日課である朝の散歩を終えた赤城さんと、日課である朝のシャワーを終えた私は、午前7時に旧軽井沢まで車を出し、「フランス・ベーカリー」で朝食。本当は、塩クロワッサンが食べたかったのだけど、まだ焼き上がってないようだったので、普通のクロワッサンで我慢。でも美味しい。
食事を終えたら、事務所で仕事の続きにはげむ赤城さんと別れ、K先生が泊まっている小諸の宿へ。
道が空いていたので、30分くらいで着いてしまった。
昨晩は午前2時まで飲んでいたというK先生と、長野に向けて走り出したのだけど、途中、坂城にある「鉄の展示館」に寄り道。私の見たい展示があったのだ。
その後、さきに善光寺に行き、戒壇めぐりをする。
戒壇めぐりとは、善光寺本堂の地下(床下)に作られた真っ暗闇のダンジョン(一本道だけど)に潜り込み、手探りで進みつつ「極楽の錠前」を探すというもの。
何度か体験しているのだけど、これ、本当に真っ暗なのだ。前の人にぶつかり、後ろの人にぶつかられ、ようやく「極楽の錠前」までたどり着くことが出来た。以前、どこかの国で「暗闇のなかで食事を楽しむレストラン」というのが盛況だというニュースを聞いたことがあるのだけど、戒壇めぐりを終えたあとだと、それも頷ける。視覚に頼ることが出来ないぶん、聴覚や嗅覚(意外と有効)に神経を集中させるしかないわけで、そう考えると、暗闇のなかで食事というのも悪くないのかも知れない。
善光寺門前にある老舗の唐辛子屋さんで七味唐辛子を買い込んで、いよいよ「たなぼた庵」へ。
ここは、地元の人も「美味しい」という蕎麦屋さんで、私たちが着いたときには予想通り長蛇の列。しばし待つことになったが、それだけの価値があったと思う。東京の蕎麦屋さんも美味しいところは美味しいんだけど、そういうところのは高いしねえ。
腹ごしらえをしっかり済ませたところで、長野インターから松本インターまで車を飛ばす。
上信越道と長野道が繋がって、本当に便利になったなあ。
松本に着き、ホテルにチェックインしたら、しばし休憩。
午後6時、タクシーでホテルを出て、四柱神社に参拝を済ませたあと、縄手通りをぶらついていたところ、今日の宴会の幹事さんとばったり(笑)。ちょうどいい、とばかりに、その辺りを案内してもらう。松本も、この縄手通りのあたりは雰囲気のある店が多く、とても好きな界隈。ぶらぶらと歩いているうちに時間も過ぎ、宴会会場に移動。
K先生を慕って集まったファンは総勢11名。次から次へと楽しい話が湧いてきて、なんとも心地の良い時間が過ぎていった。
それにしても、信州のファンも酒が強い人が多いなあ。
その後、駅前の居酒屋に場所を移して二次会。ここでK先生は、「ざざむしと蜂の子」を試すことに。
感想は「意外と美味い」ということだった。私は蜂の子もざざむしも大丈夫なんだけど、カイコのさなぎはダメなんだよなあ。幸いにして、この店には置いていなかったが。
午後11時前にお開き。ポツポツと雨が降り始めた松本の街を歩き、ホテルに戻る。
いやはや、なんとも楽しい一日でありました。
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