横山さん、新シリーズ始動です!
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今は亡き遠藤周作先生が主宰されていた、自称「世界一の素人演劇集団」、「劇団樹座」。
その流れを受け継ぐ「殺陣クラブ」の第6回公演を観てきました。
この「殺陣クラブ」、毎月2回、いわゆる立ち回りを楽しむ稽古を続けつつ、2年に1回は立ち回りをふんだんに取り入れた芝居をする、ということ。
今回の公演では、いつもお世話になっている書評家の縄田一男先生がゲスト出演される、というので、行ってきました。
まず驚かされるのは、開演に際しての諸注意。
たいていは、「上演中の写真撮影はご遠慮ください」というところを、「写真撮影はフラッシュをたいて、どんどんやってください。自分が撮されていると思うと、素人は予想も出来ない良い演技をすることがありますので」と(笑)。
さらには、「声援、ヤジは大歓迎です。声を掛けられると、素人は予想も出来ない(以下略)」とのこと。
私もお言葉に甘えて、ばんばん写真を撮ってきました。
まぁ、今日も公演がありますので、ネタバレになる写真は出しませんが、日本橋公会堂のホールがあっという間にほぼ満席になるというのは、根強いファンがいることの証左でありましょう。
内容は、有名西部劇映画のストーリーを換骨奪胎したような……。非常に判りやすい筋立てでした。
芝居のレベルとしては、正直、けっして「高い」と言えない部分もありましたが、それでも演じる側も観る側も、芝居を存分に楽しんでいることが伝わってきて、これはこれで良いなあ、と思いました。
完璧な演技が観られる芝居ももちろん楽しいのですが、こういう芝居も、なかなか面白いもんです。
舞台がハネたあと、地下鉄とJRを乗り継いで帰宅したのですが、なんというか、心にほんわりと暖かいモノが残った夜でした。
今日の公演は12時30分会場、13時00分開演。会場は水天宮の近くの日本橋劇場(日本橋公会堂)。
たぶん当日券(2900円)もあると思うので、興味のある方は行ってみるとヨロシイのでは、と思います(笑)。
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7月20日、東京・九段会館で「栗本薫さん、お別れの会」が開かれました。
1976年、「都築道夫の生活と推理」で幻影城新人賞評論部門を受賞されてから、「文学の輪郭」(群像新人賞)、「ぼくらの時代」(江戸川乱歩賞)など、数々の文学賞を獲得、その後、大長篇ヒロイック・ファンタジー「グイン・サーガ」シリーズや、「伊集院大介」シリーズなど、エンターテインメント・ジャンルでも大きな足跡を残された栗本さん。
小説を書く才能に傑出したばかりか、ミュージカルの脚本や、作曲などにも秀でており、長唄や小唄、清元、津軽三味線にも堪能、と、まさに八面六臂の活躍ぶりを示した作家さんでした。
今回の「お別れの会」では、同じ「幻影城」出身というご縁で田中さんが挨拶をされたのですが、軽い笑いを誘うような語り口のなかにも、栗本さんへの憧憬と、その才能への惜別が濃く出ていた、秘書の私から見ても素晴らしいスピーチだったと思います。
「お別れの会」終了後、東京駅に向かうタクシーのなかで田中さんが言った、「残された者は、悲しくても書き続けなきゃならない。それが、残された者のつとめ」という言葉には、栗本薫という大きな才能に対する心からの感謝と、残された者の決意がこめられていたように思います。
栗本さん、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
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あっという間に、今年も半分が過ぎてしまいました。
このままでは、残り半年もあっという間に過ぎ去ってしまいそう。困ったものです。
ただ漫然と日を過ごすのはもったいない限りですが、逆に、日々を積み重ねることで得られるものもあります。
先日、SF作家の谷甲州先生が作家生活30周年を迎えられました。
私は、10代の頃から谷甲州先生のファンクラブに所属しております。そのご縁で、今回、祝賀パーティーの幹事を務めさせていただきました。
会場はホテル ニューオータニ。
フロア正面には、「谷甲州先生作家生活30周年記念パーティー」の大きな看板が。
30年のあいだに執筆された著作が並べられます。
まさに、日々の積み重ねと言えましょう。
高千穂遙先生の乾杯のご発声で、パーティーはスタート。
終始、なごやかな雰囲気で進みました。
編集者代表ということで、早川書房の塩澤さんによる祝辞。谷先生のますますの活躍ぶりが期待できるお話しをいただきました。
友人代表で、森下一仁さんの祝辞。谷先生が『日本沈没 第二部』執筆に至るまでのウラバナシなども披露していただきました。
谷先生のスピーチをいただいて、パーティーはお開き。
いろいろと不手際があったとは思うのですが、それなりに楽しいパーティーではなかったか、と思います。
谷先生、作家生活30周年、本当におめでとうございます。
今後もますますのご健筆に期待しております。
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