天野さんの新刊、もう1冊。
昨日、ご紹介した天野頌子さんの人気シリーズ「警視庁幽霊係」ですが、その第2作『警視庁幽霊係 恋する死体』が、祥伝社文庫に収録されました。
今回は、さきに文庫化された第1作『警視庁幽霊係』とは、まったくオモムキの違う装幀となりました。可愛らしいイラストに、興味は持っていても手を伸ばすのがためらわれていた男性諸氏にも、気軽に読んでいただけるものと思います。まあ、もうひとつ余計なことを言ってしまうと、電車のなかで他人が何を読んでいるかなんて、誰も気にしていませんから、日ごろコワモテで鳴らしている男性諸氏も、どんどん可愛らしい装幀の本を読んで欲しいと思うのですけどね(笑)。
それはともかく。
医療詐欺疑惑を探っていた探偵、新堂武彦の突然の死をめぐり、またしても警視庁幽霊係の柏木警部補が活躍する本作。
捜査の過程で浮上した、病院内の根深い犯罪疑惑とは。
「幽霊係」と銘打っていても、単なるホラーとは一線を画している、この作品。
恐がりの人にも、胸を張ってオススメできる一冊であります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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