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澤見彰さん、新作です!


 澤見彰さんの「奥羽草紙」シリーズの新作が刊行されました。
 タイトルは、『紅蜘蛛 奥羽草紙-花の章-』です。

 前作で会津若松に到達した一行ですが、今回はさらに北を目指します。
 梶尾さんいわく「おもしろければいい、という潔さに満ち満ちている! すごい!」とのこと。

 前作『乙女虫』をお読みでない方は、この機会に一気読みされてはいかがでしょう。

【書 名】紅蜘蛛 奥羽草紙-花の章-
【著 者】澤見彰
【出版社】光文社
【発行日】2008年5月25日
【定 価】1800円+税
【コード】ISBN978-4-334-92607-6

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『黄泉がえり』ハリウッドでリメイク!

 スポーツ新聞やテレビのニュースショーなどでも大きく取り上げられましたので、すでにご存じの方も多いと思いますが、私の会社の出資者の一人でもある梶尾真治さんの『黄泉がえり』が、いよいよハリウッドでリメイクされることになりました。
 ニュースなどでは、以前、映画化されたときの主演俳優さんたちの名前ばかりが書かれていましたが、ここではあくまでも「原作者:梶尾真治」の名前を大きくしたいと思います(笑)。

 聞けば、すでに4年前からハナシはあったということ。いろいろと紆余曲折を経ての発表だったようです。
 いやはや、いきなりのハリウッド進出。なんとも驚きました。

 田中さんも、記事の載ったスポーツ新聞を片手に事務所に来られまして、「いやぁ、凄いね、凄い」と大喜びでした。
 こちらの方も、なにか続報がありましたらお伝えしていきます。

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書いてます。本当です。

 さきほど事務所にやってきた田中さん。
 仕事の進行状況を聞いたところ、「書けるところから書いてる」とのことでした。
 そうなんです。
 もうご存じの方も多いと思いますが、田中さんの原稿執筆スタイルは、独特のものがあるんです。
 書けるところ、たとえば、アルスラーンとナルサスが会話をするシーンを書いて、次に、何行かあけて、今度はファランギースとギーヴの掛け合いを書いたりします。そのあいだに何行あけるかどうかは、すべて田中さんのなかで計算できていて、あとからその数行(ときには数ページ)分の原稿を書いて、ぴたりと収まるんです。
 これをはじめて見たときには、なにがおこっているのか判りませんでした(笑)。

 こんな書き方をするのは、おそらく日本でも一人だと思います。
 物語の順に書いているわけではないので、最初に仕上がったのが「第2章」だったりすることも。おかげで、雑誌連載などは出来ません。だって、いきなり第2章を載せるわけにはいきませんからね。

 それはそれとして。
 
 私が「早く続きを書いてくださいね」と言ったところ、「今回の巻では、アレとアレが死ぬんだよね〜」と。
 そう言われると、「早く続きを読ませて欲しい」という気分と、「でも××が死ぬのは見たくない」という気分が。
 うーん。
 でも、やっぱり早く続きが読みたいです、私(笑)。

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「薬師寺涼子の怪奇事件簿」イメージCDのお知らせです。

 ただいま、TV版アニメの制作が真っ最中の「薬師寺涼子の怪奇事件簿」ですが、アニメの放映に先駆けて、番組で使用される音楽を集めたイメージCDが発売されることになりました。
 先日、事務所にもサンプルが届き、田中さんとスタッフで聞いてみたのですが、非常に完成度の高い楽曲だと感じました。
 いわゆる「アニメソング」とは完全に異なる感覚で、大月プロデューサーが「自信作!」と言っていたのが判ります。

 6月4日発売、ということですが、Amazonでは予約が出来るようです。
 先日、お伝えしました「薬師寺涼子の怪奇事件簿」夏のイベントの対象商品ともなっておりますので、ぜひ、ご予約のうえ、お買い上げくださいませ。
 

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赤城さん、脱稿です!

 さきほど、赤城さんから「帝都探偵物語」の新作原稿が脱稿した、との知らせがありました。
 あわてて、メールボックスを確認したところ、ちゃんとエンドマークを打った原稿が届いていました。
 これで6月刊に間に合います。(間に合いますよね?>K文社のKさん!)

 赤城さんからは、原稿に添えて「疲れた~。今日はもう、ビール呑んで寝ちゃう」とのメッセージも。
 いやはや、お疲れ様でした。
 次の作品に取りかかるまで、一息入れてくださいな、という感じです。

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楽しみが増えました。

 寺沢武一氏のコミック、「COBRA」の新作アニメの制作が進んでいるのですね。

 私も大好きな作品のひとつなので、すぐにWebページを見に行ったところ、もうひとつ驚きが。
 キャラクターデザインと総作画監督を担当されているのが、清水恵蔵さんでした。
 清水さんは、OVA「銀河英雄伝説」でキャラクターデザインや作画監督として、大活躍された方。
 ご本人のお人柄にも助けられ、私個人としても本当にお世話になりました。

 そう思ってみてみると、今回の「COBRA」のキャラクターには、随所に「恵蔵タッチ」が見られます。
 いやはや、キャラクターデザインに加えて、総作画監督のお仕事。
 さぞや大変なことでしょうが、これで「COBRA」ファンとしての楽しみが大きくなったことも事実。
 完成を楽しみに待たせていただきます。

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『ビッグY』文庫化です!

Yokoyama

 横山さんの『ビッグY』が文庫化されることになりました。
 今日、見本刷りが届いたのですが、「1997年に(株)ベストセラーズから刊行された」とあります。そうかあ、もう10年以上経ったのですね。
 今回は、ノベルス3冊分を文庫の上下巻で刊行されることになります。オトクです。
 いまの横山作品からすると、ややもすると粗さを感じるところもありますが、迫力ある筆致、魅力的な登場人物の数々は、ぜひ今の読者さんにも読んで貰いたいと思います。
 どうぞよろしくお願いします。

【書 名】ビッグY 戦艦「大和」の戦後史(上)
【著 者】横山信義
【出版社】学研 M文庫
【発行日】2008年5月27日(今日、明日には書店に並ぶ予定です)
【定 価】700円+税
【コード】ISBN978-4-05-900530-8

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映画に行ってきたようです。

 先日、『アルスラーン戦記』の新刊を第2章まで書き上げた田中さん。
 ちょっと一息、ということで、映画を見てきたそうです。とくにタイトルは秘しますが、公開前はそれなりに話題になったけど、その後はさっぱり音沙汰を聞かないような映画(笑)。

 感想を聞きましたところ、「それなりに面白かった。なにしろ衣装とかに金がかかっているし、大量に出てくる群衆が、CGじゃなくて、ぜんぶ本物の人でしょ、これがいいんだ」とのこと。
 以前から思っていたのですが、田中さんの映画の楽しみ方のひとつに「映像に資料的価値があるか」というのがあるのですが、この映画は、そういう意味でお気に召したようです。

 ……でも、すぐに公開打ち切りになっちゃったんですよねえ(笑)。
 やはり万人受けする映画ではなかったということなんでしょうか。

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天野さんの新刊です!

 らいとすたっふ小説塾の第1期生の天野頌子さんの新作です。
 人気シリーズ「警視庁幽霊係」の新刊となります。今回は、メンズエステサロンを舞台に、胃弱の霊能力捜査官、柏木雅彦くんが活躍します。
 坂田靖子さんのイラストも物語世界にぴったりハマって、不思議な天野ワールドを盛り上げます。
 後味のよい軽妙なコミカルミステリーを、ぜひお楽しみください。

Amano

【書 名】紳士のためのエステ入門 警視庁幽霊係シリーズ
【著 者】天野頌子
【出版社】祥伝社 ノン・ノベル
【発行日】2008年5月12日
【定 価】838円+税
【コード】ISBN978-4-396-20847-9

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「薬師寺涼子の怪奇事件簿」アニメ化記念イベント情報

 田中さんの人気シリーズ「薬師寺涼子の怪奇事件簿」のアニメ化が決まったのが昨年のこと。いよいよ製作も佳境に入ってきました。
 先日、アフレコ現場にもお邪魔したのですが、薬師寺涼子役の生天目仁美さん、泉田準一郎役の木内秀信さん、室町由紀子役の桑島法子さんなど、メインのキャストから脇を固めるベテラン声優の皆さんまで、しっかりと「薬師寺ワールド」を作っておられました。
 どんな分野でも、プロの技というのは感動するものですが、今回も本当に凄いものだと思いました。なんといっても、声だけですべてを表現するんですからねえ。

 今回のアニメ化を記念して、「薬師寺涼子の怪奇事件簿」を刊行している出版社(講談社・光文社・祥伝社)と、キングレコードの4社が合同して、夏のイベントを企画しています。
 「薬師寺涼子TVアニメ化記念4社合同フェア」の対象書籍&CDに付いている応募券を往復ハガキに貼付して申し込むスタイルです。
 先日、4社合同の打ち合わせがあったのですが、4月中旬にフェアを開始して以来、だんだんと応募ハガキも集まってきているようでした。ご興味のある方は、ぜひ公式Webの情報ページをチェックしてみてください。
 私も田中さんと一緒に会場へ行く予定です。当日、皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

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横山さん、三木原さん情報です。

 迫力ある架空戦記で定評のある横山信義さんですが、先日、はじまった新シリーズ「鋼鉄の海嘯」の売れ行きも、おかげさまで上々のようです。
 西ではドイツと戦い、東では日本と戦うソ連に対し、アメリカが武器を供与しているため、アメリカの兵器がソ連兵士の手によって動かされ、日本軍を襲います。対する日本も、盟邦ドイツから導入した4号戦車を国産化し、ソ連軍に対抗します。
 また、北方の樺太沖では、ソ連への援助物資を満載したアメリカ輸送艦隊と、その行く手を阻む日本艦隊が対峙。一触即発の事態に。
 緊迫の度合いを増す国際情勢は、どのような道筋をたどるのか。
 今月、第2巻の刊行も予定されています。
 どうぞ楽しみにお待ちください。

 また、超大作『クリムゾン・バーニング』シリーズを完結させた三木原慧一さんも、いよいよ再始動のときが迫ってきました。
 こんどは趣向をがらりと変えて、架空戦記の王道ともいうべき作品に挑みます。
 現在、好調執筆中です。おそらく今月中には脱稿すると思われます。
 こちらも、どうぞお楽しみに。

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赤城さん、新作執筆中です。

 またしても、ずいぶん時間があいてしまいました。
 連休中、どこかに出かけられましたか?
 私は、また白馬までモデルロケットの打ち上げに行ってきました。曇り空で、ときおり小雨がぱらつくというあいにくの天気だったのですが、それでも久しぶりにモデルロケットを打ち上げることが出来て、よい気分転換になりました。
 東京近郊で、打ち上げられる場所が確保できれば一番なのですが、なかなか難しいですね。

 白馬から帰る途中、軽井沢の仕事場で執筆している赤城さんのところに寄りました。
 いま書いているのは、光文社カッパ・ノベルスで刊行予定の「帝都探偵物語」シリーズの新作です。今回も、なかなか見応えのあるシーンが連続している感じ。途中まで読んだ感じでは、「帝探」シリーズの初期のころのテイストが濃い印象。もちろん、赤城さんの筆力は当時からくらべて格段に向上していますので、より読みやすく、かつ印象的な描写になっているのが嬉しいです。
 刊行予定日がはっきりと決まりましたら、あらためてこのブログで紹介させていただきます。

 田中さんの『アルスラーン戦記』の執筆も、ようやく軌道に乗った感じ。
 どんな作品でも、書いていると一度や二度、筆が止まってしまうところがあるのですが、先々週から先週にかけて、どうやらそんなところに差し掛かっていたようです。
 ですが、ひとまずそこを抜けたみたいですので、私としても一安心。あとは一気に書き上げてもらいましょう。

 明日は、横山さん、三木原さんの新シリーズについてお伝えします。
 どうぞお楽しみに。

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