突発的打ち合わせ
今日、10日は源泉徴収預かり金の納付期限。
ご存じない方のために説明すると、出版社から作家さんに支払われる印税や原稿料だが、普通は出版社から直接、作家さんに支払われる。ところが、うちの会社に所属している作家さんについては、いちど、うちの会社の口座に振り込まれるのだ。その後、うちの会社から作家さんに支払うことになるのだが、その際、源泉徴収というかたちで、あらかじめ税金を天引きしておくことが義務づけられている。税率は、100万円までは10パーセント。それを超えると、超えた分に関しては20パーセントの税金が掛かる。
差し引かせてもらった税金は、毎月、月末で締めて、翌月の10日までに銀行などを通じて税務署に納付しなければならないのだ。
ということで、今朝も駅から会社に行く途中、駅前の銀行で税金を払おう、と思ったのだが。
駅を出て銀行まで歩いていると、目の前から見慣れた人が歩いてくる。
「田中さん、なにやってるんすか?」
どうやら、朝ご飯を早く済ませて、ちょっと小腹が空いたので、仕事場に入る前に軽くサンドイッチでもつまもうかと歩いていたところだったらしい。で、突発的に「打ち合わせ」タイムとなった。
現在、執筆している中国モノの短篇のことや、そのあとに控えている『薬師寺涼子の怪奇事件簿』のこと。三連休のあいだに溜まった相談事を、珈琲を飲みながら処理していった。なかには、けっこう急ぎの案件などもあったりして、けっこう助かった。
こういうタイミングもあるんだな。
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