アメリカ旅行(その1)
先日訪れたワシントンD.C.の写真を、まだどこにもアップしていないことに気が付いた。
ま、たいした写真でもないのだが、少しずつ上げていこうと思う。
まずは、アーリントン墓地のなかにある、J.F.Kのお墓。アメリカ人は墓参りの習慣がないということだが、このお墓だけは別格。小学校の遠足でも訪れるという。そもそもアーリントン墓地というのは、アメリカ軍に所属し、戦争へ行ったことがある人だけが埋葬される資格のある墓地だそうだ。「行ったことがある」わけなので、戦死はもちろん、無事に帰還してきて、何十年か後、老衰で天寿を全うして死んだ、という人にも資格があるとのこと。もともとは、南北戦争当時、戦場に赴く兵隊さんに「アメリカのために戦ってくれる君たちのために、国家として、墓はきちんと用意する」と約束したのが最初だそうで。
ただ、このアーリントン墓地。墓地になる前は南軍のリー将軍の邸宅があったところだそうだ。南北戦争が勃発し、北軍はまっさきにこの丘を占領。万一、再度南軍に奪還されてもリー将軍が戻ってくることのないよう、墓地を築いたという話。なんともエゲツナイ話だね。
で、アーリントン墓地からちょっと離れたところにあるのが、リンカーン記念堂。白亜、という形容がぴったりの大きな建物。
当然のことながら、なかにはリンカーンの像があるわけ。
アメリカ人に言わせると、歴代大統領のなかで一番あたまが良かったのはジェファーソンだそう。でも、風格があると思われるのはリンカーンなんだそうだ。男も中年を過ぎたら、リンカーンのような顔になりたい、と願うらしいが、ちょっと日本人には理解しかねるセンスだと思われる。あの彫りの深い顔は、日本人はいくら願ったって無理だもんねぇ。
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