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夏コミ、受かりました~

 夏のコミケでスペースが取れました~。
 土曜日 西地区”れ”ブロック-55bです。サークル名は「安達屋」です。

 例によって、「とある作家秘書の日常~2006・夏~」を出します。あと、現在刊行中の横山信義さんの架空戦記シリーズ『遠き曙光』『海の牙城』の裏設定などをまとめた本を出す予定。横山さんの架空戦記は、シリーズを考えるときにいろいろと裏設定が出てくるのですけど、いままで発表することが出来なかったんですよね。今回はせっかくなので、ちょっと紹介してみようかと思ってます。
 ほかにも、ちょこちょこと企画を進めています。

 どうぞお楽しみに。
 

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岡田真澄氏が亡くなった。

 朝起きて、ネットニュースを閲覧。俳優の岡田真澄氏が食道ガンのために亡くなったと知り、ショックを受ける。
 岡田真澄氏といえば、ダンディな魅力をたたえた名優として知られた人だが、私の原体験は再放送で見た「マグマ大使」だったなぁ。
 ちなみに、このときの岡田真澄氏は30代に入ったばかりなんだよね。いま見かえしてみると「若い父親なんだけど、それでいて威厳も感じさせる」という、まさに岡田氏ならではの演技だったことがわかる。
 テレビのバラエティ番組で、コミカルな役どころを演じて新しいファン層を獲得したあたりをみても、つねに前を向いて活動されていたことがよく判る。これは後進たちにも充分に伝わっていると思うな。
 まだまだ、あの雰囲気ある声音と演技で、私たちを楽しませて欲しかったけど、いちばん無念なのはご本人だと思う。
 なにはともあれ、お疲れさまでした。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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ホタルを見てきた。

 息子が通っている幼稚園の園長さんは、あらゆることに情熱を燃やす人。
 保育はもちろん、課外活動に関しても熱心に活動している。親としては大変ありがたい。

 今年は、校舎の裏手にあるビオトープにホタルの幼虫を放し、羽化にチャレンジしていた。餌のカワニナの確保など、いろいろと苦労があったようだけど、その甲斐あって、先日からぽつぽつと淡い光を放つようになってきたらしい。
 
 先週末から明日までの5日間、「ホタル観察会」と銘打って、幼稚園の父兄や近所の住民の皆さんを招待すると聞いたので、今日の夕食後、家族で見に行ってきた。
 最初、目が慣れるまではよく判らなかったのだけど、すぐに緑色の幻想的な光がぽつぽつと目に入ってくる。
 そのうち、すい~っという感じで空を飛ぶものも。

 郊外に住んでいる人には、さして珍しくもないのかも知れないけど、東京・渋谷でホタルが見られるとは思わなかった。
 なんとも贅沢な体験をさせて頂いた。園長先生をはじめ、ホタル飼育に協力された先生方に感謝。

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忙しい日曜日

 今日は、午後から田中さんと一緒にお出かけ。
 まずは池袋で行われていた、垣野内成美さんの原画展で行われるサイン会に差し入れをもって遊びに行く。講談社の編集さんもいらしていて、楽屋で今後の仕事についての打ち合わせ。現在、企画進行中の垣野内さんのイラスト集に、田中さんが面白い原稿を寄稿することになりそう。
 詳しくは、もうちょっと話が具体化したところでお伝えすることになると思うけど、きっと皆さんにも面白がって貰えることと思う。
 垣野内さんの原画展は、明日29日まで。ご興味のあるかたは是非。

 その後、今度は西口に移動して、中国モノを中心に書かれている女性作家Mさんと、漫画家のTさんと合流。
 東京芸術劇場で行われる京劇「楊門女将~楊家の女将軍たち~」を観劇。あ、私は所用があって、京劇はパス。
 感想を聞いたところ、大変に面白かったそうなので何よりだった。

 観劇後、池袋のイタリア料理店で会食。
 なかなか雰囲気のある店だった。さらにいえば、店のサービスが秀逸。池袋はよく遊びに行くのだけど、こんないい店があったとは知らなかった。
 9時前にお開き。

 いやはや、なんとも忙しい日曜日だった。

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子どもを本好きに育てるには。

 先日の「うつのみやこども賞」の会場となった宇都宮市立図書館で、授賞式が始まるのを待っていたとき、上品なご婦人から、今日はここで何があるのか、と尋ねられた。本来ならば、主催団体の皆さんに取り次いで、きちんと説明をしていただくべきだったのだろうけど、私から簡単ながら説明をさせていただいた。
 そのご婦人、非常に感心されたようで、「ほんと、いまの子どもたちは本を読みませんものねえ。本を読ませるには、どうしたらいいんでしょうねえ」と言いつつ、帰っていかれた。

 で、自分なりに考えたのだけど、本好きの子どもに育てる方法として、いちばん手っ取り早いのは「親が本を読む」ことだと思いついた。
 考えてみたら、私の家にはつねに本が転がっていたし、両親も本を読んでいた。そういう環境にいると、本を読むのが当たり前のようになってしまう。家にあるいろんな本を読んでいるうちに、だんだんどんな本が自分の好みに合うのかが判ってくるし、そうなると、ますます本を読むのが楽しくなる。という循環。

 でも、これってほかの分野でも言えることなのではないかな。両親がスポーツを楽しんでいる家に育った子は、スポーツに親しみやすい環境にある、と思うし。
 だから、「子どもに本を読ませるには、親が読書を楽しむのがいちばんですよ」と、宇都宮でお会いしたご婦人に言いたいんだけど……まさか、このブログは読んでいないだろうしなあ。

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うつのみやこども賞、授賞式!

 しばらく日記を更新していなかったら、とある編集さんから「アナタの場合は生存確認も兼ねているんだから、サボらずに書きなさい」と怒られた。いや、実際はもっと穏やかな口調だったんだけど。とにかく、読んでくれる人がいると判った以上、マメに更新するように心がけます。いつまで続くか判りませんが。

 さて。
 行って参りましたよ、宇都宮。私が宇都宮に抱いていたイメージというと、「餃子の街」という感じだったのですが、ちょっと調べたら「カクテルの街」でもあるんですね。ちょっとオシャレじゃないですか。

 本題に移りましょう。「うつのみやこども賞」です。
 これは、宇都宮市に在住の小学5年生、6年生から公募で選ばれた「選定委員」が、毎月4冊ずつ本を読み、そのなかから年に1冊、「一番ともだちにすすめたい本」という基準で選ぶ賞です。詳しくは、この公式Webサイトをご覧下さい。
 いや、これは正直いって素晴らしい賞だと思います。なんと言っても、こどもたちに支持されるというのが嬉しいではないですか。
 今回、受賞作となった『ラインの虜囚』ですが、そもそも「講談社ミステリーランド」じたいが「子供とかつて子供だった大人へ」のレーベルなわけでして、その中心読者層に喜んでもらえたというのは、田中さんにとっても我々にとっても、たいへんな励みとなることでした。

 受賞が決まったという連絡を受けてから、ずっと浮かれていた私たち(というか、私)ですが、当日、選定委員の皆さんの顔を見たら、さらに嬉しくなりました。いやぁ、みんな本好きの顔してるんだもんなあ。
 この「うつのみやこども賞」は、月例会も子供さんたちが中心になって進行しているとのこと。いやはや、しっかりしております。
 宇都宮市域全体から集まっているとのことで、なかには、この月例会でしか顔を合わせない「友達」もいるとのこと。このくらいの年齢から「本好きの友達」がいるというのは、本当にうらやましい。私なんて……(以下略)

 当日は、選定委員の代表の方から立派な賞状をいただいて、花束までいただいて。
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 田中さんも、満面の笑みで受け取っていましたね。

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 で、記念講演があったわけですが。
 なんというか、受賞記念講演というよりは、作家志望者の皆さんに対するレクチャーみたいな話になってました(笑)。でも、選定委員の皆さんはもとより、一般で参加された皆さんも喜んでおられたようなので、なによりでした。

 講演を終えて、突発的なサイン会を行いまして、夕方、宇都宮を出たのですが、田中さんは宇都宮の皆さんからエネルギーを頂いたのか、「今日は、自宅に戻るつもりだったんだけど、仕事場に行ってきますよ」と、夕やみせまるなか、仕事場に消えていきました。うん、やっぱり読者さんとふれあうってのは、なかなかいいもののようですね。

 ということで、「うつのみやこども賞」選定委員の皆さん、大変すばらしい賞をありがとうございました。今後とも、皆さんに喜んでいただける作品を書くよう、本人も頑張ると言っておりますので、応援のほど、よろしくお願いいたします

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お祝いの品は、カツオ節なのだ

 以前もお伝えしたのだけど、田中さんの『ラインの虜囚』が、宇都宮市立図書館が主催する文学賞「うつのみやこども賞」に選ばれた。この「うつのみやこども賞」、審査委員は小学校5年生と6年生。田中さんにしてみれば、いちばん読んで欲しいと思った層から支持を受けたということで、喜びもひとしおらしい。
 日曜日(21日)に、宇都宮市立図書館で行われる授賞式には、スタッフ全員で出席する予定。

 今日、講談社の編集さんが、わざわざお祝いの品を持ってきて下さった。
 田中さんともども、たいへんありがたく頂戴したのだけど、その品物というのが「カツオ節」。編集さんが言われることには、講談社では「こういうときはカツオ節」と決まっているらしい。
 たしかに縁起物ではあるし、日持ちもするし、美味しいし、と、考えてみれば「さすが!」と思える品物なんだけど、ちょっと驚いたのも事実。
 うーん、こういうのも歴史がある会社ならではの面白さだよね。
 本当にありがとうございました>講談社の皆様

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奇術部のOB会があったのだ

 今日は、私の出身、航空高専奇術部のOB有志の集まりがあった。
 今年の秋に予定されている「奇術部40周年記念パーティー」を、どのような感じで開催するかについて、相談をしたのだ。

 久しぶりにお会いした先輩、後輩と話をしていると、学生時代の感覚に戻ってしまう。
 パーティーじたいは、これから準備しなければならないコトが盛りだくさんで、私もけっこう忙しくなりそう。でも、それも楽しいのだ。

 打ち合わせを終えて、まだ外は明るいというのに居酒屋に移動して飲み会開始。
 元奇術部だけあって、ジョッキが並ぶ脇でクローズアップ・マジックを披露する後輩もいれば、バルーン・アートで動物を作って、居合わせた子どもたちの人気者になる先輩もいる。こういう芸達者のあいだに入ると、自分がいかに平凡な人間であるかを再確認してしまう。うん。

 次の打ち合わせは7月半ばに行うことになった。打ち合わせも大事だけど、皆さんに会えることが何よりも楽しみ。それまでに、少しでもマジックを練習しておくことにしようかね。
 この日記をご覧になった航空高専奇術部OBの皆さん、是非ともご協力のほど、よろしくお願い致します。

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北の国に行って帰って……

 9日は札幌まで日帰り出張。

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 行きの飛行機はポケモン・ジェット。わーい。

 わずか6時間の北海道滞在だったが、仕事じたいは非常に実のあるものになった。うーん、やりがいのある仕事っていうのは嬉しいねえ。

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 で、帰りの飛行機もポケモン・ジェット。わーい。

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 窓からは富士山がキレイに見えた。なんとなく明日からも頑張ろうという気分になるから不思議。


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 おまけ。
 とりあえず仕事がうまくいったので、一人で「打ち上げ」。ビールを飲んで、シメに食べた「トルコライス」。
 スパゲティーにトンカツ、ドライカレー。うーん、私の好物ばっかりだもんなあ。

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田中さんの執筆も順調のようす

 田中さんの執筆も順調。
 ゴールデン・ウィーク中も執筆に勤しんでいたようで、8日の段階で第3章まで渡すことが出来たようす。私も読ませてもらったのですが、今回も準一郎くんは「良い目」に遭っております。本人は認めたがらないでしょうが(笑)。
 この調子で筆が進むことを祈っている次第。

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モノは大事に使おうよ

 高専3年(ただし二回目)の頃、夏休みを利用して中国に行き、一人旅をしゃれ込んだことがある。いまにして思えば、我ながらずいぶんと思い切ったことをしたもんだ。中国語もほとんど出来ない状況で、それなりに楽しんで帰ってきたのだから、きっと若かったんだろうね。

 香港から広州に入り、飛行機でウルムチに行き、シルクロードをたっぷり堪能したあと、北京に行った。
 北京の宿は、ラマ教寺院の雍和宮の近所。さっそく見に行ったのだけど、驚いたのは地下鉄の「雍和宮」駅が、この建物の塀を掘り抜いて作られていること。これ、日本で言ったら「東大寺」という駅の入り口が、東大寺の塀に大穴をあけて作られているみたいなもん。
 いくらなんでも、こりゃ~マズイんでないか、と、現地で仲良くなった北京大学の学生さん(もちろん、中国人)に聞いてみたら、「この建物は1750年くらいのモノですから、新しいですよ。歴史的価値なんてないっす」と言われてしまった。
 そのときは、うーん、そういうモンかのぉ。と思っていたのだけど、改めて考えてみれば凄い話だ。

 最近、長江に掛かる大きな橋に、水面からの高さが低すぎて大型船が下をくぐれないという問題が出たところ、専門家が「じゃあ、爆破しちゃえ」と発言して話題になっているようだけど、なんだか根っこは同じようなところにある気がする。
 せっかくあるものなんだから、大事に使おうよ。

 そうそう。
 橋といえば、東京の隅田川に掛かっている「勝鬨橋」を、もういちど開こうというプロジェクトがあるらしい。これ、是非とも実現して欲しいなあ。やっぱり、開くところを見たいもんなあ。

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『海駆けるライヴァー・バード』

 澤見彰さんの第二作、『海駆けるライヴァー・バード』の見本が届いた。
 澤見さんは、うちの会社で主宰する「らいとすたっふ小説塾」の第一期生として、(小)や(中)の指導を受けつつ研鑽を積み、第一作『時を編む者』(光文社/カッパ・ノベルス)でデビュー。その後も作品執筆を続け、今回の第二作刊行となったわけだ。

 小説の出版、というものは、どの作家さん、どの作品でも楽なものではないのだけど、今回はとくに難産だった。作品じたいは非常に良い作品で、こちらとしても自信を持って送り出したのだけど、出版社サイドの事情に振り回された感が大きい。澤見さんにも迷惑を掛けてしまった。本来、私の会社は、作家さんに作品を書く以外のコトは何も考えないで良いようにサポートするのが存在意義なのに、こんなことではイカンなあ。

 とはいえ、作品そのものは非常に良い出来映えなので、書店でお見かけの際には、是非ともお手にとってご覧いただきたい。
 もちろん、そのままレジに持っていっていただければ最高!
 どうぞよろしくお願いします。はい。

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今日は真夏日でした

 またちょっと日記の間隔があいてしまった。いかん、いかん。
 田中さんの執筆については、順調に進んでいる……と言っておけ、と本人から言われた(笑)。
 連休明けには、3回目の原稿受け渡しがあるのだが、さて、そこで何枚渡せるかが気になるところ。

 今日の東京は最高気温が30度まで上がって、「真夏日」になったらしい。暑さに弱い田中さんとしては、早くも軽井沢の仕事場に移りたくてウズウズしている感じ。ことに、盟友の赤城さんが一足早く軽井沢に入っていることを思うと、田中さんとしては余計にウズウズするんだろうなあ(笑)。
 ま、明日からは、また平年並みの気温に戻ると言うし、もうちょっとだけ我慢してもらおう。

 世間はゴールデン・ウィークで、今日も休みを取っている人が多いみたいだけど、うちの会社は暦通り。今日、明日と出社して、3日から7日までお休みということになる。さて、久しぶりの連休をどうやって過ごそうかなあ。
 などと話していたら、田中さんから「いいなあ。僕たち作家は、休日なんて関係ないもんなあ」と言われた。
 ……それを言うのなら、アナタは平日の昼間から映画とか行っているじゃないですか。むぅ。

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