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短篇、脱稿!

 田中さんの執筆のペースは、いまだ快調を維持している。

 今日は、私が幹事を務めた作家さんの結婚パーティーに出席するため、さきほど事務所に来られたのだが、「はい、お土産」と言って、原稿用紙の束を渡してくれた。
 見れば、某K社の小説雑誌に載せるための短篇小説。完成は来週になるということだったのに、週末を待たずに書き上げられたらしい。なんともはや。

 そういうことですので、もしご都合が合うようでしたら、月曜日にお出で頂いても結構ですよ>某K社の編集長さま

 ……このブログを担当編集の方が、けっこう読んでいらっしゃるようなので、とりあえず業務連絡をしてみる(笑)。なんなら携帯に電話ください。

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『東京ナイトメア』打ち上げ

 今日は講談社のマガジンZさんが、コミック版『東京ナイトメア』の打ち上げということで、田中さんと垣野内さんをお食事に招いてくださった。ついでに私も招いてくださったので、ありがたく神楽坂のフレンチ・レストランへ。

 幅の広い大きなテーブルがセッティングしてあり、両側に分かれて座ると、相手の顔が妙に遠く感じるほど。こういう高級店には縁のない私は、最初は落ち着かなかった(笑)。

 お料理は、前菜、スープ、肉料理、魚料理、デザートのなかから、計4品を選ぶスタイル。順当に考えれば、前菜、スープ、肉料理または魚料理、デザート、という感じになるのだが、お店の人によれば、デザートを4品頼んだ剛の者もいたとのこと。

 私は前菜にホワイトアスパラガス、スープは有機野菜のポタージュ(フォアグラのソテー入り)、メインは肉料理でホロホロ鳥、デザートはクレープ・シュゼットをオーダー。田中さんも垣野内さんも、それぞれご自分の好みで献立を組み立てていた。

 どれも美味しかったのだが、やはり季節を感じさせるホワイトアスパラガスは素晴らしい味と食感。温泉卵をソースに使うアイディアも秀逸だった。

 また、その場でフランベして作ってくれるクレープ・シュゼットも、絶品だった。フレッシュなオレンジの香りが部屋中に広がって、なんとも優雅な感じ。

 打ち上げ、ということだったが、2ヶ月のインターバルをおいて、今度は『巴里妖都変』の連載がスタートすることもあり、資料のやりとりやキャラクター造型についての打ち合わせも食事を楽しみつつ行われた。と言っても、垣野内さんにお任せ、ということなのだが。

 最後に、5月に新創刊される講談社のコミック雑誌『シリウス』のキャンペーンに使用する色紙とPOPカードに、田中さんがメッセージとサインを書いて、今日の食事会は終了。
 ダイエット中だというのに、たっぷりと食べてしまった。
 美味しかったなあ。

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今日は京都に日帰り出張

 今日は、京都に日帰り出張。
 『銀河英雄伝説』のガレージキットを長年(ホント、長年)作り続けて下さっている、造型工房アルバクリエイツの代表さんとの打ち合わせがあるのだ。
 いつも打ち合わせ、というと彼が東京に出てきて下さるので、たまにはこちらから伺おうという話になったわけ。

 ちょいと天気が悪いのが心配なのだが、久しぶりの京都。けっこう楽しみだったりする。

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パーティーに参加した

 夕方、田中さんと事務所で待ち合わせ、光文社シエラザード財団が主催する「日本ミステリー大賞」「日本ミステリー新人賞」「鶴屋南北戯曲賞」の授賞式&パーティーに行く。

 日本ミステリー大賞は、既成の作家、評論家を対象とした賞で、ミステリー文学への多大な貢献を表彰するために設けられた賞。選考委員は、阿刀田高先生、北方謙三先生、権田萬治先生、皆川博子先生。
 日本ミステリー新人賞は、二十一世紀に活躍する新鮮な魅力と野心に満ちた才能を求めて、広義のミステリー小説を公募、選出するために創設された賞。選考委員は、赤川次郎先生、大沢在昌先生、北村薫先生、高橋克彦先生。
 鶴屋南北戯曲賞は、各暦年の1月から12月までに上演された、日本語で書かれた新作戯曲を対象にした賞。選考委員は、日本の主だった新聞社・通信社7社。

 今年の日本ミステリー大賞は、西村京太郎先生だった。
 西村先生は、昭和38年に『歪んだ朝』で、オール讀物推理小説新人賞を受賞されて以来、つねに日本ミステリー界をリードする存在で在り続けていることが評価され、今回の受賞となった。田中さんとも話していたのだが、作家になることよりも、作家であり続けることの方が何倍も難しいなか、40年以上も第一線で活躍している西村先生の凄さというのは、言葉では言い尽くすことが出来ぬほど素晴らしいものだ。
 近年、出版不況という嫌な言葉が業界を覆うなかにあって、ミステリーはノベルズ全体を引っ張る役割を果たしてきたが、その大きな力のひとつが西村京太郎先生の各著作であったことは疑う余地もない。
 今後とも十津川警部をはじめとする魅力あるキャラクターと、味のある描写で、私たちを楽しませて頂きたいと思う。

 日本ミステリー新人賞は、新井政彦氏の『ユグノーの呪い』に決まった。新井氏は、1950年生まれというから、田中さんよりも年上ということになる。99年と2000年にサントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞されている。
 聞けば、小説を書き始めてから実に20年になる、という。石の上にも三年というが、才能のうえに努力が積まれれば、あとは開花するのは必然。開花までに時間が掛かった分、大輪の花が咲いたように思う。さらに言えば、20年の努力、歳月は新井氏の土壌を十分に肥沃にしていたと思われる。
 今回のパーティーでは、参加者に受賞作である『ユグノーの呪い』が配られた。
 これを読むのはもちろん楽しみなのだが、ぜひ、次回作も早く読ませて頂きたいと思う。

 鶴屋南北戯曲賞には、坂手洋二氏の「だるまさんが ころんだ」が選ばれた。
 私は未見なので、何をいうことも出来ないのだが、「地雷」をテーマとした戯曲だ。子供の遊びである「だるまさんが ころんだ」を、対人地雷に結びつけた発想力は、ただストーリーラインを聞いただけの私でも素晴らしいものだと思える。
 小劇場という、一種、隔離された濃密な空間では、観客と演者の距離がきわめて短くなる。その空気のなかで、地雷と人間の関係を描くというのは、かなりの冒険的試みだったと思う。機会があれば実際に見てみたい、と思う。

 授賞式に続くパーティーでは、田中さん、赤城さんにくっついて挨拶回り。ことに、ひごろパーティーには顔を出さない田中さんだけに、各社の編集さんは挨拶と催促とを一緒にしてくる。ひさしぶりにお会いする作家さんとの歓談もはずみ、あっというまに1時間以上が過ぎてしまう。
 さすがにちょっと疲れた、ということで、7時半頃に会場を出て、丸ビルで軽食をつまみつつ雑談。
 たくさんの人にお会いしたので、それなりに疲れはしたのだが、とても楽しく、かつ刺激を受けた夜だった。

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三月も半分過ぎたわけで……

 今日で三月も半ば。
 ばたばたしている間に、どんどん日が経っていってしまう。

 田中さんの仕事は順調のようだ。以前のような勢いはないにせよ、着実に枚数を重ねている。ただ、本人いわく「昨日は××枚も書けたんだけど、残りの枚数は減らないんだよなあ」とのこと。ようするに、話の全枚数が増えたわけだ。

 いま書いているのは、K社雑誌向けの短篇。これを書き終えたらいよいよ『アルスラーン戦記』の新作だ。イラストレーターの丹野さんからも「とても楽しみにしている」とのメッセージが入っている。
 私たち事務所のメンバーとしても、本当に楽しみだ。

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減量、その後。

 先月の半ばに行った血液検査の結果、脂肪肝の疑いを指摘され、減量をこころがけるように指示を受けた。
 私は前にも書いたとおり、炭水化物大好き人間で、ご飯が進むオカズの場合、3合くらい一人で平らげていたくらい。昼食は外食で腹一杯食べていたし、おそらく一日の摂取カロリーは2500~3000kcalに達していたと思われる。

 で、これを一日1500kcalに抑えるよう、食生活を変更してみた。
 もともと料理は嫌いではないので、女房には「三食とも私が作る」と宣言。(ただ、その後、昼食に関しては私は弁当、女房は好きなモノを食べるということで合意が得られた。)
 朝食400kcal、昼食(弁当)は500kcal、夕食は600kcalを目安に献立を作成。野菜、ことにキノコ類をたっぷり使った献立を多くした。

 ほぼ一ヶ月、この食生活を続けた結果、体重は72kg台から68kg台になった。体脂肪率はまだまだ高いのだが、それでも以前に比べて数値は低くなっている。また、ジーンズのサイズは34インチから32インチにサイズダウン。
 心配されたストレスも、まだ感じることはないし、身体の免疫機能がうまく働いているのか、いつもだったら一冬に2,3回は風邪で寝込む私が今年は一度も寝込んでいないと良いことずくめ。

 こうなると欲が出てくるのが人間で、私の身長の標準体重である63kgくらいまで体重を落とせたらいいなあ、などと考えているのだが、さて、どうなることやら。

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日本SF大賞受賞パーティーに出席した

 昨晩は「大藪春彦賞」「日本SF大賞」「日本SF新人賞」の受賞パーティーだった。
 私も会社の新人スタッフを連れて会場に行く。
 このパーティーは、徳間書店だけでなく、各社の編集さんが集うパーティーなので、日頃ご無沙汰してしまっている方に挨拶をするのには最適の機会なのだ。(なんてことを書くと、徳間書店の方からお叱りを受けるかも知れないけど)

 今回もたくさんの編集者さん、作家さんにご挨拶することが出来た。
 編集者さんというのは、けっこう会社を移ったりする人も多い。会場でも、久しぶりと挨拶をしてみたら「私、仕事場が変わりまして」と言われ、部署替えでもあったのか、と思って名刺を頂戴してみたら、会社が変わっていた、なんてことも。
 編集者さんは、サラリーマンであるのはもちろんなのだが、やはりクリエイターとしての面も持ち合わせていなければならないわけで、そうなると、自分の望む本を作るために会社を移る、という選択肢を取る人が出てきても不思議ではないわけだ。

 それだけに、編集者さん同士の横のつながりは非常に強いものがある。
 ひとつの会社あいてに良い仕事をすると、その会社から紹介を受けたという別の会社から電話が掛かってきたりする。もちろん、逆の場合もあるわけで、いいかげんな仕事をしてしまうと、あっというまに業界内に知れ渡ってしまう。
 なかなか緊張感のある業界だと思うし、私は、そんな業界の雰囲気が嫌いではない。むしろ、好きなくらい。

 これからも、編集者さんたちに「仕事、頼みたいんだけど」と思ってもらえるような会社になっていかないといけないな、と思った春の夜だった。

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雪だぁ~

 東京は昨晩遅くから雪になった(らしい)。
 朝、起きてみたら一面の銀世界。それどころか、まだまだ雪は降り積もっていく。
 雪の多い地方にお住まいの方にしてみれば、これくらいの雪で大騒ぎをするのは情けないと思われるだろうが、日頃、雪がほとんど降らない場所なので、混乱は大きいのだ。

 今日はSF大賞の贈賞式と受賞パーティーがある。
 SF大賞は「イノセンス」なんだけど、私、ちゃんと観ていないからなあ。

 とにかく、足下に気を付けながら会社に行くことにしよう。

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さぼってしまいました

 ずーっと日記をさぼってしまった。
 実は別のクローズド(でもないか)の掲示板(とも違うな)に自分のページを持ってしまい、こちらにダイエット日記などを連載しはじめてしまったもので、こちらがお留守になってしまった。いかんなぁ。

 とりあえず、講談社ミステリーランドの原稿をあげた田中さんは、徐々に次の短篇、そして『アルスラーン戦記』にむけての準備に掛かっているようだ。私としては、いまの良いペースのまま『アルスラーン戦記』に掛かってくれれば、と思っているのだが。
 さて、どうなるかな。

 横山信義さんの新作の準備も徐々に進みつつある。前二作は上下巻で短くまとめた作品だったのだが、今回は久しぶりに長期のシリーズになる。それだけにじっくりと準備をする必要があるわけで、我々スタッフとしても気合いが入る。頑張らねば。

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