ピマ航空宇宙博物館(1)
ツーソンのデビスモンサン空軍基地に隣接する、大きな航空博物館です。
その規模ももちろんなのですが、お隣がお隣なもので、珍機が揃っていることでも有名な場所。私のような飛行機マニアには聖地の一つと言って良いでしょう。
当たり前ですが、気候的にはデビスモンサンと同じなので、野外展示の機体には、遮光用のコーティングが施されていたりしていて、オリジナルの塗装などを期待していくと、ちょっと違和感があるかも知れません。でも、コーティングが施されていない機体の痛み具合を見てしまうと、それも仕方のないことかと思います。
私も、ほんの半日、ここで過ごしただけなのに、しっかり日焼けしてしまいましたもん。
それでは、順を追って紹介していきます。
◆A-4 スカイホーク
かつては、アメリカ海軍の主力艦上攻撃機だった。曲技飛行チーム、ブルー・エンジェルスが、この機体を使っていたこともある。
◆シコルスキー CH-54 タルヘ
ひょっとしたら民生用のCH-64スカイクレーンだったのかも知れない。来館者は、この「ゲート」の下をくぐって、チケット売り場に行くことになる。すごいセンスだ。
◆ダッシュ
ここからが屋内展示。
これは、無人対潜ヘリコプター「ダッシュ」。300馬力のターボシャフトエンジンで、二重反転ローターを廻し、おなかに2本の対潜魚雷(Mk44)を2本、抱えて潜水艦が潜んでいると思われる海まで飛んでいくもの。日本でも海上自衛隊が護衛艦「たかつき」型、「みねぐも」型に搭載して運用していた。
◆アルファジェット
いまのところ、世界でもっとも小さいジェット機。
映画「007」シリーズで、ジェームス・ボンドが乗ったと思う。
◆バンブル・ビー
で、こっちが世界でもっとも小さいレシプロ機。
試しに乗ってみよう、とは絶対に思わないサイズ。
はい。
屋内展示を見てから、展示館裏手にある扉を開けた瞬間。
目の前にこんな景色が拡がりました。
いやはや、私も含めた一行の興奮すること、興奮すること(笑)。
お互いに「落ち着け!」「落ち着け!」と声を掛け合いながら、聖地の奥に足を踏み入れていくのでありました。
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