会社も継続が大事、ということだね
今月は、うちの会社にとって記念すべき月になった。
「らいとすたっふ小説塾」第一期生の澤見彰さんが、いよいよ光文社のカッパ・ワンでデビューしたのだ。昨今は作家を志望される方が増えてきて、なかなか競争も厳しいと思うが、これだけのモノを最初から書ける人だから、どんな嵐も乗り越えてくれると信じている。
表紙カバーは、澤見さんのたっての希望で、萩尾望都さんに描いて頂いた。新人のデビュー作の装画をお願いするのは気が引けたのだが、やはり頼んで正解だった。作品世界のイメージを、ここまで発展させて描いて頂けるとは。大感謝。
作品タイトルは『時を編む者』。ぜひ書店でお手にとっていただきたい。
もうひとつ。
うちの会社の社員で、田中さんのもとで文章修行を続けていた小前亮が、中国歴史物『李世民』でデビュー。いきなりハードカバーでの出版ということからも、講談社の期待のほどが伺える。
彼は、澤見さんも学んだ小説塾の主任講師として、塾生の指導にあたるほか、私の右腕としてさまざまな業務をこなし、そのうえで小説を執筆していたのだから素晴らしい。正直言って、私にはとうてい真似出来ない律儀さを持った男である。
前社長から突然、会社を引き継ぐことになったのが29歳の秋。おもえばいろんなことがあったのだが、所属作家さんはもちろん、関係各社の皆さんのご助力で、なんとかここまでやってくることが出来た。
これからも、1冊でも多く面白い小説作品を世に出すお手伝いをしていきたいと思っている。
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