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久しぶりの「航空」モノです。

 さきほど、事務所に届いた田中さん宛の宅配便。
 ちょうど田中さんが来ていたところだったので、さっそく開けてもらったところ、第11回ミステリー大賞新人賞で大賞を受賞された、緖川怜さんの『霧のソレア』が2冊入っていました。
 このミステリー大賞新人賞は、田中さんが選考委員を務めておりまして、その関係で、見本を頂けたようです。

 私は、(いまは別の名前になってしまっていますが)航空高専出身と言うこともあり、航空関係の小説が大好き。海外では、海洋冒険小説と並び、ひとつのジャンルを形成しているとも言える航空冒険小説が、どうも日本では人気がないのを不思議に思っておりました。
 そんななか、いかにも直球勝負な作品が新人賞を受賞された、ということ。
 本当に嬉しいです。

 田中さんにムリを言って、2冊のうち1冊をお借りすることが出来たので、さっそく読ませていただきます。 
 いやぁ、楽しみですわ。

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徳間文芸三賞の授賞式がありました。

 今日は、徳間書店が主宰する文学賞、「大藪春彦賞」「日本SF大賞」「日本SF新人賞」の授賞式がありました。
 会場となった東京會舘には、たくさんの作家さん、編集者さんが集い、受賞者と喜びを分かち合いました。

 私も、日ごろご無沙汰をしている作家さん、編集さんにご挨拶。
 毎年、この会でしか顔を合わせない作家さんなどもいて、大変に貴重な時間を過ごすことが出来ました。

 大藪春彦賞を受賞された、近藤史恵さん、福澤徹三さん。日本SF大賞を受賞された最相葉月さん、日本SF新人賞を受賞された黒葉雅人さん、中里友香さん。
 本当におめでとうございます。
 これからの、ますますのご活躍に期待しております。

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自転車の話。

 自転車の3人乗りを認めるかどうかで、またぞろ警察庁が変なことを言い始めました。
 当初は、現状は黙認されている自転車の3人乗りを、道路交通法の規定に従って、今後は認めない方針と発表したのですが、子育て世代、とくに女性層から猛反発を受け、「今後、安全に3人乗りが出来る自転車が開発されれば、それについては3人乗りを認める」というように方針を転換した様子。

 これを読んで、「またかよ」と思った人は少なくないと思います。
 そもそも、今回、警察庁が「厳格に規定を適用する」と言っている道路交通法では、自転車は軽車両に分類されています(第二条第一一項)。そして、軽車両である自転車は、車道を通行することが定められています(第一七条第一項)。

 ただ、急激なモータリゼーションの結果、自動車と自転車の事故が急増し、これではダメだということで、1978年、「暫定的処置」として、標識で指定された場合に限り、歩道を走行しても良いことになりました。よく歩道に「自転車通行可」と書かれた標識があると思いますが、これのことです。
 この時も、「自転車は歩道の中央から車道寄りの部分を徐行せねばならず、自転車が歩行者の通行を妨げるときには、一時停止しなければならない」となっていました。
 この暫定処置は、「急に車が増えたので、このままだと自転車の事故が増え続けてしまう。自転車道を整備するまで、いったん歩道に上がっていて」ということでした。

 いままで車道を走っていた自転車が、こんどは歩道を走ることになります。当然、歩道には歩行者がいるわけですし、今までのように速度を出すわけにはいきません。条文にあるとおり、歩行者の通行を妨げる恐れがあるときは、一時停止しなければなりません。
 そうなると、いままでの自転車では使い勝手が悪くなります。歩道を走るのですから、スピードはさほど出なくても構いません。それよりも、重心が低くて小回りが効き、サドルの位置を低くして足つきを良くした自転車が求められます。
 ……これが、いわゆる「ママチャリ」なわけです。

 自動車の急増を見抜けなかった道路行政の無策により、車道における自動車と自転車の共存が難しくなり、歩道に上げたのは良いけれど、そのままの自転車では使い勝手が悪くなって、新しい自転車が生まれる。
 後半の部分は、自転車メーカーの企業努力によるところもあるので、一概に否定することも出来ないのですが、やはり、もともとの立脚点がおかしい気がします。

 今回の「自転車の3人乗りを認めるか否か」という議論も、本来はもっと根本的な解決策を考える必要があるのだと思います。私も含め、小さい子どもを育てている身としては、個人での努力で補えない部分については、行政の助けを期待しています。少子高齢化が困る、というのであれば、もっと子育てがしやすい環境を整えることに本腰を入れて欲しいのです。その結果、「子どもを2人、自転車の前後に乗せて走る必要がなくなる」というのが本来の姿ではないか、と思います。
 いろいろと弄くった挙げ句、出てきた答えが「安全に3人乗りが出来る自転車の開発」というのは、なんとも人を食った話だと思います。
 3人乗りを規制することに対し、反対意見を述べていた人たちが、この案で納得するとでも思っているのでしょうか。
 もう小手先の変更で、その場しのぎをするのはやめましょうよ。

 ただ、ひとつだけ自転車側にも言わなければならないのは、やはり最近、自転車に乗る人のマナーが悪すぎるのは確かです。
 さきの条文を引くまでもなく、歩道はあくまでも歩行者のもの。自転車は「間借り」させていただいているに過ぎません。ベルを鳴らして道を開けさせたり、スピードを出して歩行者のあいだをすり抜けたりする行為は、厳に慎むべきでしょう。
 それに、子どもには絶対ですが、親もヘルメットをかぶるべきだと思います。頭さえ守っておけば良かったのに……、という事故例はいくらでもありますから。

 本来の自転車の可能性を考えると、いまの自転車が置かれている状況は、あまりにもったいない気がします。
 道路特定財源でも何でもいいですから、自転車道をもっと整備して、安心して自転車に乗れるようにして欲しいものです。

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「タイタニア」アニメ化です。

 昨日の午後、都内某所で、とあるアニメの第一回製作委員会会議が行われました。
 そのアニメとは……「タイタニア」です。

 正直、ずいぶん長いこと田中さんからは放置されちゃった作品。私も、秘書になる前も、秘書になってからも、「はやく続きを書いてください!」と言い続けている作品。講談社の月刊少年「シリウス」でのコミック化に引き続き、アニメ化も決まるなんて。
 今日から、「さぁ、あとは田中さんが続きを書くだけですよ!」と言うことにしよっと。

 「タイタニア」のアニメについては、情報がはいりしだい、お伝えします。
 どうぞよろしくお願いします。

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いよいよ『アルスラーン戦記』です。

 昨日の夕方から、喉に痛みを感じました。
 これは参った、こんな時期に風邪を引いてしまったか、と思ったのですが、どうやら「黄砂」のせいだったようです。
 これからしばらく、晴れて風の強い日は、マスクなどで自衛手段を講じた方が良いかも知れません。

 それはさておき。
 田中さんの執筆状況ですが、いよいよ『アルスラーン戦記』に取りかかりました。
 例によって、描きたいシーンから書いていく方式なので、「いまどのあたり」と言えないところがつらいのですが、先日の話では「ようやく十六翼将が揃ったよ」と言ってました。
 さて、どうなることやら。

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