デジカメを見に行く
休日出勤して打ち合わせを済ませ、会社を出たのが午後4時前。
久しぶりに新宿のカメラ量販店を覗く。
実は、(また)新しいデジカメが欲しいなあ、と思っているのだ。
現在、鞄のなかに常駐させているデジカメは、カシオのエクシリムEX-S3。
これ、起動してから撮影可能になるまでの時間がきわめて短いうえ、コンパクトでたいへんに重宝している。だいたい、このレベルのデジカメは画像メモとしての役割を期待しているわけだから、画質よりも使い勝手が優先されるのは当然のこと。
ただ、画像メモとしての使い勝手を考えたうえで、唯一の欠点なのがマクロ撮影モードがないこと。
田中さんの取材に付き合っているときなど、この欠点が大きな障害になることもある。
だもので、夏のボーナスシーズン目当てで出た新機種に、なにか良いものがないかを見に行ったのだ。ちなみに、当然だが私にはボーナスなどない。社員には出したけどね。
最初に手に取ったのは、やはり今までの実績があるカシオ。数日後に新機種EX-S500の発売を控えていると言うことで、特設ブースまで出して宣伝をしていた。が、行ってみて驚いた。新機種はデモ機が間に合わなかったのか、模型しか用意されていない。大きさや握り心地は判るんだけど、これじゃあ意味ないよなあ。
今回の新機種は動画機能を高めたということで、MPEG-4ムービーを最大1時間も撮ることが出来るらしい。これはこれで凄いと思うんだけど、残念ながら私の用途には向いてない。
だいたい、光学3倍とかのズーム機能を付けたら、必然的にレンズがせり上がるようになるわけで、そうなると起動時間は遅くなる。なんともはや。
次に見たのが、フジのFinePix F10。これは、ISO換算1600相当の高感度を実現することで、暗いところでの撮影や手ぶれ防止を狙ったという意欲的なモデル。実際、使っている人の評判もよいようで、以前から気になるカメラではあったのだ。
で、実際に触ってみた感触でいうと、起動の際にスプラッシュ・ムービーが出たので一瞬身構えたのだが、スイッチを入れてから撮影開始まで、所要時間は3秒弱。ま、許容範囲かな。
例によってレンズがせり上がるのは気にくわないのだが、これは仕方ないか。
と思ってよくよくスペックをチェックしたところ、記録媒体のところで引っかかった。xDピクチャーカードではないか。なんでSDじゃダメなんだよぉ。
確かに良いカメラであることは判るのだが、これ以上、我が家のメモリ・カードの規格を増やすことは出来ないので、これも候補から落ちる。
うーん、なかなかうまいものはないんだなあ。
画素数なんて、せいぜい250万画素でもあれば十分なので、起動が早くてコンパクトでマクロが使えればいいんだけど。
ぶつぶつ言いながら店内をうろついていたところ、つい目に入ったのがEOS Kiss Digital N。
いや、一眼レフデジカメは今回の対象外だから……などと言いつつ、つい手に持ってしまう。驚くほど軽い。本体後面の液晶モニタの上には、情報が一元表示されるディスプレイがあって、初心者の人にも使いやすいように考えられている。ふむ。
私はカメラはずっとNikon派だったのだが、ずいぶん前にNikonのユーザー・サポートと喧嘩して以来、Nikonを使ってない。小遣いをはたいて買ったD100も、いまではもっぱら父親が使っている。
そうかぁ。Canonって、こういう製品作りをするんだ。へぇ……。
危ない、危ない。
あやうく大きな買い物をしてしまうところだった(笑)。
うーん、起動が早くて、コンパクトで、マクロが使えるやつ、どっかで開発しないもんかなあ。
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コメント
リコーのCaplio GX8はいかがでしょう。
コンパクト・カメラではマクロはこれが一番だと思います。
投稿: おんちゃん | 2005年6月20日 15時35分