新年、あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
旧年は、大変にお世話になりました。
本年もよろしくお願いします。
さて。
一年の計は元旦にあり、と申します。元旦といえば、元日の朝を意味しますので、時間にすれば、たかだか数時間。
そんな短い時間で、今年一年が決まってしまうはずもないのですが、せっかく新しい年を迎えて、心も気分も改まったところです。今年一年をどのように過ごすか、目標を立てて見るのも良いのではないでしょうか。
先日、このブログの読者の方から、「作家になるには、どうすれば良いのでしょう」というメールをいただきました。
実は、この答えはひとつしかありません。それは、「小説を書き上げること」です。
小説を書き上げなければ、新人賞に応募するわけにはいきませんし、もちろん、出版社に持ち込むことなど出来ません。
質問のメールをくださった方には、非常に愛想のないお返事になってしまったのですが、本当にこれにつきるのです。
よく、田中さんとも話すのですが、いま、日本中には漠然と「作家になりたいな」と思っている人は100万人近くいるでしょう。そのなかで、実際に作品を書き上げてみる人は、おそらく1万人いるかどうかだと思います。いきなり100分の1になるのです。
その後、1万人のなかで淘汰され、デビュー出来るのは毎年100人くらい?すべてのジャンルを見れば、もう少し多いかもしれませんが、1000人には届かないでしょう。
そして、10年後も作家として作品を発表しつづけていられるひとは、さきほどの100人のなかで10人いれば良いほうでしょう。
このように、非常に厳しい道のりが控えているわけですが、それでも最初の難関である、「小説を書き上げること」というのは、自分の努力でなんとかなるものです。そこの1パーセントの狭き門をくぐることで、まずは「自分は本当に小説を書けるのか」「小説を書くことが好きなのか」を確認してみることが良いと思います。
自分が小説を書けるかどうかは、書いてみなければ判りません。非常に意地悪な言い方になりますが、いつまでも書かないでいれば、少なくとも自分の中だけでは「自分はいつかすばらしい小説を書いて華々しいデビューを飾るのだ」という夢を壊さずにいられます。
でも、それではつまらないなあ、という人。
今年こそ、小説を書き上げてみてはどうでしょう。
新人賞で、あなたのお名前を見ることが来る日を、楽しみにしています。
今年も良い年でありますように。
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