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エアコンその後

 さきの日記に訂正。
 故障したエアコンですけど、修理のお兄さんがすぐに来てくれて、そのときは直ったんですけど、30分後にまた壊れました(泣)。
 ずいぶんと古い機種なので、修理に必要な部品も手配できない、とのこと。コトがうちの会社だけであれば、多少お金を払っても消費電力が少なくて保守のラクな最新機種に更新するところなのですが、あいにく、ビル全体のエアコンをひとつの大型室外機でまかなっている形式のため、そういう勝手なコトもできない、とのこと。
 大家さんからは、「不便を掛けるねえ。直るまで、石油ストーブでも何でも持ち込んでいいからね」と言われているのですが、さて、そう言われても石油ストーブなんて持ってないし(笑)。
 いっそ、暖炉でもしつらえてみようかしら。

 ……冗談はさておき、早く直らないかなあ。風邪ひいちゃうよ。

 あ、ちなみにMacintoshは入院となりました。電話でサポートを受けてくれた人は、大変に親切なうえ、技術力も確かな方でした。こういうサポートを受けられるのは、やはりOSとハードの両方を自分たちのところで作っているメーカーの強みですよねえ。
 ま、逆の見方をすれば、ほかのメーカーが参入したくても出来ない閉鎖的なOSということも言えるのですけどね。

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パソコンが壊れた……

 お昼前、社員が「なんか寒くない?」と話している。
 見ると、エアコンのスイッチが入っていない。そりゃ寒いわな、とスイッチを押してみたのだけど、反応がない。うーん。
 仕方ないので、エアコンのメーカーに電話をし、修理に来て貰うことにした。

 で、お弁当を食べたあと、Macintoshのスイッチを入れたのだけど、反応がない。うーん。
 仕方ないので、Appleのサポートに電話。いろいろと試してみたのだけど、やっぱりダメ。仕方ないので、ピックアップ修理を依頼した。なぜか判らないけど、こういうのって重なるんだよね。エアコンとパソコン、まったく関連がないはずなのに、なぜか連動(笑)。

 エアコンの修理は、すぐに来てくれたので助かったんだけど、パソコンの修理は明後日以降になるとのこと。
 それまでは、ひとつ前のマシンを使ってしのぐしかないなあ。困ったもんだ。

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シャチの赤ちゃんに会ってきた

 今日は、千葉県鴨川市にある「鴨川シーワールド」に行ってきました。
 ここで飼育されているシャチのステラに、昨日(2月25日)、4頭目の赤ちゃんが生まれたと聞き、風雨が強さを増すなか、鴨川まで車を走らせました。
 シャチは身体が大きいことに加え、大型鯨類を飼育環境に置くことへの批判などもあり、国内・国外を問わず、飼育している施設は減る傾向にあります。そんななか、鴨川シーワールドは独自に繁殖のノウハウを蓄積し、シャチの繁殖を成功させている、国際的にも注目される施設なのですね。

 国内で飼育されたシャチには全部会っているうえ、カナダのバンクーバー島まで野生のシャチに会いに行ったほどのシャチ好き夫婦としては、ここで行かないわけには……ということだったのです。

 でも、折悪しく、低気圧が接近しているということで、関東地方は風雨ともに強い一日。
 鴨川シーワールドに着いたときには、傘を差してもまったく意味がないほど、荒れた天気でした。

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 そんななか、ようやく対面できたシャチの赤ちゃんがコレ。
 お母さんのステラと、お姉さんたちに挟まれて泳ぐさまは、まさにヨチヨチ、という感じ。
 二枚目の写真は、鴨川シーワールド名物のシャチのプールを横から見られるカフェテリアからの撮影ですが、お姉さんたちがしっかり赤ちゃんをガードして、泳いでいるのを見ることが出来ました。

 なにはともあれ、無事の出産、本当におめでとうございます>ステラ&鴨川シーワールドの皆さん。
 また、天気の良い日に会いに行かなくっちゃ。

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すごく贅沢な体験

 先日、とある人からプレゼントされた、バランタインの30年モノ。
 もったいなくて飲めなかったんだけど、こういうものは飾っておいても仕方がないので、おそるおそる開けてみた。

 うーん。
 やっぱり香りがいいやね。
 たまたま手元にあった、バランタインの17年(これだって、すごくいい酒だ)と飲み比べてみたんだけど、うーん、私のような素人でも、はっきり違いがわかる。これは楽しい。

 バランタインのような、ブレンデット・ウィスキーの場合、味を決めるのはブレンダーの手腕。ちょっと調べてみたら、バランタインの30年の場合は、なんと32種類のモルト・ウィスキーに、5種類のグレーン・ウィスキーが使われているらしい。しかも、その全部が30年以上、熟成されていなければならないそうで。
 考えてみると、私がまだまだ子供だった頃に蒸留された酒が、ようやくこうして製品になっているんだなあ。
 本当にすごい仕事だ。
 心して味わうことにしよう。

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『警視庁幽霊係』番外編プレゼント、ご応募感謝。

 うちの会社でマネージメントしている、天野頌子の第一作『警視庁幽霊係』ですが、おかげさまで発売後、すぐに重版が決まる大健闘。新人作家が、いきなり重版というのは、かなり業界でも珍しいようで、すでに幾つかの会社から執筆依頼が届いております。ありがたや、ありがたや。

 また、「『警視庁幽霊係』の番外編を、応募者全員にプレゼント」という前代未聞の企画に対しても、関係者の予想を大幅に上回る数の皆さんからご応募をいただきました。
 当初は、天野と我々とで、コピーした原稿を、ぽっちりぽっちりとホチキス止めしてお送りしようかと思ったのですが、そんな家内制手工業では追いつかないことが判明。急きょ、方針を変更して、オフセットの小冊子を作ることにしました。
 私の『とある作家秘書の日常』は、おそらく何年経ってもコピー誌なんでしょうけど。いや、羨ましくなんかないですよ。ふん。

 とりあえず、さきほどDTP原稿の作成を終えまして、印刷屋さんに発送しました。
 ご応募いただいた方、いましばらくお待ち下さいませ。

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ちょっと早い気もするけど……

 今朝、息子と家を出ようとしたとき、何気なく息子の顔を見たら、何か違和感が。
 あ。
 下の歯が抜けてる。前歯が1本、文字通り「歯抜け」になってる。

 女房の話では、しばらく前からぐらぐらしていたみたいなんだけど、こんなに早く抜けるとはなあ。5歳8ヶ月ってのは、歯の生え替わりが始まるには、ちょっと早い気がするんだけどね。ま、抜けたものは仕方ないけどさ。

 でも、そうなると気になるのは、抜けた歯のゆくえ。「下の歯は屋根に、上の歯は縁の下に」なんていうオマジナイも聞くし。
 で、本人に聞いてみたら「知らないよ」とのこと。

 うーん。
 やっぱり、これは飲んじゃったのかなあ(笑)。

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老眼……なんだよ。

 昨日の会食で、「目の健康」が話題になった。
 作家さんや編集さんは、仕事上、どうしても目を酷使してしまい、トラブルも多いという話からはじまって、加齢からくる目の調整機能の衰え、要するに老眼の話になった。

 以前にも書いたことがあるけど、私は38歳を目前にして、そろそろ軽い老眼の症状が出始めている。
 私の母親は、やはり40代はじめに老眼を自覚していたと言うことなので、遺伝的要素からしても、老眼が早く出る体質なのかもしれない。
 それでなくても、近視で乱視なのに、このうえ老眼ときては、本だってロクに読めないことになる。かと言って、なにか自分で手だてがあるかと考えると、なかなか難しいもので。
 うーん。目の体操が効く、とか聞いたことがあるけど、本当なのかなあ。

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ご馳走になりました。

 今日は、『薬師寺涼子の怪奇事件簿~巴里妖都変』コミックス版の打ち上げ。
 赤坂にある鳥料理屋にご招待いただいた。
 日ごろ、縁のない高級な料理屋さんということで、私も田中さんも緊張していたのだけど、出迎えて下さった講談社マガジンZ編集部の皆さんと、垣野内先生のおかげで、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

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 ちなみに、これはお料理の二皿目。大変に美味しかった。

 いよいよ、4月号からは『クレオパトラの葬送』篇が始まることになる。今度はどんな活躍が見られるのか、今からとっても楽しみ。

 どうもご馳走さまでした>講談社マガジンZ編集部の皆さま

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どこで紛れ込んだのやら。

 今日は、京橋にある出版社で打ち合わせ。
 久しぶりにお伺いするので、かんたんな手みやげでも。と思い、東京駅の地下街で買い物をした。お代を払おうとして、小銭入れの中を覗いてみたら、なにやら違和感が。
 一円玉の陰に隠れて、見慣れないコがいた。

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 これ、カナダの10セント硬貨。
 うーん、いったいどこで紛れ込んだのだろう。
 どこかでお釣りを受け取った際、紛れていたんだと思うけど、うーん。
 逆に、こっちが気付かないまま、支払いのときに出さなくて良かった。恥をかくところだったよ。

 ちなみに、1カナダドルが約80円だから、10セントは8円。おそらく1円玉と間違えて受け取ったんだから、こっちとしては儲かっている計算。……なんだけどね。うーん。

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ワンダー・フェスティバルに参加

 今日は、有明の国際展示場、通称、ビッグサイトで行われたワンダー・フェスティバルに行ってきた。これは、アマチュアを中心にした造形家たちが、自らの技術を生かして作った立体物を展示・即売するイベント。というと、聞こえはいいのだけど、要するに「フィギュアなどを売るコミケ(みたいなもの)」。
 私は、造型工房アルバクリエイツさんのお手伝いに入った。アルバクリエイツさんは、かれこれ10年以上も『銀河英雄伝説』の艦船のガレージキットを作ってきてくれた、ガレージキット・メーカー。
 今回も、ずらりと完成品を並べてあったのだけど、代表の大塚氏によれば、これでも全体の1/5程度だというから恐れ入る。

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 アルバクリエイツさんは、いままでずっと1/5000の戦艦のレジンキットを販売していたのだけど、このたび、私の会社と協同で、1/12000の彩色済み完成模型をリリースすることになった。
 縮小原型まで、すべて大塚氏が念入りにチェックすることに加え、素材をHIP(ハイ・インパクト・ポリ)にしたことで、艦船のフォルムは非常にシャープなものになった。また、モールドも非常に細かく再現されている。
 1/5000のキットには、「作る楽しさ&集める喜び」があると思うのだけど、どうしても時間がなくて「作る楽しみ」は味わえないという人には、せめて1/12000の完成品で、「集める喜び」を堪能して貰えればと思う。

 この彩色済み完成品模型は、今年の夏の発売を目標に、現在、作業を進めている。詳細が決まり次第、このwebやアルバクリエイツさんのサイトで告知をすることにするので、どうぞ楽しみにお待ち願いたい。

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華燭の典に出席。

 今日は、うちの会社の社員である小前くんの結婚式だった。空模様が心配だったのだけど、まったく問題なく。これも二人の日ごろの行いの良さ、ということかな。そういうことにしておきましょう(笑)。
 披露宴では、田中さんがスピーチをしたのだけど、なかなか含蓄のある良い話が聞けた。中国歴史モノを題材とする作家としては、田中さんの後輩にあたる小前くん。今後も頑張って、もっともっと作品を書いて欲しいものだ。
 若い二人の夢は、「南の島で印税生活をして暮らす」ということらしい。頑張って書いて、早く夢を実現して欲しいものだ。

 本当に良い式だった。
 どうぞお幸せに。

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恵まれた環境

 職場の近くに欲しい店、というと、どんな店を思いつくだろうか。
 とりあえず、コンビニ。美味しくて安い定食屋。文房具屋。このへんは定番。うちのような仕事をしていると、これに本屋あたりが加わる。さらにいえば、銀行や郵便局が近くにあれば言うことがないだろう。

 こう考えると、うちの会社は実に恵まれた立地にあると思わざるを得ない。
 コンビニは隣だし、本屋は2軒先。定食屋はちょっと歩くだけで幾らでもあるし、文房具屋に至っては店舗用品や梱包資材まで置いている店が二軒もある。銀行は目と鼻の先に一つ。郵便局も、徒歩3分だった。

 そんな恵まれた環境に、さらに拍車が掛かる事態となった。
 なんと、本屋とコンビニのあいだに、郵便局が開店(っていうのかな。あ、開局か。)したのだ。
 前からある郵便局までは、徒歩3分と言っても信号次第というところがあった。ところが、今度はまさに向こう三軒、という感じ。
 いやはや、これだけ便利になってしまうと、これから先、どこにも行けなくなってしまうなあ。ま、その予定もないんだけどさ。
 

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展覧会の絵(笑)。

 今日は、会社を早上がりさせてもらって、息子の幼稚園の展覧会に行ってきた。
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 これは、貼り絵。正方形、長方形、三角形など、いろんな形に切ってもらった折り紙を、のりで貼り込んで作った「絵」。
 いやはや、よく作ったなあ。出来映えはともかく(笑)。

 ほかにも、「クレヨン画」や「空き箱工作」など、子供たちの労作が展示されていた。
 わずか一年前には、クレヨンを使うことすら上手く出来なかった息子が、ここまでのびのびと絵を描けるようになったんだなあ、と、つい感慨深く見入ってしまった。これも、ねばり強く指導を続けて下さっている先生方のおかげ。あらためて感謝するとともに、今後もよろしく、と頭を下げる次第。

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対談を収録

 田中さんと芦辺さんの対談を収録するため、午後から田中さんの仕事場に向かう。

 昨日から東京は異常とも思える暖かさ。きっと花粉症の人は急に症状が出たりしているんだろうな。幸い、私はまだ罹っていないのだけど、もともとアレルギー体質ではあるので、遅かれ早かれ症状が出るんだろうなあ。

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 田中さんが「五代群雄伝」シリーズとして書いている、五代十国時代についての話を中心に、いろんな話で盛り上がる。田中さんも芦辺さんも、ものすごい知識量。対談の司会を務めていたはずの私だったが、途中から二人の話を聞いているだけになってしまった。うーん。
 幸いなことに、芦辺さんがうまいこと対談をリードしてくださったので、なんとか無事に着地することが出来た。さすが、元文化部の記者だなあ。いや、感心してばかりじゃいけないんだけど。

 いろいろと勉強になった一日でありました。はい。

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今日はバレンタイン・デー。

 今日は、バレンタイン・デーということ。
 事務所にも、田中さんをはじめとする所属作家さん(もしくは、作品のキャラクター)宛のチョコレートがたくさん届きました。出版社気付で送っていただいた方の分は、それぞれ明日以降、担当編集さんが責任をもって届けてくださることになってます。
 温かい心遣い、本当にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。

 また、事務所スタッフに宛ててチョコレートをお贈りくださった方もいらっしゃいました。
 重ねて御礼申し上げます。

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 この写真は、一見するとガラス球のように輝いたチョコレート。素晴らしい。

 お贈りいただいた皆さんには、田中さんとスタッフで選びました、心ばかりの品をホワイト・デーにお返しさせていただきます。どうぞお楽しみに。

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すごい迫力だ!

 お待たせしました!
 『アルスラーン戦記~魔軍襲来~』の読者プレゼント、丹野忍さんと田中さんの直筆サイン入り大判ポスターですが、ようやく完成しました。今日、光文社の編集さんが、田中さんのサインを入れて貰うために、がささっと持って来られました。

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 さすがにB全版のポスターは迫力が違いますね。田中さんも、思わず絶句してました(笑)。

 ただの紙ポスターではなく、表面にコート加工が施されているので、耐久性も充分。当選された方、本当におめでとうございます。

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ライトノベル・フェスティバルについて

 今日は、ライトノベル・フェスティバルのスタッフ・ミーティング。
 ライトノベル・フェスティバルというのは、文字通り、ライトノベルを読んでいるファンを対象としたファン・イベント。過去に5回開催され(ちなみに、第0回は「ティーンズノベル・フェスティバル」という名前だった)、今回が通算6回目。4月23日に大田区産業プラザPioで開かれることになる。
 ゲストは、桜坂洋さん、高殿円さん、堀田純司さんがすでに決定。今日のミーティングの内容によれば、まだまだゲストは増えそうな感じ。
 私はライトノベルの熱心な読者、とは言えないのだけど、この手のジャンルも好きなので、第0回のときからスタッフに加わっている。

 どんなイベントにせよ、会場を決めたり、企画の内容を煮詰めたり、広報計画について意見を交換したり、という準備作業はワクワクするほど面白い。もともとイベント屋の傾向が強い私なので、よけいに面白いのだろうけど。

 今回も、一日たっぷり遊べるイベントに仕上げるつもり。
 ご用とお急ぎでない方は、是非とも参加していただきたい。

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無事に帰国しております

 昨日の夕刻、無事に日本に帰って参りました。
 ホノルル空港の待合室で、大勢の日本人の皆さんに囲まれたとたん、いきなり緊張がゆるんでしまい、待合室のベンチに座りながら居眠りをしかける始末(笑)。

 ホノルルから成田までは、9時間弱のフライトだったのですが、離陸後、水平飛行にはいったとたんに眠りに落ち、ふたたび気が付いたのは着陸1時間前という、なんとも効率の良い身体でありました。
 ただ、さすがに座席に座りっぱなしだっただけあって、身体はコチコチに凝っておりました。

 自宅に戻り、久しぶりに自宅の風呂に身を沈めると、ようやく帰ってきたという実感がわいてきました。
 飛行機のなかで、あれほど眠ったもので、果たしてちゃんと眠れるのか危惧しておったのですが、なんということもなく午後10時過ぎには寝床に入り、目が覚めたのは午前6時。うーん、我ながらあきれ果てるほど単純な身体であります。

 この週末は身体を休め、来週からの仕事に備えたいと思っておりますが、さて、どうなりますやら。

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ご来訪いただき、ありがとうございます。という話。

 この「とある作家秘書の日常」は、@ニフティの「ココログ」というサービスを利用している。当初は、安定性も含めていろいろと問題が指摘されたシステムだけど、どんどん改良されていっているようす。もともとパソコン通信の「ニフティ・サーブ」で、この世界の面白さに触れた私だけに、ここにはもっと頑張ってほしいな、と思っている。

 さてさて。
 ココログには「検索フレーズ・ランキング」という機能がある。これは、ネット検索でこのページを訪れた人が、検索エンジンにどんな単語を入れていたかを知ることの出来る機能。
 やはり、ダントツに多いのが「アルスラーン戦記」「魔軍襲来」というもの。読者の皆さんの関心の高さが伺える。
 なかには、「熱沙奇巖城」とか、「海の牙城」とかの単語も見える。ありがたいことだ。

 ただ、ときにはこちらが首をかしげるような単語も見つかる。先週は「神林 秘書日記 ココログ」というフレーズが何度も登場していた。ひょっとして、神林長平先生の秘書の方が、ココログで日記を付けていらっしゃるのだろうか。素晴らしいSF作品を連発している神林先生の日常を知ろうとして、こんな変な秘書日記にヒットしてしまった方。誠に申し訳ございません(笑)。
 あと「浅間山 噴火」というフレーズもあった。うーん。たしかに浅間山の噴火のコトも書いたからなぁ。

 アメリカ取材旅行も今日が最終日。
 昼前にはホテルを出て、ホノルル国際空港に向かうことになる。
 いろいろとハプニングもあったけど、大変に充実した取材旅行だったと思う。週明けからはバリバリ働きますので、どうぞよろしく。>関係諸氏。

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アメリカ取材旅行7日目

 今朝がたの日記にも書いたのだけど、なんとも素晴らしい朝の光景に、汚れきった私の心もいくらかは洗われた感じ。

 11時30分に、迎えの車が来た。
 実は、これが今回の取材旅行の一番の目的であり、クライマックス。
 実銃の射撃体験である。
 今回の取材旅行で芦辺さんからリクエストがあったのは、「射撃というものをやってみたい」ということだったのだ。

 当初は日本からすぐに行けるグアム島あたりでなんとか、と考えていたのだけど、調べてみたらどれも温泉街の射的屋に毛が生えたようなモノしかない。ここオアフ島のホノルルやワイキキにも、射撃体験を謳うお店は多いのだが、あくまでも屋内射撃で、レンジ(的までの距離)も、せいぜい20メートルがやっと。銃だって、22口径のリム・ファイアばかり。一応、.44マグナムと書いてはあるのだけど、あくまでも銃の話で弾丸のほうは弱装弾を使っているのがありあり。
 私はけっしてガン・マニアではないと思うのだけど、マネージメントしている作家さんに、そんなインチキ銃を撃たせてあたりでお茶を濁すなんてコトは出来ない。

 で、さらに調べたところ、オアフ島に唯一あるパブリック・レンジを使って、銃の射撃体験をさせてくれるガン・クラブを見つけた。
 出発前に何度かメールのやりとりをして、予約を済ませ、今日の体験を迎えたわけ。

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 まずは、車のなかで「なにかあっても自分の責任です」という誓約書にサイン。ときどき、こんな文面の誓約書を見るけれど、今回ばかりは事故があったらシャレにならない。

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 次に、耳栓が配られる。簡単なモノなんだけど、これがあるとないとでは大違い。我々も、すぐにこのちっぽけな耳栓のありがたさを思い知ることになった。

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 着いたところは、ココ・ヘッドのふもとにある射撃場。
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 一般のお客さんもぱらぱらといて、みんな思い思いの銃を持ち寄っては射撃を楽しんでいる。

 で、さっそく射撃開始。昨日のヘリと違って、安全講習などはいっさいナシ!(笑)。
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 芦辺さんは、いきなりパイソン.357マグナムを渡されていた。
 ちなみに、私もこのとき隣の射座で射撃を始めたので、写真を撮ることができなかった。きっと、omataくんがアップしてくれるだろうて。

 ピストルを一通り済ませたところで、的のところに歩く。
 言い忘れたが、射撃場では15分に一回、すべての射座からの射撃を中止する時間がある。そのときは、銃のチャンバー(薬室)を開放して、弾が装填されていないことを明示したうえで、射座の後ろに引いてある黄色い線まで下がっていなければならない。

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 芦辺さんが撃った的と芦辺さん。初めての射撃にしては、なかなかのものだという話。

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 これが私の撃ったターゲット。全体的に右にずれているのは、どうやら銃との相性らしい。ただ、集弾はまとまっているということで、「見込みありますよ」と褒められた。見込み?(笑)

 ピストルの体験が終わった後、私と芦辺さんはライフルの射撃に移った。例によって、写真はないけど。
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 これは、FN-FAL自動小銃を構える芦辺さん。.308弾の威力のすごさは、反動を受け止める肩が痛くなるほど。

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 私と芦辺さんが体験を終えたところで、小俣くんの番。
 まずは、ベレッタ社のストーム。9mmパラベラム弾を使用する。

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 いつも冷静で、ちょっと皮肉めいた顔をしている彼も、やっぱり男の子らしい。ただ、この写真はどうみても国際的テロリストの訓練風景だな~。

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 いわゆるM-16のバリエーション。アーマライト社のA-15。

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 で、拳銃。これがコルト社のパイソン.357マグナム。

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 ルガー社のスーパーホーク.44マグナム。さすがに反動がきつい。
 しっかりホールドしていても……

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 この通り。

 ここからはライフル&カービン銃の体験。
 いままでの紙ターゲットは、50メートルの距離においてあったのだが、ここからは山のふもとに置かれているターゲットを狙うことになる。

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 この写真、ちょっと判りにくいが、赤い丸で囲まれた、手前に3つ並んでいるのが距離150メートルのターゲット。そして、ずっと奥、やはり赤い丸で囲まれているのが、距離400メートルのターゲットとなる。こりゃあ、屋内射撃場ではぜったいに無理な距離だ。

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 まずはM1カービンでの射撃。ターゲットは150m先の鉄板。こういっては何だが、かなり撃ちやすい。当たるか当たらないかはともかくとして、反動に関してだけ言えば、素人でも充分に扱える感じ。

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 これが、.308弾を使用するFN-FALになると、一気に難易度があがる。訓練されていなければ、とても満足な射撃は出来ないだろう。

 最後に、ウィンチェスターのライフルを撃たせてもらう。
 ターゲットは、400m先の丸い円盤。
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 望遠レンズで捉えても、これくらいにしかならない。

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 よく狙って、撃つ。

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 撃った瞬間、バイポッドでしっかり支えられていたはずのライフルが、ずずずっと下がる。さすが大口径ライフルだ。
 実際に撃ってみて判るのだけど、漫画やアニメなどで、狙撃手が覗いているスコープの中で、ヒットした目標が倒れるのが見える、なんて描写があるけど、あんなことはあり得ない。どんなにしっかり抑えていても、発砲の衝撃でスコープなど覗いていられないもの。

 実際にレンジにいた時間は1時間くらいだったと思うのだけど、とても充実した時間だった。これはクセになりそうだなあ(笑)。

 いったんホテルに戻って、遅めの昼食を食べに出る。
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 私のワガママで、ずっと気になっていた「Teddy's Bigger Burgers」に行く。ここは店名どおり、大きなハンバーガーが名物。だって、サイズは「Big」「Bigger」「Biggest」しかないんだもん(笑)。

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 ここはやはり「Biggest」を頼むしかない!と、頼んで出てきたのがコレ。

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 かぶりつくにも、ちょっと躊躇するサイズ。

 実は、このBiggestのパティを2枚重ねた「Monster」というシリーズもあったのだけど、気付かなかったふり(笑)。
 
 食事を終えたところで、いったん解散。ダイヤモンド・ヘッドに上るという芦辺さんと、買い物に行くというomataくん。私は、ちょっと歩いてワイキキ水族館に行く。ここは規模こそあまり大きくないものの、展示内容はけっこう充実していて好きな場所。
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 今回は、クラゲの特設展示をやっていた。なかなかキレイなものである。

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 屋外にある珊瑚の育成プラント水槽を見ていたら、シアトルでプラント・エンジニアをしているという男性と一緒になり、水槽の循環システムについて会話を交わす。エンジニアから足を洗って、はや10年以上経つのだけれど、意外と技術英語というのは覚えているもんだなあ。

 ホテルに戻って、ちょっとのんびりしてから夕食。
 ホテル・マリオットのなかにある「Sansei seafood Restaurant & sushi Bar」に行く。この店も以前から気になっていたのだ。
 
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 omataくんのたっての希望で頼んでみた「ロックンロール寿司」。なんだかよく判らないけど、揚げてあるの。
 えーっと、味についてのコメントは差し控えさせて頂きます。ま、彼らに悪気はないんだよ。きっと。

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 で、メインの寿司はこんな感じ。だいたいは良い感じだったんだけどさ。卵がねぇ。バターで焼いてあるんだよなあ。
 これだけは勘弁して欲しかったぞ(笑)。

 長かったアメリカ取材旅行も、いよいよ明日は帰国日。
 東京は寒いのかなあ。
 

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天気は最高です。

 ワイキキで2回目の朝を迎えた。

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 窓の外は、こんな感じ。東京では、つい先日、雪が降ったと言うこと。なんだか帰るのが怖くなるなぁ。

 いま泊まっているホテルは、かなりの大型ホテルで日本人観光客も多い。団体客のマナーの悪さについて、どうこう言う人も多いけれど、たとえパック旅行であろうと、海外に出てみるというのは悪いことではないと思う。もちろん、現地の人に眉をひそめられるような行動は慎むべきだし、せっかく来たのに買い物だけでは寂しいとは思うのだけど。

 とはいえ、かくいう私も食事をするときには、なるべく日本人団体客が来そうもない店を選んでしまうのも確か。メシくらい静かな環境で食べたいからね。ということで、今日の朝食もホテルのレストランはパス。実を言えば、チェックインのときに手伝ってくれた日本有数の大手旅行代理店のスタッフが、「ここの食事、あまり美味しくないので出来れば外に行って下さいね」と耳打ちしてくれたこともあるのだけど(笑)。

 表通りをぶらついて、目に付いたデニーズに入る。
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 昨年10月の「アメリカ飛行機見倒しツアー」では、毎日のようにデニーズ、アイホップにお世話になっていた。久しぶりに「ランバージャック定食」(と呼んでいたのだよ)を食べてみたけど、うーん、やっぱり量が凄いね、こりゃ。

 ひとまずホテルに戻って、迎えの車が来るまでくつろいでおります。
 ベランダ付きの部屋なので、窓を開けたままパソコンを叩いていると、非常に気分がいいですわ。
 帰ってからはマジメに仕事をしますので、お許し下さいませ>そのへん。

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書き忘れた……

 今日、なにを食べたかが何もかいてないね。
 昼過ぎにはホテルに戻らなければならないので、昼食は適当に済まそうということになり、真珠湾の基地の人たちがやっている食堂……というか、屋台で食べたのがコレ。
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 1/2ポンドのハンバーガーって奴なんだけど、絶対に1/2ポンド以上あるって。そもそも、同じモノを頼んだハズの芦辺さんや小俣くんよりも大きいし。ここでも俺だけ「何も言わずに大盛りが出てくる法則」なのかよ!

 ちなみに、この肉。要するに棒状に整形したハンバーグのタネ、こっちじゃパティとか言うらしいが、それをナイフで切って、焼いて、パンに載せて、というもの。
 右側に見える野菜のたぐいを載せて、サンドイッチ状にして「さぁ、召し上がれ」ってんだけど、食えるかぁ!

 なんというか、軽い食事のはずだったのに、胃がふくれあがってしまい、ホテルに戻ってから胃薬を飲んだのは内緒だ。

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アメリカ取材旅行6日目

 午前8時に食事を済ませて集合。ということにしていたのだけど、朝ご飯を食べるよりは寝ていたいと思ってしまい、集合時間ぎりぎりにホテルの部屋を出る。ホテル近くのバス停から8番のバスに乗り、真珠湾へ。
 午前中だけしか時間がないので、マイティ・モーこと戦艦ミズーリだけを見学する。
 ここには、以前、横山信義さんたちと来たことがあるのだけど、そのときとは比べものにならないくらいセキュリティが強化されていた。なんていったって、荷物(とくにバックパック)は必ずロッカーに預けなければならないのだ。

 ま、そのあたりはいろいろと事情があるのだろうな、と思いつつ、USSバウフィン号のチケットブースで「ミズーリのチケットだけちょうだい」と言って窓口のおばちゃんにイヤミを言われ(笑)、シャトルバスに乗り込む。

 久しぶりに見るミズーリだが、やはりデカイ。ものすごくデカイ。
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 50口径16インチ砲がデカイのは当たり前なのだけど、両用砲として舷側に並んでいる5インチ砲だって、野砲としてみたら、かなりの大口径砲。やはり反動を地面で受け止めざるを得ない野砲に比べ、海水に吸収させることの出来る艦砲の利点だと言える。

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 なによりも芦辺さんに見せたかったのが司令塔の装甲の厚さ。戦艦の基本である「主要装甲部分は、自らの砲で撃って耐えられること」という考えからすれば、ここは40センチ砲弾の直撃に耐えられるということだ。逆をいえば、これくらい装甲を施さなければ、貫通を許してしまう威力が40センチ砲弾にはある、ということ。恐ろしいパワーを秘めているのだなあ。

 戦艦ミズーリといえば、日本の降伏調印が行われた艦ということでも有名。
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 調印式が行われたデッキには、それを記念すべきプレートが埋め込まれていた。
 ちなみに、このデッキ。「スレンダー・デッキ」と名付けられていた。腹の立つ。

 とても駆け足ではあったが、とにかく本物の戦艦を一巡り。芦辺さんとしては、もっと艦内深い場所、たとえば機関部なども見てみたかったらしいのだけど、残念ながら公開はされていなかった。

 さて、ホテルにいったん戻ろうかとバスを待っていたのだけど、なかなか来ない。と、そこにタクシーらしき車が来た。ドライバーと目があったので、手を挙げてみたら止まってくれた。聞けば、タクシーのライセンスはあるので、タクシーの表示は付けているんだけど、本業ではないらしい。とはいってもメーターはあるし、ここで悩んでいても仕方がないので、ホテルまでお願いする。
 往路はバスを使ったので、いろいろと遠回りをして1時間ちかく掛かった道のりだったが、タクシーはH1(ハイウェイ)を使ってびゅんびゅん飛ばす。当たり前だけどノンストップだ。
 わずか20分少々で到着。

 ひとまず部屋に帰って荷物を置き、12時55分にホテルから迎えの車で出発。いよいよハワイでの取材第一弾、ヘリコプターによる島内観光に行くのだ。
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 簡単な安全講習のあと、ヘリに乗り込む。
 前席にパイロット、私、それに芦辺さん。後席にオーストラリアから来たという夫婦、それにomataくんが乗り込む。
 当たり前だけど、けっこうキツイ。
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 だいたいこんな感じ。

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 するするという感じで離陸したヘリの窓の外は、ホノルルの市街が広がって見える。そのままオアフ島の海岸線沿いを飛び、ダイヤモンドヘッドをかすめる。そこから針路を北西に転じて海岸線に沿って西に向かう。

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 途中、「聖なる滝」を上から見る。

 45分のフライトだったのだが、本当にあっという間。
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 最後は真珠湾に進入する。きっと「あの時」の搭乗員も、このような光景を目にしていたのだろう。

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 フォード島も、こういうふうに見える。

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 午前中に見た「ミズーリ」だが、この角度で見ると本当に爆撃針路に入っているような感じ(笑)。ワレ奇襲ニ成功セリというところかな。

 フライトを終えて、ホテルに帰ったところで、ひとまず解散して個人行動ということにする。
 私と小俣くんは、お土産でも見ようかと、またバスに乗ってアラモアナ・ショッピング・センターに行く。
 ここで食事も済ませ、午後8時前に帰還。

 明日はいよいよ取材のクライマックスだ。
 体調を万全にしておかねば。

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アメリカ取材旅行5日目

 今日は移動日。
 午前4時30分にロビーで待ち合わせ、チェックアウト。
 すぐにガイドさんが来てくれたので、すぐに空港まで行く。
 ロナルド・レーガン空港は、ワシントンD.Cの政府主要機関に近いことから、離陸後、30分近く「シートベルト着用」のサインが消えないのだそうだ。もし、サイン点灯中にシートベルトを外して席を立ったりしたら、飛行機に2名ずつ乗り込んでいる警察官が、ただちに逮捕~緊急着陸になる、とのこと。実際に、つい先日も、中国からの旅行者がコレをやり、緊急着陸を招いたとのこと。やっぱり、まだまだ同時多発テロ以降の緊張は解けていないのだなぁ。

 ワシントンを6時42分の定刻通り飛び立った飛行機は、8時30分にミネアポリス空港に到着。ワシントンD.Cとミネアポリスのあいだには1時間の時差があるので、飛行時間は3時間弱となる。
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 着陸直前、飛行機の窓から見えた光景は、非常に寒々しいもの。この白いものはすべて凍てついた大地。河まで凍り付いていた。

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 朝食抜きでホテルを出てきたので、ミネアポリス空港で腹ごしらえ。「シナボン」があったので、久しぶりに買ってみた。うーん、やっぱりデカイよ。以前、このお店のチェーンが会社のある中野にあったので、たまに買ってみたのだけど、それにくらべると倍以上ある感じ。

 ミネアポリス空港を9時24分に出て、経由地のポートランドに到着したのが10時55分。ミネアポリスとポートランドの間には2時間の時差があるので、飛行時間は3時間30分くらい。次にポートランドを出るのは、午後12時42分だというのだから、2時間近くロビーで待機する羽目になった。

 で、12時42分にポートランドを出た飛行機が、ホノルルに着いたのは午後4時20分。ポートランドとホノルルの間には5時間の時差があるので、飛行時間は5時間40分くらい。だんだん時差の計算で頭がおかしくなってくる。

 とにかく、ホノルルに着いて、ホテルまでの送迎の車を待っていたら、なんとストレッチ・リムジンがやってきた(笑)。
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 芦辺さんとomataくんが乗っても、こんな感じ。思わず笑ってしまう。アメリカの人は、なんでこんな車を作ったんだろうねえ。

 ホテルにチェックインして、とにかくシャワーを浴びる。熱い湯を首筋に掛けていると、だんだん凝りが自覚できてくる。それまでは、凝っていることすらよく判らないくらい凝っていたのだな。

 その後、市バスでアラモアナ・ショッピングセンターまで行き、高級ステーキハウスのMORTON'Sで夕食。

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 最初に出てきたパンがこれ。

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 サラダは、ひと皿を三人で分けてもらったのだけど、これくらいの量。

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 で、これが私の頼んだニューヨーク・ステーキ。一瞬、気が遠くなるくらいの量がある(笑)。
 満腹中枢が働き出すまえに、ひたすら詰め込もうとフォークを手にしたのだけど、ひとくち食べて驚く。これが美味いのだ。肉汁がじゅわっとしみ出てきて、まさに肉を食べている実感があった。
 でも、これ、量が半分だったら、もっと美味しかったんだよね(笑)。
 あ、お店の名誉のために言っておくと、この店にはちゃんと「小さいサイズ」ステーキというのもあった。でも、やはりこういう時はわしわしと食べたいのだよな。まさに自業自得というわけで。

 動けないくらい満腹になってしまい、贅沢をしてタクシーでホテルまで帰還。
 明日は早起きして、真珠湾を見に行くつもり。

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アメリカ取材旅行4日目

 午前7時30分に集合。昨日と同じような食事を済ませる。
 毎朝、こんなにカロリーの高い食事をしていて、このあと大丈夫なんだろうか。ちょっと心配になる。

 午前9時にガイドさんが迎えに来てくれた。
 ワシントンD.C.からボルチモアまでは、1時間弱のドライブ。アメリカに来ると毎回思うことなのだが、道路が余裕をもって作られているのがよく判る。首都高速の連続高速コーナーに慣れている身としては、非常にうらやましい。

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 で、さっそくポーの墓に到着。芦辺さんは、ポーの墓前になにを誓ったのだろうか。

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 ポーの家にも寄ってもらった。ここはあまり治安が良くない地区にあるので、車の外に出るのもおっかない感じ。ボルチモアの中心街から、ほんのわずか走っただけなのに、こうも変わるものなのだねえ。

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 ひととおり墓参りを済ませたら、あとはお楽しみ。いや、墓参りだってお楽しみのひとつなんだけどさ(笑)。
 まずは潜水艦トースク号を見学。

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 ここが後部魚雷発射管。横に、日章旗を掲げた「撃沈マーク」があったのが、ちょっと気に入らない。

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 潜水艦に限らず、軍艦のハッチというのは狭いものと相場が決まっているのだけど、これはちょっと狭すぎる。芦辺さんでこんな具合なのだから、身体の大きなアメリカの水兵さんだったら大変だったろうな。

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 で、狭い寝床。これでは寝た気がしないだろう。やっぱり慣れてしまうんだろうか。


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 ここは水兵さんたちの食堂。もちろん、ここでこうやって待っていても、パンのかけらすら出てくるハズもない。

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 そんな欠食児童を尻目に、取材に励む芦辺さん。この取材の成果が生きるのは、いつの日だろうか。なるべく早いほうがいいなあ(笑)。

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 ここは士官の食堂兼居室。水兵さんたちのそれにくらべ、若干の余裕があるといえど、やっぱり狭い。

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 で、ここが前部魚雷発射管室。

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 ようやく外に出ることが出来た。今日は昨日とはうってかわって寒い一日。窓口のおばちゃんに「寒いねえ」と言ったら「ホント、冬に戻ったみたいよ」って言っていた。そのときは、「オイラもそう思うよ」などと言って通り過ぎたんだけど、考えてみれば、2月はじめってのは冬の最中じゃないのかな?


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 次に訪れたのが、灯台の保守を担当していたチェサピーク号。

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 潜水艦と比べると、すべてがゆったりしている。蛇輪ひとつ取ってもこの大きさ。


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 最後は、沿岸警備隊の監視船、タイニー号。
 この船は、日本軍による真珠湾奇襲攻撃の際に真珠湾に在泊しており、奇襲後、わずか数分で臨戦態勢を整えたと伝えられている。

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 これが主兵装の5インチ砲。艦載砲としては小口径の部類にはいる5インチ砲なんだけど、近くで見てみるとけっこう大きい。

 見学を終えて、昼食。

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 ボルチモアは海産物が美味しいというので、まずはクラムチャウダーを注文。うまい。

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 次に、名物のクラブ・ケーキとエビのフライを頼む。前にボルチモアに来たときも、このクラブ・ケーキを食べて、その美味しさに驚いたのだけど、今回も美味しかった。まるで蟹の風味がぎゅっと濃縮されている感じ。

 まだまだ時間はたっぷりあったのだけど、あまりの寒さに引き揚げを決定。
 本当は、途中でNSAの横にある「国立暗号博物館」を見学するつもりで前まで行ってはみたのだけど、あいにく日曜・祝日はお休みだとのこと。芦辺さんが残念がることしきり。
 明日は早朝にワシントンD.Cを出発してしまうので、買い物でもしよう。ということになり、ペンタゴン・シティのモールまで足を延ばした。ガイドさんとはここでお別れ。モールの中をそぞろ歩きしていたのだが、けっこういろんな店が入っていて面白かった。

 ホテルに帰着後、一息いれて午後6時にロビー集合、としていたのだが、なぜか時間になってもomataくんが現れない。先に来ていた芦辺さんと、次回作の小説の内容について話し合っているうちに、1時間が過ぎてしまう。
 ここでようやくomataくんと合流。なんでも、時間を1時間、間違えていたようす。

 もう外に出るのも面倒になってしまい、ホテルのレストランで夕食。ウェイターが、しきりにビュフェを勧めるので、乗ってみた。まさかサーブするのが面倒、というワケじゃあるまいな(笑)。
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 こんな感じに盛りつけて、わしわしと食う。

 さて、明日は午前4時半に集合。
 ちゃんと起きられるかなあ。

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アメリカ取材旅行3日目

 朝食を食べるのに、朝の混雑する時間は避けた方が賢明ということが判ったので、午前7時にロビー集合。さすがにすいている。
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 そろそろ胃が大きくなってきたのか、これくらいの量の朝食を平気で平らげてしまう。これが罠なんだよなあ。

 腹いっぱいになったところで行動開始。芦辺さんも、すっかり地下鉄での移動に慣れた様子。
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 しかし、慣れたときほど危ないと、昔の人はよく言ったモノで、これがあとでエライことを呼び起こすとは、神ならぬ身の我々は知るよしもなかったのである。

 スミソニアン航空宇宙博物館の前から、シャトルバスで40分弱。スティーブン・F・ウドバー・ハジー・センターに到着。
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 いきなり、SR-71ブラックバードの展示に度肝を抜かれる。昨年10月末のアメリカ飛行機旅行で、SR-71は見ていたハズなのだけど、やはり屋内に入っていると大きさの感覚が狂う。
 ちなみに、芦辺さんと比較すると、こんな感じ。やっぱりでかいよ。
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 展示棟のいちばん端っこに、コンコルドが入っている。この写真では判らないけど、胴体は非常に細い。いちど、ニューヨークのイントレピッド博物館でコンコルドの内部を見たのだけど、本当にスペースの余裕がない感じだった。多少は窮屈でも、すぐに着いちゃうから我慢してよ、ということなのだろうか。

 旧日本軍機の展示も充実している。
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 これは、川西「紫電」21型。いわゆる「紫電改」だ。もとは水上飛行機の「強風」を陸上化し、それをさらに低翼にしたもの。特徴ある4枚プロペラがかっこいい。

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 で、まさかここにあるとは思わなかったのが「晴嵐」。
 潜水空母とも言える伊-400潜に搭載して、パナマ運河を奇襲攻撃するために設計された飛行機。史実では、ウルシー環礁を攻撃する途中で終戦になっているため、実戦には参加していない。ある意味、日本ならではの発想で作られた飛行機だ。

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 これは特攻機の「桜花」。いわゆる「桜花」はロケット機なのだけど、この「桜花22型」は、ターボジェットエンジンを搭載したタイプ。
 これも珍しい展示物だ。

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 これが夜間戦闘機「月光」。胴体上面、ちょうどコクピットのすぐ後ろに、斜め上向きに20ミリ機関砲を搭載し、B-29の腹のしたに潜り込んで攻撃を加えた。

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 同じく斜め上向きに37ミリ機関砲を搭載した「屠龍」。残念ながら、胴体のみの展示。スペース的に仕方がないのかなあ。惜しいなあ。

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 で、これが広島に原子爆弾を投下した「エノラ・ゲイ」。ここで展示をするにあたって、広島・長崎の被爆者を中心とした団体と、アメリカの退役軍人を中心とした団体のあいだで、かなり激しい論議が交わされたようだ。やはり、目の前で見ると、日本人の一人として複雑な感情を抱いてしまう。

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 そのほか、零戦の好敵手として知られる、F6Fヘルキャット。

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 逆ガル翼が特徴的な、F4Uコルセア。

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 P-40ウォーホークなど、飛行機マニアだったら誰でも知っている機体がずらり。しかも、レストアの仕事っぷりが素晴らしい。屋内展示ということもあって、状態は素晴らしく良いものに保たれている。こういうところはアメリカってやっぱり凄いよなぁ。貴重な二式大艇を雨ざらしにしてしまう日本とは大違いだ。

 当然、第二次大戦後の機体もたくさん展示されている。

 なかでも珍品なのは、X35B。STOVL(短距離離陸垂直着陸)機。これが採用されたら、ずいぶんと面白いことになったハズなんだけどなあ。
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 ちょっと入ったところには、スペースシャトルのオービターの滑空実験モデル、「エンタープライズ号」があった。
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 これ、もともとは別の名前になるはずだったのに、スタートレックのファンが改名運動をして、この名前にしたんだよね。

 午前中いっぱい飛行機を見倒して、ようやく昼食。
 といっても、ここにはたいしたレストランは入ってない。だからといって、またマクドナルドというのは、どうかと思うぞ。>自分
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 午後1時のバスで、モールにあるスミソニアン航空宇宙博物館に帰還。着いたのは2時過ぎだったかな。


 ここでひとまず解散として、私はナショナル・ギャラリーにフェルメールを見に行く。
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 ナショナル・ギャラリーには、「赤い帽子の少女」「はかりを持つ女」「フルートを持つ少女」「手紙を書く少女」の4点が収蔵されている。このうち、「フルートを持つ少女」に限っては、当初、フェルメールの筆ではないのでは、という声もあったようだが、現在では、ほぼ間違いなくフェルメールの作品だと考えられているよう。
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 ただ、フェルメールの絵を探すのには苦労した。いろいろと探したのだが、ドイツ作家のなかには見あたらず。結局、博物館の人に聞いてみたのだけど、なんと地下に飾られていた。理由は不明。
 この写真を撮影するにあたり、撮ってもいいか、ちかくにいた警備の人に聞いてみた。すると、特に注意書きがない限りは、フラッシュを使わない、三脚を使わない、商業的用途に使わない、の3点さえ守ればOK。とのこと。もっとも、どんなにうまく撮影をしたとしても、本物の魅力を万分の一も伝えることはできないのだけど。

 予想にたがわず、フェルメールの4点は素晴らしかったのだけど、今回、強烈な印象を受けたのはモネ。
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 ことに、「パラソルと女性-モネ婦人と息子」は、油絵なのに、光が眩しくて目を細めてしまう感じ。光の芸術とは、かくあることかと感動した。絵のまえに置かれたソファに座って、30分以上も見続けていた。NYCのメトロポリタン美術館もそうだったのだが、こちらの美術館は、絵の前に柵など無粋なものは置かれていないし、非常にゆったりと作られているので、気が済むまで絵の前にいることができる。それになんといっても入場料が安い。っていうか、このナショナル・ギャラリーは入場無料だよ。うむむ。

 ほかにも、セザンヌやルノアール、レンブラントなど、名だたる画家の名作を堪能し、ややもすると知恵熱が出そうになって、美術館をあとにする。

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 見れば、オベリスクが低い雲のなかに頭を突っ込んでいるではないか。うむむ。昨日とは一転して天気が悪い。

 地下鉄でホテルに戻り、一休みして食事に行く。今日の夕食は、その名も「寿司太郎」という名の寿司屋さん。
 単独行動になってからモールを精力的に歩き回り、さらにホテルに帰る途中、地下鉄の出口を間違えて、延々と遠回りすることを余儀なくされ、足が棒のようになっているという芦辺さんを、さらに延々と歩かせる鬼マネジャー(笑)。こちらの地下鉄は改札口からすぐ出口につながっているので、出口を間違えたからといって、いったん戻って、ということが出来ない。ここのところは慎重にせねば。

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 で、着いた寿司屋の箸袋に書いてあった文字。
 「三重」で「東京」?

 一瞬、本当に大丈夫か、と思ったのだが、まあ、ここは運試しも兼ねて食べてみる。
 小俣くんは、頼んだ焼酎の水割りにストローが差してある(しかも2本)のを見て、ちょっと不審そうだったが。
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 で、これが出てきた寿司。あにはからんや、意外に普通。なんだ、つまらん(笑)。
 寿司は確かなモノだったのだけど、アメリカの寿司屋さんだけあって、焼き鳥はあるわ、天ぷら盛り合わせはあるわ。寿司屋というよりは、日本食レストランですな。けっこう堪能してしまった。

 芦辺さんだけでなく、私たちも足が疲れていたので、贅沢にもタクシーを使ってホテルに戻る。
 さてさて、明日はいよいよエドガー・アラン・ポォの墓参りだ。天気がよいといいのだけどな。

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アメリカ取材旅行2日目

 明け方に降っていた雨も、午前7時過ぎには完全に上がっていた。
 新聞の天気予報を見ると「morning showers」と書いてある。そうか、こういうモノなのか。なんとなく嬉しい気分。

 9時にロビーに集合して行動開始。本当は、ホテルで食事をして……と思っていたのだけど、なにやらコンヴェンションが開かれているらしく、レストランは長蛇の列。仕方がないので、外に出て食べることにした。
 地下鉄の駅に行く途中、ベーグルサンドの店があったので、ここに入る。
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 で、食べたのはコレ。オムレツとチェダーチーズ、ベーコンが挟まったベーグルサンド。ベーグルと言っても、丸い穴があいてない。でも、味は紛れもなくベーグル。
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 軽いかな、と思ったのだけど、しっかり詰まっているパンだったようで、かなり満腹になる。
 このまま歩いて地下鉄の駅へ……。と思ったところで、いったん休み(笑)。芦辺さんがホテルにカメラを忘れてきたことに気付き、取りに戻ったのだ。早めに気が付いて良かった。

 仕切り直して、今度こそ地下鉄の駅へ。
 Gallery Place/Chinatown で降り、スパイ博物館へ行く。入場券(大人1人$15)を買って、エレベータに乗ると、「このエレベータは保安措置が施されていない」とのアナウンス。けっこう気分を盛り上げてくれるじゃない。
 実は、昨年の1月にワシントンD.Cに来たとき、当時、中学校3年生の甥っ子を連れて、ここを訪れた。私はものすごく楽しかったのだけど、東西冷戦すら記憶にない彼は、いささか、というよりも、かなり退屈していた様子で、なんとも張り合いがなかった。そのリターン・マッチというわけではないのだけど、芦辺さんとomataは大変に楽しんでいた感じ。良かった。

 ちなみに、これは伊賀忍者の百地三太夫。そうか、考えてみれば忍者もスパイだな。
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 これは、暗号発生器のエニグマ。こうしてみると小さい機械だけど、その威力は絶大だった。
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 これは、旧ブルガリアの秘密情報機関が使っていたとされる、アンブレラ銃。傘のなかに炭酸ガスで弾を撃ち出す機構が仕込まれている。その弾というのは、直径3ミリのプラチナで出来た球体らしい。なかは空洞になっていて、そこにリシン系の毒物を充填してから孔を蝋でふさぎ、これを目標人物の体内に打ち込んだんだと。体温で蝋が融け、なかの毒物がにじみ出て……という仕組みらしい。恐ろしいことを考えたものだ。
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 そういう「怖い」展示のあとには、スパイを題材にした映像作品の小道具が展示されたコーナーもあった。
 これは、邦題「それいけ、スマート」で主人公が使っていた「靴電話」。当時も、なぜに靴に電話?と思ったのだけど、今見ても違和感ありあり。こんなものを使っていたら、かえって目立つぞい。
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 充実した展示に、かなり時間を費やしてしまったが、いよいよ本日のメイン・ディッシュ。スミソニアンに取りかかる。
 まずは、自然史博物館へ。
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 ここでいったん解散としたのだが、直後、時差ボケなんだか、疲れなんだか、急に倦怠感が押し寄せてきて、動くに動けなくなってしまった。仕方がないので、館内にあるカフェに移動して、30分ばかり休憩。体力落ちたなあ。
 ただ、この休憩が幸いして、その後は復調。充分に午後の行程を楽しむことが出来た。

 自然史博物館のあとは、やはり航空宇宙博物館。

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 まずは「月の石」を触る芦辺さん。たしかに「月の石」なのだろうけど、こんなに薄べったくスライスされてアクリルの台座に埋め込まれたものを撫でれ、と言われても、実感がわかないよ~と言っていた。そりゃそうだよね。

 私以外の二人は、朝食のあとは飲まず食わず。さすがに喉が渇いたということで、まずは航空宇宙博物館のなかにあるマクドナルドで腹ごしらえ。
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飲み物を選ぶとき、ちょっと面白がって、飲んだことのないボタンを押してみたら、コレが出てきた。私が悪かったです。青い水なんて飲んだことないし(泣)。もったいないから飲んだけどさ。


 その後、いよいよ見学開始。残念なことに、いくつかの展示スペースが改装中ということで、公開されていなかった。
 芦辺さんは、第一次大戦を戦った飛行機を見たあたりで、いろいろと構想が湧いてきた様子。複葉機ミステリ?戦争ミステリ?どちらにせよ、良い刺激になったというのは嬉しいことだ。

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 ちなみに、この零戦はA6M5。いわゆる52型。こうしてみると、けっこう大きいやね。

 航空宇宙博物館を出て、ふたたびGallery Place/Chinatown駅まで歩く。いやはや、D.C.を観光すると足が丈夫になりますな。

 いったんホテルに帰って、一息いれたあと食事に出る。
 最寄り駅のDupont Circleのあたりをうろうろして、ついに適当なピザッテリアを見つけて入る。
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 例によってビール。でかい。
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 で、ピザ。当然のごとくでかい。

 わしわしと食べているあいだに、芦辺さんから、今回の取材旅行中の私とomataの小言幸兵衛ぶりについて苦言。考えてみれば、今回の旅行は芦辺さんが主役なわけで、いちいち年下の私たちがコト細かく小言を言うのも失礼極まりない話。素直に反省。以後は、楽しい取材旅行にしよう、と仲直りの握手(笑)。

 腹蔵なく話し合ったおかげで、ちょっと気分もよくなったところで、スターバックスに立ち寄り、コーヒーをテイクアウト(こっちでは、To Goだね)して、ホテルまでそぞろ歩き。

 明日は、早起きしてスミソニアン航空宇宙博物館の別館、スティーブン・F・ウドバー・バジー・センターに行く。
 朝9時のシャトルを予約したので、8時過ぎには出ておかないと。いやはや、楽しみだ。

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ワシントンD.C.のユニオン駅にて

 現在、東部時間の2月2日、午後10時過ぎ。
 とても長い一日が、ようやく終わろうとしている。
 今回の旅行は、芦辺拓先生の作家生活15周年を記念した取材旅行。いろいろと楽しみな日程が組まれている。
 とはいえ、やはり東海岸までは遠い。トランジットのデトロイト空港までで、私はすでに疲れ果てていた。

 ワシントンD.C.のホテルにチェックインしたあと、すぐにシャワーを浴びて、少し人間に戻った気がした。
 最寄り駅のデュポン・サークルまでぶらぶら歩き、ユニオン駅まで。
 ここは、ローマのカラカラ浴場を模して建てられている。この馬鹿馬鹿しいまでの大仰さを、是非とも芦辺さんに見せたかったのだ。
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 で、ふと気が付くと、駅のホールで何やらイベントが。
 なんと、日本生まれの数字パズル、「数独」の大会だった。
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 見ていると、次から次へとエントリーする人たちが集まってきていて、けっこうなブームであるようす。
 
 ユニオン駅で食事を済ませ、本屋さんを覗いてみたのだけど、やっぱり「数独」(SUDOKU)だけのコーナーが作られていたりしていた。
 本を手にとって、ぱらぱらとめくってみたのだけど、けっこう難しそう。
 うーん、飛行機のなかでの時間つぶしに、一冊買ってみたら良かったかな。

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出発前夜の光景

 明日から渡米。
 準備は万端、と言いたいのだけど、もうちょっと詰めるものがある。
 スーツケースは大きめのものを選んだ甲斐があって、衣類などは充分に余裕をもって詰めることが出来たのだけど、問題は機内持ち込み用のショルダーバッグ。ノート・パソコンにカメラ、交換レンズ、機内で使うノイズ・キャンセリング・ヘッドフォン、貴重品などを詰めていったら、あっという間にパンパンになってしまった。うーん、やはりいつものバックパックにすべきだったか。
 ただ、昨年10月のロスでは、セキュリティの問題でバックパック持ち込み禁止、というところが幾つかあったからなあ。
 ちょっと考えてしまう。

 考えていても仕方がないので、ひとまず風呂に入った。久しぶりに入浴剤を入れてみたのだけど、これが大失敗。
 いわゆる舶来モノの入浴剤だったのだけど、肌に合わなかったみたい。風呂から出てしばらくしたら、全身が猛烈に痒くなった。
 乾燥したからかな、と思って、かゆみ止め成分の入ったローションを塗ってみたのだけど、まるで駄目。
 仕方がないので、もういちど風呂場に行って、シャワーと石鹸で全身を洗いなおしてみたところ、なんとか治まった。
 いやはや、旅行の前夜になって、なにをアホなことをしているのだろう。と、あまりの情けなさに泣けてきた(笑)。

 ということで、明日からアメリカに行ってます。再出社は再来週、13日(月)になりますので、それまでに急用のある方は、どうぞ会社に伝言を残してください。ちょっと時間が掛かるかも知れませんが、なるべく早めに対応するようにしますので。
 どうぞよろしく。

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