせに、ここのおかゆはどんどん食べたし。
うーん、また美味しいモノを出す店が、ひとつ消えたことになるのだなあ。
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コメント
ええっ閉店しちゃったんですか~残念!
実は私も昨年一度だけそこでお粥をいただいたのですが、「このダシはいったい!?決して馴染みのない素材の味ではないのだけれどマッタリとした中に上品な香りが漂って・・・」と栗田さんのように感動したのを覚えております。シェフは何処で独立なさるのでしょう?気になりますねえ。
投稿: ANE | 2005年1月24日 10時22分
ANEさん、ども。
そうなんですよ。なんとも残念です。
うちの息子は小林先生に抱っこしてもらったこともあるくらい、馴染みの店だったんですけどねえ。
いろいろと事情はあるのでしょうけど、やっぱり寂しいです。はい。
投稿: 安達裕章 | 2005年1月25日 22時44分