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小前亮さんの『王道の樹』が改題のうえ、祥伝社文庫に入りました。

Fukenoumou

 小前さんが2008年10月に『王道の樹』として発表した、長篇中国歴史小説が、『苻堅と王猛 不世出の名君と臥竜の軍師』と改題したうえで、祥伝社文庫に収められました。

 四世紀なかば、諸民族が覇を競う五胡十六国時代の中国で、氐族の青年・苻堅は全民族が平等に暮らせる統一国家建設を志していた。
 氐族の秦と鮮卑族の燕が中原を二分、江南には中華の正統を継ぐ漢族の東晋が盤踞するなか、臥竜の軍師、王猛を得た苻堅は秦の皇帝となり燕を併呑。ついに東晋に挑むが……。
 史上初、民族融和の壮図を目指した不世出の名君を描く歴史巨篇!

 解説は、文藝評論家の縄田一男先生にお願いしたのですが、「読了してから一時間あまり、涙が流れるままになっていた」とまで書いて頂きました。
 愚直なまでの理想を追い求め続ける主人公の姿は、いまの私たちが心の奥底から望んでいる君主の姿に思えます。
 未読の方、ぜひお手に取ってご覧になってください。

 『苻堅と王猛』は、4月12日に発売です。


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