「またレポートする」と言っておきながら、ずいぶん間があいてしまいました。
まだアメリカにおります。現在、10月25日土曜日の午前9時。ロスのホテルです。
デイトンでは、ライトパターソン空軍基地にある空軍博物館を見てきました。
ここは、米空軍の総本山ということだけあって、いろんな珍しい機体を見ることが出来ます。
「第二次大戦時代」の展示コーナーでは、特攻機「桜花」の練習機タイプが展示されていました。
これは、大戦の終わり頃に登場した優秀な戦闘機、「紫電改」。
以前、スミソニアン財団の航空宇宙博物館で、広島に原爆を投下したB-29「エノラゲイ」を展示するにあたり、日本と米国でさまざまな議論が交わされたのは記憶に新しいところですが、ここには長崎に原爆を投下した「ボックスカー」が展示されていました。
ドイツ機のコレクションも充実しています。これが、フォッケウルフ190-D。
世界最初の実用ジェット戦闘機として有名な、メッサーシュミット262。
ロケット戦闘機のメッサーシュミット163。
ユンカース88D爆撃機の下には、誘導爆弾のフリッツXが置かれていました。
当然ながら、アメリカ機はほぼ完全に網羅されています。山本五十六長官の乗機を撃墜して有名になった、ロッキードP-38Lライトニング。
そうそう。忘れてはならないのが零戦です。
ここには21型が展示されていました。
博物館のカウンターで申し込み手続きをすると、別棟の「試験機・開発機の格納庫」へ行くバスに乗ることが出来ます。
その際は、身分証明書としてパスポートが必要となりますので、この博物館に行く方は、絶対にパスポートを持参してください。
ちなみに、このバスツアーも含め、博物館の入場料などはいっさい掛かりません。太っ腹です。
バスに乗って到着すると、このような格納庫に入ることが出来ます。
なかには、F-22ラプターとの競争試作に敗れた、YF-23も展示されています。
一番の目玉は、XB-70バルキリーなのですが。
いやはや、これは本当に大きな、かつ、美しい機体でした。
ほかにもたくさんの飛行機を見ることが出来ました。
このあと、私たちはデイトンからワシントンD.C.に行き、スミソニアン財団の航空宇宙博物館などを見ることになります。
こちらにつきましても、あらためてレポートさせていただきます。
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