『蘭陵王』、文春文庫版の刊行です!
田中さんの中国モノ、『蘭陵王』が、このたび文春文庫に加わりました。
六世紀の中国、南北朝時代とも呼ばれる動乱の世の中で、北斉は無能な皇帝の乱脈を極めた統治のもと、西に北周、南に陳、北に突厥と、三方を強敵に囲まれていた。
北斎の皇族、蘭陵王・高長恭は、あまりの美貌ゆえに仮面を付けて戦場に立ったと伝えられるが、知勇兼備、不敗の名将として、傾きかけた国を死力を尽くして支えていた。
北斉の蘭陵王・長恭は、才武して貌美しく、常に仮面を著け、以て敵に対す
戦場を駆ける仮面の貴公子を描いた物語、解説は『僕僕先生』で鮮烈なデビューを飾り、その後も中国に題材を得た小説などを数多く執筆されている、仁木英之先生が書いてくださいました。この解説だけでも、文庫版を買う価値があると思ってしまう私。
どうぞよろしくお願いいたします。
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コメント
田中芳樹ファンとしては微妙な事に、あまり中国史に興味が無く、その殆どが未読であるのですが、「蘭陵王」の話は少しだけ小耳に挟んだ事もあり、文庫化されるとの事なので、発売されましたら本屋に顔を出したいと思います。
ただ、1つお願いがあります。
こういった刊行情報は大変ありがたいのですが、発売日もあわせて明記して頂けると幸いです。
投稿: hyoju | 2012年3月 6日 12時53分