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サイン色紙を書いています。

 光文社さんから頼まれて、『アルスラーン戦記~暗黒神殿~』の販促に使うサイン色紙を書いている田中さん。
 大阪や東京のおもだった書店さんに送られることになるようです。はたして皆さんがいつも行っておられる書店さんには飾られるのでしょうか。ちょっと楽しみです。

 こういう場合、出版社さんからは、「サインだけじゃなくて、なにか一言お願いしますね」と言われることが多いです。
 田中さんは、薬師寺涼子シリーズのときには「勝てば官軍」とか書いてましたね。
 で、今回は、と言いますと。

 ……ま、これは発売日が過ぎてからのお楽しみにしておきましょうか(笑)。
 とりあえず、羽目を外しすぎて読者の皆さんに怒られないかが心配です。はい。

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小説田中学校(笑)

 今日も田中さんと雑談。

 いま私が担当している作家さんの原稿で、詳しいことは書けないのだけど、ちょっと気になる表現があったので、「これ、私はこう思うので修正してもらうようにお願いしたいのですが、田中さんはどう思います?」と聞いてみた。
 こういうとき、田中さんは実に丁寧に相手してくれる。時間があるときは、赤ペンで添削までしてくれるほど。某社の編集さんに、田中さんが赤ペンで添削してくれたって言ったら、「そんな勿体ないこと!」と絶句してた。ま、気持ちはわかるわね。
 今日、私が気になっていた件についても、いろいろと具体例をだして説明してくれた。本当にこれはありがたい話。

 こうやって教えてもらったことを生かして、作家さんの原稿のレベルを上げていくことが、田中さんに対して一番の恩返しになるんだろうな、と思いつつ、今日も原稿のチェックにいそしむ私でありました。
 

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カバー絵が出来ました

 今日、光文社から『アルスラーン戦記〜暗黒神殿〜』のカバー(まだ色校正だけど)が届きました。いやぁ、やっぱり丹野さんのイラストは迫力があるなあ。
 本当は、ここに載せたいのですけど、まだ光文社さんからのお許しが出ていませんので……。

 で、ちょうど事務所に田中さんも来ていたので、「ほら、こんな感じになりましたよ」と見せたら……。

「そうか、今回は××を描いてくれたんだ。よし、これでコイツも死んでも悔いはないだろう……」
 ちょ、ちょ、ちょっと待って!
 どうしてそういう話になっちゃうの?(笑)。

 ということで、発売に向けての準備は着々と進んでおります。

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来年、刊行予定です。

 理論社さんの人気シリーズ「理論社YA!」。
 良質なジュブナイル作品を提供しつづけている、このシリーズに2007年春からミステリー路線が仲間入りします。その名も「理論社ミステリーYA!」。

 すでにたくさんの実力派作家さんの執筆が決まっているのですが、田中さんも加わることが正式に決まりました。
 しかも、今度はビクトリア朝のロンドンを舞台に展開する三部作となります。第一話は『白魔』(これは仮題。私のカンでは、変わりそうですわ)。
 詳しくは、「理論社ミステリーYA!」のwebページをご覧になってください。
 「第7回配本」のところに田中さんの作品の紹介が出ています。

 講談社のミステリーランドで、『ラインの虜囚』を書かせてもらってから、田中さんは、若い読者層に向けての作品にやりがいを感じているようす。「うつのみや子ども賞」をいただいたのも励みになっているんでしょうね。
 来年の夏休みまでには、お届けできると思います。どうぞお楽しみに。

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小冊子が出来ました!

Omake

 『薬師寺涼子の怪奇事件簿』シリーズの十周年記念として、『霧の訪問者』、コミックス版第6巻『クレオパトラの葬送《前篇》』、薬師寺涼子の怪奇事件簿イラスト集「Flawless」のオビに応募券を付けて、全員プレゼントを行う企画がありました。【すでに応募受付は終了しています】

 その小冊子が、本日出来上がり、担当編集さんが持ってきてくださいました。
 「Flawless」に田中さんが書いた書き下ろしコラボ小説(笑)「眠れる森の魔女」を、今度は垣野内さんがコミック化しました。
 ほかにも、西澤保彦先生よりの特別寄稿あり、田中さん&垣野内さんへの「十周年に十の質問」あり、と、大変に贅沢な内容になってます。
 応募された方への発送作業は、今週末あたりから順次始まるということですので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。

 講談社の担当さんも驚かれるほど、たくさんの方からご応募いただけたようで、本当に感謝しています。そのぶん、発送作業にはちょっと時間が掛かるかも知れませんが、お許し下さい。

 今後とも『薬師寺涼子の怪奇事件簿』シリーズをよろしくお願いいたします。

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『青鱗館の恐怖』、いよいよ発売!

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 いよいよ明日、11月22日に赤城さんの新刊、『帝都探偵物語〜青鱗館の恐怖〜』が発売されます。
 霧の軽井沢を舞台とした、十三郎たちの活躍をお楽しみに。

……ちなみに霧の軽井沢が舞台というだけなら、田中さんの『薬師寺涼子の怪奇事件簿〜霧の訪問者〜』も一緒なのですが、雰囲気はまったく違います(笑)。

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カバーイラスト、完成です。

 また、日記をさぼってしまいました。
 どうも、編集さんのなかにはココで田中さんや赤城さんの動静を知るという人もいる様子。そのような方のためにも、こまめに更新しないといけないのですけどね。

 今日は嬉しいお知らせ。
 光文社の担当編集さんから電話がありまして、『アルスラーン戦記~暗黒神殿~』のカバー絵が完成したそうです。丹野さん、けっこう無理なスケジュールで大変だったと思います。本当にありがとうございました。
 よ~し、これで12月6日刊行は、ほぼ間違いナシになったぞ~。

 どうぞ楽しみにお待ち下さい。

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「とっぴんぱらりのぷぅ」更新

 タイトルだけ見ると、何の話だかわかりませんね(笑)。
 理論社の「ミステリーYA!」のwebページで、田中さんが連載している読書案内です。
 本日、第3回目の更新となりました。
 日ごろ田中さんと接している私たちでも、「なるほど」と膝を打ちたくなるような話の数々。
 ぜひ、ご覧になってください。

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三木原慧一、再起動です!

 今日は、京橋にある某中央公論新社(どこが某だ)で打ち合わせ。
 三木原慧一さんが先日脱稿した『クリムゾン・バーニング』完結篇についての相談があったのです。三木原さんが「自分のリミッターをハズして書きまくった」というだけあって、膨大な量の文章が出てきました。私はテキストデータだけでメガ単位になる原稿を初めて受けとりましたよ(笑)。
 これをぜんぶ読者の方に読んで頂きたいのはヤマヤマなのですが、普通に文字組をしただけでもノベルス版で5冊以上になるだけに、やはり刈り込み作業が必要になります。
 ある意味、三木原さんにはツライ作業を強いてしまうことになるのですが、作品の密度を高めることにもなりますし、ここは期待してお任せしたいと思いました。

 来年の春には、完結篇(いまのところ三部作の予定)をお手元にお届けできると思います。
 その後は、すぐに新作に取りかかってもらうことになります。昨年一年間は、なかなか目立った活躍も出来なかった三木原さんですが、来年はバリバリと書く予定。
 どうぞご期待ください。

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『アルスラーン戦記』完成しました!

 今日の午前中、光文社の編集さんがお見えになり、田中さんから『アルスラーン戦記〜暗黒神殿〜』の最後の原稿を受け取って行かれました。
 ネットなどでは、私がいくら「12月6日に発売だよ」と言っても「信じない」「信じられない」などと書かれてしまっていたのですが、ウチの親分だって、やるときはやるんです。やらないときはまったくやりませんが(笑)。

 このあとも、校正者さんとのやりとりや、イラストを担当される丹野さんのお仕事などは残っているのですが、ひとまずは一段落ということになります。
 まずは、12月の発売日を楽しみにお待ち下さいね。

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「CONTACT JAPAN7」から帰還しました。

 金曜日から行われていた、「Contact JAPAN7」が無事に終了しました。
 実行委員長、事務局のスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。いつも使っている脳の回路とは、また違った部分を使う(しかもフル回転で)ことで、ずいぶんとリフレッシュできたと思います。もっとも、それだけにヘトヘトになりましたが(笑)。

 最終日には、理化学研究所で動物の音声コミュニケーションを研究されている、岡ノ谷一夫先生の講演がありました。ジュウシマツの求愛ソングの話、テナガザルの音声によるコミュニケーションの話、いわゆる「音」から「言語」に発達していくうえで、何が重要な要素になっていくのか、など、大変に興味深い話を聞くことが出来ました。日ごろ、意識することなく使っている「言語」ですが、人類がこの「言語」を使うということが、いかに素晴らしいことだったか、改めて認識することが出来ました。

 また、今回は会場に古生物イラストレーターの山本聖二さんが参加されました。懇親会会場で、素晴らしい恐竜の絵のポストカードを販売されていて、私もいろいろと買ってしまいました。さらに、山本さんに無理を言って原画までお譲りいただいてしまいました!近いうちに、きちんと額装して飾ることにしましょう。
 さらに、山本さんの恐竜のイラストを画集にして出版したい、と思い、その打ち合わせまでさせていただいちゃったりして。
 いまの日本には、大人の鑑賞にたえる恐竜のイラストレーション画集というのはありません。でも、実際に山本さんが描かれた絵を見れば、誰しもが「凄い!」と思うことは確実なので、これは商業的な面からしてみても、絶対に成功すると確信しています。
 ということで、私が「この人なら話を聞いてくれそう!」と思った編集者の方には、近日中にコンタクトをとらせて頂きますので、その際は話だけでも聞いてくださいね。お願いします(笑)。

 今日は心地よい疲労感に包まれて、ぐっすりと眠ることが出来そうです。いやぁ、楽しかったなあ。

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「CONTACT JAPAN7」に参加しています。

 この三連休は、神奈川県綾瀬市でおこなれている「CONTACT JAPAN7」というイベントに参加しています。
 これは、「まったく進化形態の違う異星人同士が接触をした際、どのような手段でお互いの意思疎通を図り、相互の目的を達するか」ということを考える知的ゲーム。(と言ってよいのかな)
 かのヴェルヌの名作『宇宙戦争』から、珍映画「マーズ・アタック」、人気テレビシリーズ「Xファイル」、はては「うる星やつら」に至まで、地球に異星人がやってくる、というシチュエーションを描いた小説、映像作品は多いのですが、これを大まじめに考えてしまおうというのが、ファースト・コンタクト・シミュレーション(FCS)です。
 これ、もともとはアメリカ発祥のものなのですが、あちらでは学校教材のひとつとしても活用されているようです。考えてみれば、私たち地球人のあいだでも、外見や言語、慣習、習俗などの違いによって、双方が望まないかたちでの「不幸な」文明接触が行われた歴史が、そこかしこに残っています。そのような「悪しき先入観」に捕らわれることのない思考回路を身につけるのに、「異星人」というのは良い対象なのかも知れません。

 当初は「地球人と異星人の文明接触」というかたちをシミュレーションしていた私たちですが、回を重ねるに連れてさまざまなカタチでの文明接触を考えるようになりました。第七回の今回は、いくつかの異星人を考えることが主体となっています。
 その生物が進化した惑星の諸条件や生物の基本的な情報こそ、スタッフ側が事前に用意しておきますが、この基本情報に肉付けしていくのは、参加者同士の討論によって行われるわけです。
 たとえば「この惑星は寒冷帯が多いことから、生物の体表は毛で覆われているのではないか」とか、「惑星の公転周期から考えると、生物の繁殖適期は限定されることになり、それ以外の時期はエネルギー消費を抑えるため、冬眠などの能力を身につけたのではないか」とか。果ては、社会の成り立ちや、その生物固有の倫理観なども討論の対象になるわけです。

 いわば、ひとつの生物の発達史を原始時代から科学文明の時代まで、一気に考えるようなものですから、正直、ヘトヘトになるくらい疲れます。でも、これが楽しいのですよねえ。
 今回、参加した方のなかには、日本の第一線で活躍されている天文学者の方や、大学で生物学を教えている先生などもいるわけですが、そのような方たちも、一人の参加者として討論を楽しんでおられます。これって、けっこう凄いことだと思うんですよ。

 とはいえ、いわば「天地創造」を二日でやっちゃうようなイベントですので、スタッフの準備は並大抵のものではありません。
 ですから、この前「CONTACT JAPAN」が行われたのは、2004年。その後、二年間をかけて準備していたことになります。
 二泊三日、みっちりと科学論議に身を置くというのは、当然、それなりのエネルギーも必要としますし、金銭的にも決して安くはありません(今回の参加費は28000円)。でも、これは体験してみなければ判らない楽しさが詰まっています。
 いちど参加した人のほとんどが、「是非、次も参加したいです」と言ってくれることをみると、皆さんもそう感じていらっしゃるのでしょう。
 「なんだか面白そうだな」と思ったひとは、ぜひ、次回は参加してみてはいかがでしょう。
 「CONTACT JAPAN」の主催団体のwebページはこちら。一読されると、その楽しさが(少しだけですけど)判ると思います。はい。

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