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『七都市物語』シェアドワールドが文庫化されました!

Nanatoshi

 田中さんが1990年に書いた『七都市物語』。
 この世界設定を使って、四名の作家さんたちが競演した「『七都市物語』シェアドワールド」が、いよいよ徳間文庫に収められました。

 小川一水さん、森福都さん、横山信義さん、羅門祐人さん。
 皆さん、それぞれの得意とする分野で「七都市物語世界」を、よりいっそう盛り上げてくださっています。
 本編『七都市物語』と合わせてどうぞ。



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舞台「銀河英雄伝説」のDVDが発売されました!

Ginga

 今年の1月に東京/青山劇場で上演された、舞台「銀河英雄伝説」第1章 銀河帝国編が、ついにDVDとなりました。
 実は、4月22日に発売だったのですが、今日、手元に届いたものでして(笑)。

 千秋楽を迎えたのが昨日のことのように思えるのですが、その後、日本では大地震、大津波、そして原発事故と、大きな災害が立て続けに起こったのですね。

 被災地の皆さんはもちろんのこと、ほかの地域に暮らす方々も、先の見通しの立たないことが多いなか、ストレスが溜まることもありましょう。
 そんなとき、少しでも緊張を解きほぐすお手伝いが出来れば嬉しいです。

 主演の松坂桃李さん、崎本大海さんをはじめ、宇野実彩子さん、中河内雅貴さん、東山義久さん、ジェームズ小野田さん、堀川りょうさん、貴水博之さん、白羽ゆりさん、長谷川初範さん、ほかにも多くのキャストが華麗にステージを彩ります。
 どうぞたっぷりと「銀河英雄伝説」の世界をお楽しみくださいませ。


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ワンフェス2011【夏】の当日版権を受け付けます。

 1年に2回開催される、ガレージキットとおもちゃの祭典「ワンダーフェスティバル」。通称、ワンフェス。
 このイベントの特徴ともなっているのが「当日版権」許諾という制度です。
 これは、アニメやコミックのキャラクターやメカなど、各アニメの制作委員会や出版社、作家が保持している「版権」を、ワンフェス当日の1日に限って許諾してしまうという物。この制度があることで、アマチュア造形作家は、権利者からきちんとした許諾を得た「商品」として、自分たちの造形物を頒布することが出来るのです。

 ところが、今夏に行われる「ワンダーフェスティバル2011【夏】」では、東北大震災の影響で、この当日版権制度の取り扱いを中止するという決定がなされています。
 これは、被災により版権を申請する人たちと版権元との連絡が取りにくくなっているという理由があるようです。

 とはいえ、私の会社は幸いにもまったく被害を受けることなく通常業務を行っておりますので、版権申請ならびに審査をすることに、なんら問題はございません。
 そのため、ワンフェス実行委員会とも相談したうえで、今回に限り、直接、当日版権の申請を受け付けることとします。
 もし、有限会社らいとすたっふの扱う版権物で、造形物を作ろうという方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 有限会社らいとすたっふが扱う版権は、以下の通りです。
・横山信義作品のすべて
・田中芳樹作品のうち、OVA「銀河英雄伝説」を除くすべて。
 OVA「銀河英雄伝説」につきましては、株式会社徳間書店が版権申請窓口となっております。ただ、徳間書店が弊社同様に、直接の当日版権申請および審査を受け付けるかどうかは未確認です。もし、OVA「銀河英雄伝説」の当日版権申請をお考えになっている方がおいででしたら、まず弊社までご相談ください。
・その他、有限会社らいとすたっふに所属する作家の小説を題材とするもの。

 お問い合わせは、master@wrightstaff.co.jpとなります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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厚生労働省が作った「風評被害」の話。

 厚生労働省は1日、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが先月31日に検出された福島県天栄村産の牛肉について、同一個体の2検体を再検査をした結果、放射性物質は一切出なかったと発表した。元の検査過程に問題があった可能性が高く、汚染の疑いはないとみられる。
 1日に同一個体のもも肉とサーロインを改めて検査したが、ヨウ素131、セシウムのいずれも検出されなかった。
 31日の検査では、もも肉から規制値を10ベクレル上回る510ベクレルのセシウムが検出され、食肉で初めて規制値を超過した。厚労省は「検査過程を検証中」としている。 

 福島県天栄村で生産された牛肉から、国の暫定規制値を超える放射性物質が検出された、というニュースの続報がこれです。
 要するに「誤報」だったわけです。

 もともと、このニュースには疑問点がありました。
 福島第一原子力発電所の事故で、大気中に放射性物質が放出されたのは3月15日のこと。
 この牛肉が食肉処理されたのも、3月15日ということでした。
 とすると、明らかに時系列的に無理があります。

 牛が(牛に限りませんが)、体内に放射性物質を取り込むとすれば、大気に含まれた放射性物質を吸引するか、餌に含まれた放射性物質を摂取するか、飲み水に含まれた放射性物質を飲むか。それくらいしかありません。放射性物質を含んだ雨に打たれるということもありますが、体毛・表皮は食肉処理の段階で除かれますから、考慮に入れる必要なないと思います。

 しかも、この第一報では「牛肉から」検出されたと報じています。
 ということは、体内に蓄積されたということです。肺などの呼吸器であれば大気から、消化器官であれば餌や水からの汚染も考えられますが(それだって、3月15日のその日に、というのは無理があります)、筋肉である食肉部分に蓄積されるというのは、ちょっと考えられません。

 私は、食肉処理はおろか、放射性物質など原子力関連の知識、情報についても素人です。
 その素人ですら、「これはおかしくないか?」と思えることを、どうして厚生労働省のお役人は疑問に思わなかったのでしょう。
 ニュースを伝えたマスコミ関係者の方のなかに、「あれ?」と思われた方は、いらっしゃらなかったのでしょうか。

 このニュースはこうして否定されましたが、それでも福島県産の牛肉については「悪いイメージ」を持ってしまった方もいらっしゃるでしょう。
 マスコミは、この「厚生労働省が作り出した風評被害」をしっかりと報道することで、福島県の畜産関係者の皆さんの名誉を回復すべきだと思います。
 加えて、厚生労働省に限らず、ニュースソースが発表したリリースをそのままタレ流すのではなく、自分たちでもしっかり検証して欲しいと願います。

 地震と津波までは天災でしたが、原子力災害は人災です。
 そのうえ、さらに「誤報」でそれを拡大してはいけないと思うのです。
 この苦しい時期、偏見と風評に追い打ちを掛けられつつも、それでも食の安全に誇りをもって生産されているすべての農業/漁業従事者の皆様に、心からの感謝と応援を送りたいと思います。

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今日から新年度ですね。

 今日から新年度。
 会社のある中野界隈でも、新入社員とおぼしき人たちをたくさん見ます。
 私も20年以上前になりますが、着慣れないスーツに身を包んで、大手プラントエンジニアリング会社の入社式に臨みました。いまはまったく違う業種に就いておりますが……。

 そういえば、大学院在学中に作家デビューしてしまった田中さんは、会社員経験がありません。そこまでは知っていたのですが、本人いわく「ちゃんと学部を出るときに就職活動はやったんだ」そうです。
 しかも、就職試験を受けたのは、某FM局。それだけでも驚くのに、書類選考を通って、面接までこぎ着けていたといいますから、さらにびっくりです。
 なんでFM局を受けたのかと聞いてみたら、「まあ、なんとなくかな」と笑っていましたので、とくにこだわりがあったわけではないようですが。

 さて。
 肝心な面接試験の当日。
 ここで田中青年に、大きな人生の選択を迫る出来事が持ち上がったのです。

 なんと、田中さんが大ファンだった、阪急ブレーブスが初の日本一に輝いたのです。
 しかも、面接会場から徒歩5分のところで、選手たちのサイン会が行われたとのこと。

 「就職試験はこれからもある。でも、阪急ブレーブスが日本一になるのは、これが最後だろう」と考えた田中さんは、迷いなくサイン会会場に向かったそうです。
 「だって、山田、加藤、福本、マルカーノ、ウィリアムスが来るっていうんだよ、こりゃあ見逃せないよ」とのこと。
 なるほど、そういうモノなのですな。

 このハナシのオチは、「日本一になるのは、これが最後だろう」と思った阪急ブレーブスが、それから3年連続で日本一になったことなんですけどね(笑)。

 まあ、田中さんがFM局に勤めていたら『銀河英雄伝説』はもちろん、ほかの作品も読めなかったわけですから、それはラッキーだったと思うべきなのでしょうね。

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