『幻影城の時代 完全版』が出ました!
田中さんがデビューを飾った雑誌、「幻影城」。
1975年に創刊され、わずか4年足らずで休刊という短命な雑誌でしたが、日本のエンターテインメント界に与えた影響は、とても大きなものがありました。
田中さん以外にも、泡坂妻夫さん、栗本薫さん、竹本健治さん、連城三紀彦さんなどなど、現在も第一線で活躍している作家さんを輩出していることが、その証左と言えましょう。
そんななか、本多正一氏の呼びかけで、30年ぶりに「幻影城」出身作家が集いました。田中さんも短篇を書き下ろさせていただいたのですが、デビュー当時のことを思い出しつつ、楽しく筆を進めることが出来たようです。
これだけのボリュームですので、値段もそれなりのものになってしまったそうですが、だからこそ、いちど読んでそれでヨシ、という本ではなく、長く手元に置いておきたい本になったと思います。
ご自分あてのクリスマス・プレゼントとして、秋の夜長を楽しむ伴侶として、ぜひ。
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