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歯医者さん

 先日、田中さんから「歯の詰め物が取れたので、歯医者さんに行ってくる」と言う電話があった。その後、数回通ったようだが、ようやく完治したとのことで、「今日が最後の通院だ」と喜びつつ、さきほど出かけていった。
 聞けば、自宅から電車を3本乗り継いでいくらしい。
 もちろん、自宅近くにも歯医者さんはある(うちの会社の1階下も歯医者さん)。なんでそんなに遠いところに行くのよ、と聞いてみたら、「だって痛くないんだもん」との答え。子どもじゃないんだから。

 とはいえ、最近の歯医者さんは痛みを感じさせない、というのがひとつの流行らしい。すごい例では、笑気ガスを使って無痛治療をやっているなんてところも。乳歯の頃から虫歯持ちで、歯医者さんには何度となく通った私からすれば、ちょっとの痛みを我慢するのと、亜酸化窒素ガスを吸うのと、どっちを選ぶ?と聞かれたら、「ちょっとくらいなら我慢します」と答えるんだけどなあ。

 うちの息子も、先日、歯医者さんに掛かった。2本の虫歯を治療するために、けっこうな回数を要したので、なんとなく釈然としない思いを抱いていたのだが、幼稚園で息子と同じクラスのお母さんに聞いてみると、もっとすごい子がいて驚いた。
 まず最初は、治療台にも座らないんだそうだ。ただ、歯医者さんの治療室で、歯科助手のお姉さんたちと遊ぶだけ。次に、お母さんに連れられて、治療台に座ってみる。その次が、お母さんが横にいる状態で、治療台に座って口を開けるところまで。4回目にしてようやく治療が始まる、とのこと。
 最初に「歯医者は怖い」という意識を植え付けてしまうと、あとの治療がやりにくいので、こんな手順を踏むらしいのだ。
 う〜ん、付き合うお母さんも大変だなあ。

 私の子どもの頃は、住んでいたマンションの2階に歯医者さんが入っていて、そこに通っていた。なぜか現役の野球選手が多く通っていて、待合室で一緒になることもしばしば。
 憧れの野球選手が近くにいると思うと、子供心にも、あまりみっともない真似は出来ないと思い、少々の痛みは我慢していたのだが、ある日、神経にも達する虫歯を治療する際、ぐりりっと虫歯の穴に器具を差し込まれ、悲鳴をあげてしまった。
 よほど大きな声を出したのだろう、待合室にいた田淵選手が顔を出して「坊主、頑張れよ」と声を掛けてくれた。不思議なことで、そのひとことで以後の治療は我慢できたのだから、我ながら現金なガキだったのだろう。
 そのとき、帰り掛けにもらった田淵選手のサインは、いまでもどこかにしまってあると思う。「ごはんを食べたら歯を磨こう」という歯磨き会社の宣伝用下敷きに書かれたサイン。考えてみたら、不思議な取り合わせだよねえ。

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