連載小説に欠かせないモノ
田中さんは連載をやらない(出来ない)派、芦辺さんは連載を常に1本でも抱えておきたい派、赤城さんは……どうなんだろう。横山さん、三木原さんは、おそらく話があったら乗ってくるだろうな、と思うのだが今のところ具体的な話は来ていない感じ。
雑誌などに小説を連載する、というのは、書き下ろしとはまったく違った技術、センスが必要になると思う。
限られた枚数のなかに、話の山を作り、そのうえで物語全体の構成を造型していくというのは、なかなか出来ることではない。さらに、締切までの時間が限られているのだから、素人の私には考えられない苦労があるのだと思う。
そのうえ、連載である以上、読者に「続きを読みたい」と思わせなければならないわけだ。
そのために、各話のラストには次回に続くための「ヒキ」を作るのだね。これの上手い人の小説は「ちっ!またこうやってヒキやがる」と思いつつ、やっぱり次の号を買ってしまうんだよなあ。
で、先日、某所で某社の編集さんと話をしていて「最近で、もっともすごいヒキ」は、浦沢直樹の「プルートゥ」第1巻のヒキではないか、ということになった。
「君がアトム君だね」
うーん、これはインパクトでかかった(笑)。
ちなみに、先日発売された第2巻のラストでは、ウランちゃんで同じようなことやってますけど。
やっぱり次が出たら発売日に買っちゃうんだよなあ。
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