「蘭陵王」の進みぐあい。
今朝、事務所に遊びに来た田中さん。
執筆中の「蘭陵王」の進み具合について聞いてみたところ、「トータルでは遅れていないのだけど、進んでない」とのことでした。
要するに、原稿用紙に書いた量は着々と増えているのだけど、それがうまく繋がっていないということらしいです。以前にも何度か書いたことがありますが、田中さんは原稿を書くのに、「まず書きたいところ、書けるところから書いていく」のですね。
原稿用紙に数行書いて、「ここはだいたいこれくらいかな」と何行かあけて、また数行書いていく。数行あけたところは、あとで書いて繋げるのですが、これが最初に「これくらいかな」と思ってあけた行数と、ぴったり合うのだから不思議。
これをワープロでやるのだったら、別に驚くことではないのかも知れませんが、手書き原稿でやられるのですから。
「蘭陵王」も、そういう感じでどんどん「歯抜け」の原稿が積まれている様子。
田中さん本人も、「パズルのピースだけがどんどん出来ている感じだね」と笑っていました。早く、このピースがぴたっと合う時が来て欲しいのですが。
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