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『鋼鉄の海嘯』シリーズ、電子書籍版の情報です。

 昨日、中央公論新社で横山信義さんと新作の打ち合わせをしてきたのですが、その席上、担当の編集さんから『鋼鉄の海嘯』シリーズの電子書籍版がすべて収められたCD-Rをいただきました。紙媒体の本(まあ、ふつうの本です)であれば、刊行時に刷り見本として10冊ていどをいただくのが一般的なのですが、電子書籍版の「見本」というのをちゃんと渡してくださるのは、この出版社くらい。
 ありがたいことです。

 さっそく、会社に戻っていつも持ち歩いているiPhoneに入れてみたのですが。
 文字が細かくて……。
 老眼が出始めた私には、けっこう辛いものがありました。

 とはいえ、ノベルス版を保管する/持ち歩くよりは、明らかに省スペースですし、省資源であることは確かです。
 私じしんは紙の本に愛着があるので、いきなりぜんぶが電子出版になってしまうというのも寂しい話だと思いますが、こういう選択肢がある、というのは悪いことではないと言えるでしょう。

 中央公論新社の「中公eブックス」では、戦記シミュレーションをはじめ、さまざまな作品の電子書籍版を購入することが出来るようです。
 ご興味のある方は、いちど覗いてみてはいかがでしょう。

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angelaさんの新曲です。

 「薬師寺涼子の怪奇事件簿」で、大変お世話になりましたangelaさんの新曲「オルタナティヴ」が、本日発売となりました。
 初回限定版にはDVDも付いている、ということですので、皆さま、ぜひよろしくお願いいたします。

 「薬師寺涼子の怪奇事件簿」では、本当に素晴らしいスタッフ&キャストに恵まれました。幸せな作品だと思います。はい。


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誰のための「仕分け」なんでしょう。

 民主党に政権交代して、いろんなことが起こりました。
 いま話題なのは、例の「仕分け」というもの。
 これ、本当に日本にとって良い結果を生むんでしょうか。

 私は会社の経営をしてます。ニキビよりも簡単に潰れそうな小さな会社です。
 でも、だからこそ収入と支出のバランスには気を遣っています。収入が厳しいな、と予想されたら支出を抑えてしのぐ。これは当然のことです。私企業ですから。
 「10円の支出を抑えるということは、10円、稼いだことと同じなんだ」という言葉を会社経営の先輩からも教えてもらいました。なかなか厳しい世界です。
 でも、私企業ならば当然のことです。収益を上げるのが目的なんですから。

 いま、政府がやっていることは、この理屈を国の予算にも当てはめているのですよね。
 でも、政府のやる事業というのは、果たして収益事業なんでしょうか。
 収益を上げることの出来る事業は民間に任せ、収益こそ上がらないものの、国民の生活を豊かにすることにつながり、国としての将来を見据えたうえで必要だと判断される事業を行うのが、国の役割なんじゃないでしょうか。
 「支出を抑えること」と「収益を上げること」が等価というのは、民間企業でのモノサシでしかないと思うのですけどね。

 さらにいえば、「支出抑制」の際に考えるのが「当面の支出」でしかないように見えるのも問題です。ここで10円抑えたことで、将来100円損をするようなことがあったら、果たしてそれは本当に「支出を抑えた」ことになるんでしょうか。

 今回の「仕分け」では、基礎的研究に関する予算が軒並み否定されてしまっています。日本は資源も乏しければ、土地も限られています。人材や技術でしか勝負できない国で、基礎的研究にお金を注ぎ込まないというのは、正直、自殺行為としか思えません。

 少し前までは「技術立国」などと言っていた国が、あっという間に他国に追い抜かれてしまうんです。なんとも寂しい話です。

 結局のところ、「無駄を省く」という、誰もが頷くような言葉のもとで、自分たちの足元を堀り崩しているような状況では、ますます状況は悪くなるでしょう。
 しかも、その支出を抑制する目的が、単に自分たちがマニフェストで発表した公約を実行するための予算確保、というのですから情けない話です。
 私も子どもを育てている身ですから、「子ども手当」とやらがあれば助かります。でも、そんなばらまきをするのであれば、その分の予算を、子どもたちの世代が安心して暮らせるような社会作りに使って欲しいと思います。
 以前の自公政権でも同じようなことがありましたが、どうして政府のエライ人たちは、「お金を恵んでやれば、庶民は喜んで政権を支持する」なんて思うんでしょう。
 いまの「普通の」日本人は、そんなに卑しくはありませんよ。
 このままでは、本当にどうなってしまうのか。
 正直、心配になってしまいます。

 と、ふだんはアホな日記しか書いていない私ですが、久しぶりに心底呆れ果てたので。

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池袋でおやじを見てきました。

 今年の春、池袋東口を中心にした一帯を舞台に開催された「第一回フェスティバル/トーキョー」。
 1ヶ月の会期のなかで、19演目、128ステージという多種多様な催しが開かれました。
 そのなかでも異彩を放っていたのが、芸術劇場前の特設ドームのなかに設けられた「おやじカフェ」。
 公募で集まった自称「おやじ」たちが、立ち寄る人たちに「薄ら笑い」と「奇妙な居心地の良さ」を提供しました。

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 この秋、第二回フェスティバル/トーキョーの開催に際して、この「おやじカフェ」も帰ってきました。
 昨日が初日ということだったのですが、どうしても所用で行くことがかなわず、今日のお昼に顔を出してきました。

 今回は、前回に引き続きの出演となる「先輩おやじ」と、今回の公演を機に参加した「後輩おやじ」の微妙な温度差も楽しみのひとつ。
 今後は、11月21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)、12月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)に開催されるそうです。
 時間はすべて正午から午後10時までということ。
 芸術、というと堅苦しいイメージがありますが、人生経験を重ねた燻し銀のおやじたちが、すっかり肩の力を抜いたステージを見せてくれます。
 この説明だけを読んでも、いったいなにやら判らないと思いますが、ぜひ皆さんも実際に見てみてください。
 その虜になること請け合いです。

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焼きそばの話。

 最近、ひそかに焼きそばがブームなんだそうです。
 考えてみれば、焼きそばの3玉セットが200円前後。これに野菜やモヤシを入れ、安い豚バラでも入れて炒めてしまえば、安いながらもそれなりにバランスの良い食事になります。それに、なんと言っても美味しいですし。
 私が家庭で作るのは、ソース焼きそばがメインなのですが、中華味のあんを掛けた「あんかけ焼きそば」も大好きです。ソース焼きそばに比べて、ちょっと高級な感じがしたりして。

 この「あんかけ焼きそば」にも、麺が固いものと柔らかいものがあります。
 私は固いほうが好みなのですが、赤城さんは柔らかいほうが好みなんだそうで。
 固い麺のところが、だんだんスープで柔らかくなっていくあたりが好きな私なのですが、これは好みの問題ですものねえ。

 あんかけ焼きそばによく似たものに、長崎の皿うどんがあるのですが、実はコレにも「麺が細い派」と「麺が太い派」があるんだそう。
 たいして違わない、と言ってしまえばそれまでの話なのですが、逆にそれだからこそ、こだわりたい部分なのかも知れませんね。


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「タイタニア」DVD&Blu-ray第11巻、いよいよ発売!

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 好評発売中のアニメ「タイタニア」のDVD&Blu-rayですが、第11巻が発売となります。
 今回は、第20話「エスタールの邂逅」と第21話「野望のプレリュード」が収録されます。

 タイタニアに生まれた以上、より高みを目指さないはずはない、とも言えるのですが、なかでも大きな野心を裡に秘めているのがイドリス・タイタニア。
 彼は、自らの目的を達するためには、身内であるジュスランをも排除すべく、さまざまな策を企てます。
 今回は、そのイドリスがジュスランに抱く隔意の発端までが描かれます。

 どうぞお見逃しなく!


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「修道女フィデルマ」シリーズの新刊に解説を書きました。

Hebi1

Hebi2

 東京創元社の創元推理文庫から出ている、「修道女フィデルマ」シリーズ。
 その最新刊「蛇、もっとも禍し」に、田中さんが解説を書きました。

 王の妹で、法廷弁護士で、たぐいまれなる美貌の持ち主という、「そこまで完璧にしてしまうのは、キャラクター造型として如何なものか」と憎まれ口の一つも叩きたくなる、フィデルマを主人公として、さまざまな謎が描かれます。
 田中さんの解説を先に読めば、フィデルマ・ワールドの面白さがより一層際立つ……はず。
 どうぞよろしくお願いいたします。


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「銀河英雄伝説」の艦船が一堂に会しました。

 うちの会社で販売している、「銀河英雄伝説」フリート・ファイル・コレクション。
 おかげさまで、このたび第8弾をリリースすることが出来ました。
 「銀英伝OVAに登場する艦船は、すべて模型化する」という目標からすれば、まだまだ先は長い話なのですが、なにとぞよろしくお願いいたします。

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 そんななか、「いままで製作・販売してきた艦船を一堂に集めてみたら、どんな感じになるんだろう」と思い立ち、写真撮影を行ってみました。
 うひゃ~、宇宙戦艦で佃煮が出来るぞ~。

 私が子どもの頃は、ウォーターライン・シリーズが全盛期で、子どもたちも「作る楽しさ、集める喜び」を存分に楽しんでいたのですが、いつしか、その手の模型は人気が下火になってきた様子。
 この「銀河英雄伝説」フリート・ファイル・コレクションは塗装済み完成品ですので、「作る楽しさ」は味わえないかも知れませんが、このように「集める楽しさ」は、とっても大きなものがあります。
 全国の大手ホビーショップのほか、弊社webショップでも販売中です。
 どうぞよろしくお願いします。

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赤城さん、軽井沢から東京へ。

 夏の間、仕事場を涼しい軽井沢に移す田中さんと赤城さん。
 今年は田中さんが早めに引き上げたので、残っていたのは赤城さん一人。
 でも、さすがに涼しいを通り越して寒くなってきたということで、東京に引き上げることに。

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 軽井沢は、紅葉がとってもきれいでした。

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 資料を入れたボール箱で、車はほぼ満載状態。
 サスペンションはぐぐん、と沈んでいました。

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 しっかりと戸締まりをして、さぁ帰ろう、と思ったら。
 雨戸代わりのシャッターに、カメムシがびっしり。
 どうやら、収納されていたシャッターのなかに潜り込んで越冬しようとしていたのに、シャッターを引き出してしまったので泡を食っていたようす。ごめんね。

 今年も、軽井沢でさまざまな作品を書き上げた赤城さん。
 これからは東京で執筆をすることになります。
 さて、どんな作品が生まれるんでしょう。どうぞお楽しみに。

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田中さんのおみやげ

 週末、温泉に遊びに行ったという田中さんがくれたおみやげ。
 事務所スタッフには温泉まんじゅう。

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 私にはコレ。

 「ぜひ君に飲んで欲しいと思って買ってきたんだから、ほかの人にあげたりしちゃダメですからね」
 ……ありがたいことです。ほんと。 

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母校に行ってきました。

 今日から11月。
 もう今年も残すところ2ヶ月。早いですね。

 今日は、私の母校の文化祭に行ってきました。
 私が卒業した東京都立航空工業高等専門学校(航空高専)は、組織改編ですでに都立産業技術高専に名前が変わっています。
 現在は航空高専と産業高専が同じキャンパスにいるのですが、航空高専として最後の卒業生を送り出した来年3月末には、ついに航空高専は閉校となるそうです。
 ですから、今年はいわば「航空高専として最後の文化祭」なわけでして。

 久しぶりに顔を出した母校だったのですが、実は私が勉強した頃の校舎はすでに解体されていて、現在の校舎にはまったく馴染みがないのです。
 おかげで、館内見取り図を見ながら迷ってしまったくらい。

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 航空高専だけあって、実物の飛行機やヘリコプターも多数、教材として保管されているのですが、私が在学していた頃は、こんなにキレイな場所じゃなかったです。

 適当にぶらぶらして来ましたが、実験室の見学では若い学生が熱心に説明してくれたりして、けっこう楽しめました。
 皆さん、身体には気をつけて学業に励んでくださいね。

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