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未曾有の大災害から1年が経ちました。

 3月11日。
 1年前のこの日。午後2時46分に東日本大震災が発生しました。
 当初はM8と報道されていましたが、すぐに修正され、M9と記録されています。1923年の関東大震災の45倍。阪神淡路大震災の1450倍のエネルギーが解放されたことになります。そのすさまじい破壊力により、大きな津波が発生。岩手県から宮城県、福島県の浜通り地方を襲った津波は内陸6キロまで達し、甚大な被害をもたらしました。この揺れと津波によって、多くの建物が倒壊、破壊され、多くの貴い命が失われました。
 さらには、この津波によって福島県の東京電力福島第一原子力発電所が全電源喪失状態となり、冷却機能を失った原子炉は炉心溶融と水素爆発によって、大量の放射性物質を放出、付近を汚染しました。

 まさに、未曾有の大災害というしかない、東日本大震災。
 いまなお被災地では仮設住宅などで不自由な暮らしを強いられている方が大勢いらっしゃいます。さらには、漁業およびその関連業種も、地震や津波により多くの設備が破壊されたため、多くの人が就業できない状態と聞きます。
 被災地での復旧/復興も、さまざまな要因が絡み、思ったようには進まないようです。

 被災後1年を経過しても、なかなか復興の姿が見えてこないことに対し、政府や行政の不備を指摘する声があります。
 たしかに、これは事実だと思います。震災からの復興を支援するために設立された復興庁ですら、発足したのは今年の2月10日です。いかにも後手後手に回っている感が否めません。
 ただ、冒頭にも述べました通り、今回の地震は阪神淡路大震災の1450倍のエネルギーをもつ巨大地震によってもたらされた大災害です。
 津波によって被災した地域も、非常に広範囲に拡がっています。この莫大な被害を1年で旧に復することは、ありていにいって不可能でしょう。

 1年ということで、ひとつの区切りを付ける感もあります。たしかに、震災発生当時に必要とされた、当面の命をつなぐための支援は一段落したと思います。
 ですが、この先、生活を再建するための支援は、まだまだ長い時間、必要になると思います。
 私なども東京に住んでいる者として、どのような支援が出来るか、考えてしまうところではありますが、まずは被災地の現状を心に留めて、自分の出来ることをやっていきたいと考えています。

 大震災の発生から一年。
 あの日、喪われた多くの尊い生命に、心から哀悼の意を表します。
 また、被災された皆さんには、一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。

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