22日から31日までアメリカに行っておりました。
今回の旅の目的は、ただひとつ。「飛行機を見倒すこと」。
そもそものきっかけは、日本を代表するサイエンス・ライターのひとり、金子隆一先生が「エドワーズ空軍基地のオープンハウス(基地開放日)を見に行くのだけど、車の席がひとつだけ空いている。誰か行かないか」と私たちの仲間を誘ってくださったのです。もっとも、この場合の「誰か」というのは、この体験を実作に生かすことが出来る作家さん、という意味だったのかも知れません。でも、こんな機会を逃したら、一生後悔すると思った私は、身の程知らずにも「私が行きます!」と手を挙げたのでありました。
ちなみに、一行のほかのメンバーは、金子先生のほかに、イラストレーターの長谷川正治先生、同じくイラストレーターの細江道義先生。
しかも、こんな私たちを現地で案内してくださるのは、旧日本帝国海軍で零戦などを操縦していた、大岡先生なのです。なんという贅沢な旅なんでしょう。
10月23日、珍しく霧雨にけぶるロスを、午前6時過ぎに出発した私たち一行は、早起きした甲斐あって、午前9時過ぎにはエドワーズ空軍基地の駐車場に車を止めておりました。
テロへの備えとして、厳重な荷物チェックを受けたあと、メイン会場となる基地中心部に向かって歩きだします。すると、行く手に見える格納庫のなかに、特徴あるツイン・ローターの姿が。オスプレイだ!世界で初めて実用機となった、ティルト・ローター機です。もちろん、私も実機を見るのは初めての経験。
思わず駆け出しそうになるところを、「落ち着け!」「落ち着け!」と言い合いながら進みます。でも、だんだんと早足になるのは仕方ないですね(笑)。
格納庫のなかには、最新鋭の戦闘攻撃機、F/A-22や、無人攻撃機のX-45。それに、湾岸戦争などで活躍している無人偵察機グローブマスターなどの実機が展示されていました。最初は私たちも「すごーい!」などと言葉を交わしていたのですが、その迫力に圧倒されてしまい、しだいに無口になっていきました。
この旅行では、全部で1500枚近い写真を撮影しました。
これから徐々に整理を進めていきますので、整理が出来たものから公開していきます。
◆オスプレイ
こうして見ると、けっこうコンパクトにまとまっているように思えますが、これもローターを垂直にしているからなのでしょうね。
オスプレイのキモ、ティルト・ローター部の拡大写真。
オスプレイを後部から見たところ。貨物ドアがよく判る。
◆グローブマスター
無人偵察機。意外と大きいのでびっくり。
真横から見たところ。輸送機などに積む際に、利便が良いような形状になっている。
◆X-45
正面から見たX-45。
真横から見たX-45。
◆F/A-22
真横から見たF/A-22。ちょっと光線の加減が悪いので、暗め。
後部の拡大図。特徴ある双尾翼と、二次元ノズルがよく判る。
デモ・フライト中のF/A-22。
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