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今日から新年度ですね。

 今日から新年度。
 会社のある中野界隈でも、新入社員とおぼしき人たちをたくさん見ます。
 私も20年以上前になりますが、着慣れないスーツに身を包んで、大手プラントエンジニアリング会社の入社式に臨みました。いまはまったく違う業種に就いておりますが……。

 そういえば、大学院在学中に作家デビューしてしまった田中さんは、会社員経験がありません。そこまでは知っていたのですが、本人いわく「ちゃんと学部を出るときに就職活動はやったんだ」そうです。
 しかも、就職試験を受けたのは、某FM局。それだけでも驚くのに、書類選考を通って、面接までこぎ着けていたといいますから、さらにびっくりです。
 なんでFM局を受けたのかと聞いてみたら、「まあ、なんとなくかな」と笑っていましたので、とくにこだわりがあったわけではないようですが。

 さて。
 肝心な面接試験の当日。
 ここで田中青年に、大きな人生の選択を迫る出来事が持ち上がったのです。

 なんと、田中さんが大ファンだった、阪急ブレーブスが初の日本一に輝いたのです。
 しかも、面接会場から徒歩5分のところで、選手たちのサイン会が行われたとのこと。

 「就職試験はこれからもある。でも、阪急ブレーブスが日本一になるのは、これが最後だろう」と考えた田中さんは、迷いなくサイン会会場に向かったそうです。
 「だって、山田、加藤、福本、マルカーノ、ウィリアムスが来るっていうんだよ、こりゃあ見逃せないよ」とのこと。
 なるほど、そういうモノなのですな。

 このハナシのオチは、「日本一になるのは、これが最後だろう」と思った阪急ブレーブスが、それから3年連続で日本一になったことなんですけどね(笑)。

 まあ、田中さんがFM局に勤めていたら『銀河英雄伝説』はもちろん、ほかの作品も読めなかったわけですから、それはラッキーだったと思うべきなのでしょうね。

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