舞台「銀河英雄伝説」第二章 自由惑星同盟篇。
本日、4月18日の昼公演を終えたところで、東京での公演の半分が終わったことになります。おかげさまで、好評のうちに折り返し点を迎えることが出来たこと、お客様はもちろんですが、連日のハード・スケジュールをこなしてくださっているキャスト&スタッフの皆さまに心から御礼申し上げます。
22日の東京楽日、また、28日、29日の大阪公演まで、どうぞよろしくお願いいたします。
さて。
連日、劇場にお邪魔して、ときには客席で、ときには楽屋モニターで観劇をさせていただいている私。
前半戦を終えたところで、個人的に「ココは見どころ」というところを幾つかピックアップさせていただきます。基本的にネタバレはしませんが、先入観なしで舞台を見たいという方は、ここでページを閉じていただけるとありがたいです。
■冒頭のダンスシーンは必見。
今回、初めて自由惑星同盟サイドを扱うということで、自由惑星同盟の成り立ちについても触れることになります。アーレ・ハイネセンがドライアイスの船を作り、多くの仲間とともに長征一万光年とも呼ばれる長い脱出行に出るまで。その旅程の途中でハイネセンが命を落とし、彼を慕う同志たちが悲嘆にくれる場面を、今回の舞台ではダンスを組み合わせて表現しています。
このダンスが素晴らしいのです。
また、ダンスの節目にスタントチームの演技も挟まれるのですが、これもまた、劇場の空気を一気に熱くするパワーがあります。
どうぞ皆さま、開演時間には遅れずに会場にお入りください。
冒頭のシーン、見逃すにはあまりにも惜しいです。
■スパルタニアン・チームの息の合った掛け合いを楽しんでください。
中川晃教さん演じるポプランと、その仲間たち。
同盟軍の戦闘機、スパルタニアンを操る男たちです。
彼らのアクションシーンは、映像と融合した演出もあって、大迫力でお楽しみいただけるかと思います。そんなアクションと同じくらい、彼らスパルタニアン・チームが力を入れているのが、コメディ要素の多い掛け合い。楽屋では、毎日、新しいセリフを練習しています。ここはぜひ、何度もご覧頂きたいシーンです。
■フォーク准将、お身体はお大事に。
第二幕の終幕近く。統合作戦本部の参謀、フォーク准将が登場します。
原作やアニメでご存じの方も多いかと思いますが、いささか厄介な持病をお持ちの方です。で、今回も舞台で持病が発症してしまいます。
今回、フォーク准将を演じるのは樋口夢祈さんなのですが、本当に私のイメージ通りのフォーク准将を再現してくださいました。ただ、舞台の床は硬いと思います。くれぐれも怪我にはお気を付け下さい。
■帝国軍人の矜恃がここに。
カーテンコールで、キャスト全員が歌う「Searching for the light」
途中、みんなが歓喜を爆発させ、大きな歌声になっていくのですが、そのなかにあっても一人、謹厳な佇まいを崩さず、歌いあげていくのは、ゼークトこと、伊藤哲哉さん。帝国軍の高級士官の軍服に身を包んだ、その端正な姿には、銀河帝国軍人の矜恃を見る思いです。
ほかの皆さんも、役柄にそった歌い方をされています。そのあたりも、ぜひ確かめてみてください。
いろいろと書いて参りましたが、舞台というモノは、10人の方が観れば、10通りの楽しみ方があるエンターテインメントだと思います。
ぜひ、実際に劇場に足をお運びいただき、皆さんそれぞれの楽しいシーンを見つけて下さると、本当に嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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