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ニューヨーク二日目

 現在、アメリカ東部時間3月11日午後11時50分。

 ニューヨーク二日目。
 午前9時にロビーに集合して、朝食を食べに外に出る。と言っても、ホテルの隣にあるファミレスに行くだけ。

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 このファミレス、去年、このホテルに泊まったときにもよく利用した。日本にもあるような普通のファミレスなんだが、やはり量はアメリカサイズ。こんなのを朝から食べていたら、体重も増えるわなぁ。

 ちょっと歩いて地下鉄に乗って、メトロポリタン美術館へ。
 ここの凄いところは、これほどの規模を持ちながらも、さらに前進を続けるところ。来年には、また新しいウィングが出来るみたい。正直、ニューヨークに住んでいる人が羨ましい。

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 昨年、ここでフェルメールを見て、その「力」に魅了されたのだ。それまで、美術館巡りなど興味なかった私が、わざわざニューヨークまで絵を見に来るようになったのだから、原画の持つ力、恐るべしという感じ。
 その「少女」は、昨年とまったく変わらぬ姿で迎えてくれた。

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 で、先月のアメリカ取材旅行でワシントンD.C.に行ったおり、ナショナル・ギャラリーで今度はクロード・モネの絵に「捕まった」私。ここメトロポリタン美術館には、クロード・モネの作品がたくさん収められている。

 フェルメールと、モネ、ルノアール、セザンヌ、ゴーギャン、ゴヤなどなど。何時間見ていても見飽きないのは、やはり原画がもつ力なんだろうな。
 さらにいえば、絵を前にして、身体を近づけたり遠ざけたり、自由自在に見ることが出来るのも、アメリカの美術館の魅力。ひとつの絵の前に観客がひしめき合っている日本の美術館とは、やはり建て方自体が違うんだろうなあ。

 後ろ髪を引かれつつ、メトロポリタン美術館を出て、次に向かったのが「フリック・コレクション」。ここは、ピッツバーグの鉄鋼王ヘンリー・クレイ・フリックが、その生涯を掛けて収集した美術品を展示しているところ。もちろん、財力の裏付けがあったことも確かなのだが、それ以上に素晴らしいのが彼の審美眼。展示に際しても、その魅力を最大限、生かすことに主眼が置かれており、時代や地域で分類される、いわゆる「博物館式」の展示ではなく、部屋全体の調和を考えた展示となっている。残念ながら写真撮影は禁止なので、その姿をお伝えすることは出来ないのだが、こればかりは是非、実際に行って確かめていただきたい。
 ちなみに、ここにもフェルメールの作品が二つ、展示されていた。

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 フリック・コレクションを出た後、セントラル・パークを歩いて抜けて、地下鉄の駅を目指す。
 これは、途中にあった池。そうか、この池が凍ったところで、キング・コングが遊んでいたのだな。

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 ストロベリー・フィールドの脇には、イマジンの碑がある。ファンが持ち寄った花でピースサインを作っているのが判る。

 地下鉄でペン・ステーションに出て、マジソン・スクエア・ガーデンでスポーツのチケットセンターを覗くが、やはりこの週末のチケットはすべて売り切れ。ま、仕方がない。
 タクシーに乗って、イントレピッド博物館に向かう。

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 ここは、1943年に就役し、太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争など、数々の戦いで活躍した空母「イントレピッド」を展示しているもの。

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 飛行甲板には、このようにF-14ジェット戦闘機などが展示されている。

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 しかし、不思議なことに陸上機であるはずの、超音速偵察機ブラックバードなどもあったりして(笑)。

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 ま、横を見れば、こんな感じでコンコルドが置いてあるのだから、なんでもアリなんだろう。

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 ちなみに、コンコルドの内部も見ることが出来る。これは、後部搭乗口から後ろの客席を見たところ。これで判るとおり、座席は非常に狭い。コンコルドのチケットは、全席がファーストクラス扱いだったと聞いたことがあるのだが、これでファーストクラスというのは酷だなあ。ま、飛行時間が短いのだから、それくらいは我慢せい、ということなのかも。

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 ここがコクピット。狭いうえに、視界が悪い。コンコルドは離着陸時の前方視界を確保するため、機首が下に折れ曲がるようなギミックが付いていたのだけど、今後はこんな飛行機は出てこないだろうなあ。もし、同様の超音速機を設計するとしたって、テレビカメラを付ければ済む話で終わってしまうだろう。

 イントレピッドを堪能したあと、いったんホテルに帰って休憩。私は靴下やら下着やらを洗濯して過ごす。

 午後7時にふたたび集まって、食事に行く。
 いろいろと迷ったのだけど、44thストリートまで歩いて、ステーキを食べることに。

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 で、これが私の頼んだフィレ・ミニョン。表面はかりかりに焼けているのに、なかは肉汁がたっぷり。うーん、至福。これで量が半分だったら言うことなしなんだけどね。

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 それでも、食後にコーヒーとシャーベットを頼むくらいだから、だんだん胃袋もアメリカの食事に慣れてきたのかも知れない。恐ろしいことだ。

 腹ごなしを兼ねて、ホテルまで散歩をして戻る。
 明日は、アメリカ自然史博物館でプラネタリウムを見る予定。これも楽しみだ。

 ……で、ホテルに帰ってネットを見たら、アメリカで3頭目のBSE疑惑牛が見つかったというニュースが(笑)。
 ま、喰っちゃったもんは仕方ないねえ。

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