広島取材旅行一日目
広島取材旅行一日目。
無事に取材を終えて、あとは楽しみにしていた食事~。
この時期に瀬戸内海に来たのだから、美味しい魚を食べようということになる。とはいえ、東京でいくら情報を集めても、本当に美味しい店というのは判らないものなので、失礼ながら現地での取材相手、戦史研究家の戸高一成先生にお店の選択から予約までをお願いしてしまった。
さすがに、呉は海軍の街だけあって、以前は連合艦隊士官、現在は海上自衛隊幹部が、通っている料亭というのがある。
今回も、そのうちの一軒にお邪魔した。
驚いたのは、メインの「ふぐ刺し」。いままでに私がふぐ刺しを食べた、数少ない経験から言うと、ふぐ刺しというのは向こうが透けて見えるほど薄く切るもんだと思っていた。でも、ここのふぐ刺しは普通の倍近く、厚く切っている。聞けば、下関で水揚げされるふぐ(現地では「ふく」と呼ぶらしいが)は、淡泊な味が身上。でも、ここ呉・音戸のふぐは、噛みしめるほどに味がする味の濃さが身上なんだそうで。事実、本当に美味しかった。
で、赤城さんが初体験だったのが、この「白魚の躍り食い」。まさに春が来たことを実感させるもの。
白魚がぴちぴちと跳ねながら喉をすべりおちていく感覚が、なんとも言えない。
でも、こんな食べ方、欧米人に見せたら大騒ぎするんだろうなあ。もったいない話。
シメの「ふぐ雑炊」。やっぱりシメはこれでしょう。この店でも、この雑炊を食べたいがために、ふぐをオーダーするお客さんがいるとのこと。さもありなん。
いやはや、本当に旨かった。
おまけ。
呉は地酒でも美味しいものが揃っているのだけど、この「提督」は特別。中身は品評会で金賞を受賞した大吟醸酒で、これは普通の酒屋さんでも買えるものなのだけど、この「提督」と書かれたラベルのビンは、海上自衛隊関連のところにしか出荷されないそうだ。赤城さんは、記念にビンをもらって帰ってきた。うーん。
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コメント
こんにちは。
広島(呉)には、赤城先生の取材でいらしているのでしょうか?それはつまり、取材を元にした赤城先生の「新作」か、それとも、今までの著作の「新刊」を期待してもよいということでしょうか。わくわく。
どちらにしろ、いつか活字になるであろう事を、広島の片隅で楽しみにしております。
投稿: らっきーからー。 | 2006年3月 8日 23時47分