舞台「銀河英雄伝説」第二章 自由惑星同盟篇初日から一夜あけて……。
舞台「銀河英雄伝説」の幕が開いてから一晩が過ぎました。
私も初回は客席で見せていただいたのですが、稽古場ともゲネプロとも違う、本当に完成度の高い舞台だったと思います。やはり、舞台というものは、見てくださるお客様がいて、初めて完成するものなのですね。
初回の舞台では、早くもスタンディング・オベーションを送ってくださるお客様もいらっしゃいました。本当にありがたいことです。
河村さんのヤンについて、お客様から「OVA版でヤンを演じられた富山さんの声を彷彿とさせる」という感想を頂きました。
たしかに、私も最初のうちはそう思っていました。
ですが、河村さんは、ご自身のなかで原作に描かれたヤン・ウェンリー像を解釈して、それをご自身の身体で表現されているのですね。
富山さんも、OVA「銀河英雄伝説」を制作したときには、原作に描かれたヤン・ウェンリーという人物を、声で表現したのだと思います。
同じ人物を演じるわけですから、似てくるのは必然ということでしょう。
このさき、アニメ版がリメイクされることもあるかも知れません。将来、舞台版のヤンをほかの方が演じることがあるかも知れません。
そういうときには、そのときに演じる方が、その方の解釈で、ヤン・ウェンリーという人物を表現していただければ、と思います。
それが、原作者サイドとしての願いです。
ちなみに、今回の舞台「銀河英雄伝説」第二章 自由惑星同盟篇のキャスティングについてですが、私はもちろん、田中さんも「ベストの方たちを選んでいただいた」と思っています。まあ、なかには大澄さんのように、「え?この人にお願いするの。踊る役じゃないのに贅沢だなあ」などという感想を抱いたこともありますが、実際にムライを演じる大澄さんを見ると、「謹厳実直」を絵に描いたようなムライとしか見えなくて、キャスティング担当の方の慧眼に感服した次第。
舞台「銀河英雄伝説」第二章 自由惑星同盟篇。
どうぞ国際フォーラムCホールまで、ヤン艦隊の面々に会いに来ていただければ嬉しいです。私も劇場でお待ちしております。
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