しばらく日記を更新していなかったら、とある編集さんから「アナタの場合は生存確認も兼ねているんだから、サボらずに書きなさい」と怒られた。いや、実際はもっと穏やかな口調だったんだけど。とにかく、読んでくれる人がいると判った以上、マメに更新するように心がけます。いつまで続くか判りませんが。
さて。
行って参りましたよ、宇都宮。私が宇都宮に抱いていたイメージというと、「餃子の街」という感じだったのですが、ちょっと調べたら「カクテルの街」でもあるんですね。ちょっとオシャレじゃないですか。
本題に移りましょう。「うつのみやこども賞」です。
これは、宇都宮市に在住の小学5年生、6年生から公募で選ばれた「選定委員」が、毎月4冊ずつ本を読み、そのなかから年に1冊、「一番ともだちにすすめたい本」という基準で選ぶ賞です。詳しくは、この公式Webサイトをご覧下さい。
いや、これは正直いって素晴らしい賞だと思います。なんと言っても、こどもたちに支持されるというのが嬉しいではないですか。
今回、受賞作となった『ラインの虜囚』ですが、そもそも「講談社ミステリーランド」じたいが「子供とかつて子供だった大人へ」のレーベルなわけでして、その中心読者層に喜んでもらえたというのは、田中さんにとっても我々にとっても、たいへんな励みとなることでした。
受賞が決まったという連絡を受けてから、ずっと浮かれていた私たち(というか、私)ですが、当日、選定委員の皆さんの顔を見たら、さらに嬉しくなりました。いやぁ、みんな本好きの顔してるんだもんなあ。
この「うつのみやこども賞」は、月例会も子供さんたちが中心になって進行しているとのこと。いやはや、しっかりしております。
宇都宮市域全体から集まっているとのことで、なかには、この月例会でしか顔を合わせない「友達」もいるとのこと。このくらいの年齢から「本好きの友達」がいるというのは、本当にうらやましい。私なんて……(以下略)
当日は、選定委員の代表の方から立派な賞状をいただいて、花束までいただいて。
田中さんも、満面の笑みで受け取っていましたね。
で、記念講演があったわけですが。
なんというか、受賞記念講演というよりは、作家志望者の皆さんに対するレクチャーみたいな話になってました(笑)。でも、選定委員の皆さんはもとより、一般で参加された皆さんも喜んでおられたようなので、なによりでした。
講演を終えて、突発的なサイン会を行いまして、夕方、宇都宮を出たのですが、田中さんは宇都宮の皆さんからエネルギーを頂いたのか、「今日は、自宅に戻るつもりだったんだけど、仕事場に行ってきますよ」と、夕やみせまるなか、仕事場に消えていきました。うん、やっぱり読者さんとふれあうってのは、なかなかいいもののようですね。
ということで、「うつのみやこども賞」選定委員の皆さん、大変すばらしい賞をありがとうございました。今後とも、皆さんに喜んでいただける作品を書くよう、本人も頑張ると言っておりますので、応援のほど、よろしくお願いいたします
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